旅館と民宿の営業して分かった老舗宿の課題

  • 2017年3月21日
  • 2019年11月3日
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Airbnb仲介業として

五島の島では英語を使わない。

それは地方都市に住む誰もが頷くところだろうが、今後の世界遺産登録に向けてはどうだろうか?

五島を含む長崎の島々は、文化遺産として世界遺産登録されることが(ほぼ)確実な見込みらしい。

例えば最近流行のAirbnbを始めようとしている人はいないのだろうか?(福江島では3件ほどしか登録されていない)

地元の人に民泊関連でそういう話をしてみると、

「始めようとしたが、行政からストップをかけられた」

という人も中にはいるらしい。

一般の家庭がAirbnbを始めることについて、確かに法的な圧力もあるのだが、まだ存在を知らない人が殆どではないだろうか。

元々私は、外国人向けのゲストハウスを始めたいという思いもあったので、まずは「Airbnb」の仲介業務を始めてみることにした。

ネット業務を担当しますよ!という感じで

民宿・旅館に対する飛び込み営業

旅館業の許可を取得している民宿・旅館がAirbnbを始めることは、何の問題もないはずだ。そう思って営業用の資料を作ることにした。

  • Airbnbがどれだけ世界で人気か
  • なぜ日本で人気なのか
  • どうやって始めればいいのか
  • 注意点はどういったことか

それらをA4用紙6枚程度にまとめて、福江市内の徒歩圏内でいける民宿や旅館に営業活動を試みることにした。

ナンパするときのように

ダメもとの軽い気持ちで玄関に上がり、

「ごめんください。」という。すると宿の人が出てきて、

「はい。なんでしょう。」と会話が始まる。私は自分が移住者であること、旅館や民宿にインターネットを通じた集客のお手伝いをしようと思っていることを伝える。

「あ。そういうのは結構です。」

そうですか。。。

次の宿では

「うちは今の客数で大丈夫ですので。」

そうですか。。。

更に次の宿では

「もうすぐ宿を畳もうと思っていますので。。。」

そうですか。。。

と、まあ空振りが続いて心が折られる。そして五島の風は身を切るように冷たい。その後も何件か回ったのだが、やはりこれといった手ごたえは感じなかった。

高齢化と後継者不足

どの宿にも共通して言えるのは、オーナーの高齢化と後継者不足であった。中にはもう長く続ける見込みがないような宿も多く、それ故今更「外国人の集客」なんていうことには興味がないようだ。

宿として、都会のように「もっと人を集めて儲けを増やす」という感覚はまるでないように見える。

それはある意味で仕方がないことだ。

しかしそんな中でも、まだ比較的若いオーナーが経営する宿は食いつきがよく、

「今度また詳しい話を聴かせてください」

というような回答を頂いた。1件でも2件でも、こういう宿があるのは救いだった。

 

 

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