国の政策・県の政策・市の政策
選挙があるたび、政治家の皆さんは「政策」を訴えます。いろいろな数字を並べて、いろいろな方法を唱えて。
ただ、福岡市の市長が書かれた本を読んで思ったのですが、
政策で人間は幸せになれない
というのは、ある意味で真実だと思います。
極端な例で考えてみます。
ベーシックインカムと称して五島市民の皆さんに毎月10万円の給付があったとしましょう。
最初のうちは、みな喜んでお金の恩恵を受けますが、五島市は経済的に、「穴の空いたバケツ」であると言われます。
買い物や娯楽の場所が少ないので、結局島の外でお金を消費する、という事です。
そのため、島外でお金を散在したり、こっそり他の市町村に移住する、というのが殆どではないでしょうか。
つまり、
経済的に苦しいからお金を配る
だけでは、金魚に餌をドバっと投入するようなもので、あまり意味がありません。その他にも、
- 病院を増やしたり
- 交通アクセスを改善したり
- ゴミを減らしたり
行政の方針で何かの政策を推進したとしても、あまり意味はありません。大切なのは、行政に頼らず自分たちで何かをする(しなければいけない)という発想ではないでしょうか。
行政の役割としては、憲法で定められている最低限度の生活保障(年金や医療・介護など)を支える事ではないでしょうか。
- 〇〇祭り
- ××推進
- △導入
というのは、一旦全部廃止して、「小さな政府」を掲げて
「何もしない政策」という発想もアリかなーと思った今日この頃です。