五島の再生可能エネルギー
五島でガイドの仕事をする上で、「再生可能エネルギー」はホットな話題です。
- 洋上風力発電
- 潮流発電
- 水素燃料の船舶実証実験
などなど。実際、五島列島では「エコな島」を標榜して電気自動車がバンバン走っています。
参考情報はこちら。
島内をバスや自動車で回っていると、沢山のソーラー発電や、陸上風力発電を目撃します。それに対して、
(景観が乱れて嫌だなあ)
っていう声を、地元の方々からよく聞きます。
良いか悪いかは別として、五島では沢山の土地・海が「再生可能エネルギー」の枠組みに取り込まれ中です。
五島の環境
一方で、観光客が来る理由も、
「五島の景観が素晴らしいから」
っていう声をよく聞きます。
実際、私も五島の景色に心を動かされて移住した人間ですし。
最近では「毎日が絶景!プロジェクト」も進んでいたりします。
そうであるからこそ、五島の自然を守りたい、って言う気持ちはよく分かる気がします。
世界は繋がっている
そうするとやっぱり、世界との繋がりを意識しないわけには行きません。
海ゴミもそうですし、タンカーの流出事故もそうですし。
で、結局考えてみると、「エネルギー問題」と「環境問題」って、裏表一体の問題なんですよね。
私たちは、好むと好まざるとに関わらず、世界とも繋がっていて、影響を受け続けています。
何しろ日本のエネルギー自給率はたったの6%(2014年・経済産業省)ですからね。
- 中東の政治情勢
- 資源価格の高騰
- シェールガスの採掘不足
なんていう「様々な海外での出来事」に対して、身近な例で言えばガソリンの価格が高騰したりします。
福江島では、本土と比べると20~30円くらい高くなっています。
丁度株の勉強も始めたので、「環境」と「エネルギー」の問題を、
日本の離島 × 世界の動き
という視点で発信していきたいなーって思います。
地域に縛られないように
どうしても離島で生活をしていると、視野が狭くなりがちです。特に地域おこしの任を担って地方にやってきた若者は、
「地域のために地域のために・・・」
っていう論理に縛られて、島の外側の世界に対する情報感度が低くなってしまいがちです。
離島は世界的に見れば「周辺地域」に過ぎません。もっと分かりやすく言うと、
世界で起きる事件の影響をモロに受けてしまう場所です。
離島生活をする上では、「外側の世界に対する感度」をいかに高く保つか、ということが若い人にとっての課題であると言えるでしょう。