先日は、歩こう会に参加した記事を書きました。
本日は、「歩く事のメリット」について、私の経験則に基づく紹介です。
①「存在」のPR
島では、移動のために車に乗る人が圧倒的に多いです。
しかし、そこをあえて歩いていると、「珍しい人」になります。
そのため、知り合いから、
この間、〇〇の辺りを歩いているのを見かけたよ。
と声をかけて貰う事が多いです。
年末年始は千葉に帰っていたのですが、そこでも私は沢山歩きました。
改めて気が付いたのですが、都会の人は「歩いている他人」を殆ど見ていません。
出くわす人数が多いので、当然と言えば当然ですが。。
ところが島では、人口密度が低いため、相対的に「歩いている人間に対する関心」が高くなります。
知名度を上げたい人にとっては、時間を節約して車やバイクに乗るよりも、「移動時間=存在の証明」だと決めて歩いた方が、お得な気がします。
②「見落とし」に気が付く
歩いていると、高速移動では見落としてしまう景色に出くわす事が出来ます。
例えば新しいお店とか、道路工事の進捗状況とか、或いは道路に落ちているゴミの種類とか。
こうした景色は、別に見なくても日常生活そのものに支障はありません。
ただ、世の中に対して新しい価値を提案するためには、「人とは違った世界を観察する」必要があると思っています。
大きなモノや目立つものは、多くの人の目に留まるので、「見る事自体の価値」がそれほど高くありません。
逆に、小さなモノから大きな発見が得られる事もあります。
歩くことによって、多くの人が見落としてしまう情報を、街の中から発見する事が出来ます。
➂リスクが低い
高速移動は基本的に、リスクとの隣り合わせです。
事故に遭うリスクという面では、歩道を歩くことが最も低い訳です。
そのため、交通事故を撲滅する最も効果的な方法は、車の交通量そのものを減らす事です。
ところが、車依存となってしまっている島社会では、これが中々難しいのも事実です。
そうした面からも、「歩く事の価値が高まる」制度設計が出来れば、もっと新しい価値が生まれるような気がします。
例えば、昔ドラクエと言うゲームで、
「歩くたびに経験値が溜まるアイテム」
があったと思います。今はデジタルな方法で、これが十分に実現可能です。健康増進のために、自治体ポイントを歩くことに付与してみるのも良いかもしれません。
今年の抱負
そんなわけで、2020年は
2km以内の移動だったら歩く
をスタンスに、生活をしようと思います。
主な活動範囲は「五島市役所から半径1.5km」くらいになるかと思います。
見かけたら気軽に声をかけてみてください(^^)