今年1年間は、風邪をひいたりランニングをしたりしながら、選挙活動をしていました。
本日は、そんな選挙活動を通じて、感じる事を書いてみます。
選挙家として
最近は、着実にレベルアップをしているように感じます。例えば
- 1時間で訪問できる戸数が飛躍的に向上
- イベントで配れる名刺の数が飛躍的に向上
という事で、知名度を上げやすくなってきていると感じます。
とはいえ、毎日活動をしているので、レベルアップをするのも自然な事なのかな、と思います。
それと同時に、「バカレベル」も同じくらい上がっているように感じます。
バカレベルとは、要するに「深く物事を考えないで行動する」という事です。
バカレベルが高まると、選挙家としての行動力に磨きがかかり、いちいち躊躇せずに踏み出すことが出来ます。
自分の名前がデカデカと書かれたTシャツを着て街中を走る事や、それを来て人が集まるイベントに参加する事も、もはや日常生活の一部となっています。
選挙家に必要な事は、バカレベルを上げて、行動力を高め、最終的に知名度の向上に繋げる、という一連のサイクルです。
選挙家(特に新人)は、行動すればするほど、バカになります。
政治家として
私はあと半年くらい、この「選挙家」としての活動を続けるため、益々バカになりそうです。
ところが、選挙家としてのレベルを高めて「政治家」になった時、今度は全く別の資質が求められます。
バカな人間が政治のハンドルを握ると、大きな事故に繋がりかねません。
行動力も大事ですが、政治家はある程度、物事を思慮深く考えて、そのうえで行動をする事が大事だと思います。
そこにはスピード感とのバランスもあるので、「考え過ぎで意思決定をしない事」も問題です。
ただし、勢いが重視される選挙家よりも、政治家にとっては「思考」のプロセスや、人間関係のマネジメント力が求められます。
つまり、何が言いたいのかと言うと、「選挙家」に求められる資質と「政治家」に求められる資質は異なるため、
私は「政治家」になるための準備がちゃんと出来ているのだろうか?
という事です。
今現在は、順調に「選挙家」としてレベルアップをしていると感じます。
ただ、その先にある「政治家」としてのレベルアップは、まだ経験していないので上げようもありません。
が、当然素人ですので、準備が必要かと思います。
何か出来る事があったら、実践していきたいと思う今日この頃です。
順調なステップアップ?
私の行動(いきなりの市長選挙出馬)に対して、
まずは市議になって、そこから順当にステップアップした方がいいんじゃないの?
という声をよく聴きます。理屈としては正論のように聞こえますし、理解もできます。
しかし、あえて考えてみたら、
- 地方自治の「市長」と「市議」の仕事は、本来全く別物
- 「市議」は「市長」になるための必要条件ではない
と思っています。それに、チャンスが目の前に転がっているのに、「バッターボックスに立たない理由がない」と言うのが私の意見です。
「準備運動が出来てから、バッターボックスに立ちます」
と言っているようでは、一生チャンスは訪れません。
何を生き急いでいるの?
と思われるかもしれませんが、私の考えとしては、
チャンスは今、この瞬間しかない
と思っています。年齢も経験も関係ありません。
そもそも、準備運動が出来る頃には、環境が変わってしまっている可能性が高いです。
- 自分が病気になったり事故に遭ったり
- 家族が不慮の事故にあったり
- 別の可能性が現れてしまったり
という感じで、将来的なチャンスがあるかどうかは、一向に保証されていません。
こういう考え方自体が、バカなのかもしれません。
が、これは考え方と言うよりも、生き方の問題なのかな、とも思います。原理的に、私たちの生活では
いつ何が起こるか分からない
です。私は、バッターボックスに立つ機会があるのに、それを先延ばしにしたことを後悔したくないと思っています。
失敗しても笑って許される。
それが次の良い経験と学びに繋がる。
無茶なチャレンジでも推奨される。
社会全体がそんな雰囲気になれば、今よりも少しだけ、良い社会になって行くのではないでしょうか。