AI時代の地方議会における一般質問の意味と役割

6月議会が近まって参りました。

私も議員に初当選してから欠かさず一般質問を行い、かれこれ20回以上の質問を行ってきました。

対応してもらったテーマよりも、提案はしたけど実施されずに塩漬けになってしまったテーマの方がかなり多いと感じています。

そうした虚しさはありますが、それでも何か質問をする事を通じて、五島市政が改善される事を願っています。

さて、AI時代における一般質問の意味と役割について考えてみたいと思います。

その理由は、議員にとっても理事者にとっても、AIの普及によって答弁の作成がかなり楽になった、と感じるからです。

  1. テーマを決める
  2. その案件についての調査を依頼する
  3. 調査に基づく質問文を提示してもらう
  4. 想定回答に対する再質問を提案してもらう

こうした一覧の流れで質問を作成できますが、精度は以前よりも格段に高まっていると感じます。

その上で、質問に答弁する理事者の方も同様な形で答弁書を作成しているようにも感じます。

全部AIに任せても味気ないですし、逆に言えば議員の役割って何なの?と思います。

私なりに議員にしかできない事は、

  • AIの知らない一次情報をどれだけ集められるか?
  • どれだけ熱量を持ってそのテーマを話せるか?

に掛かっていると感じます。

ですので、地域に顔を出して課題や生の声を収集し、感性を働かせる事が必要と感じます。

質問すること自体はAIで要点を伝えればとても簡単ですが、それにその人の想いをどれだけ載せられるか、その配分も大切だと感じます。

自分 × 地域課題 × AI

の組み合わせで議員の質問の質も変わってくると感じます。

一方で、行政にとってもどれだけ一次情報を丁寧に集約し、意思決定に活かす事ができるのか、という点が幹事団と思います。

今回6月議会ではそこまで踏み込んだAI活用を取り扱う事は出来ませんが、事務系のお仕事が中心となる行政職員の皆様の働き方も、大きく変わって来るのではないかと感じます。

2026年6月時点の私の作り方

  1. テーマ・見出し・質問項目を決める(人間)
  2. 30分に収まる質問と想定答弁に対する再質問を書かせる(AI)
  3. 出力された質問をチェックして修正(人間)

という流れです。

やってみて思ったのは、AI出力の質問は標準的なものとなりがちで「波乱」が起きづらい、という事です。

まだまだ「人間らしさ」を残そうとすると、修正の幅が大きくなりがち、という事です。「それっぽい」質問を制作する事は十分可能ですが、まだまだ人間の介入余地が大きいとも感じます。