【地方議会選挙】名前連呼するメリットと名前連呼しないメリット

五島列島奈留島

今日は選挙活動で奈留島を訪問しました。

今回の選挙では初めての試みとして、ウグイスによる「名前の連呼」を止め、各地区で極力小まめに選挙カーを止め、3分程度の演説を繰り返す方針で活動しています。

その理由は、名前の連呼をうるさいと感じる人がいる事や、連呼だけでは政策や人柄、想いが伝わらない、と考えたからです。

名前連呼するメリット

勿論、集落の人達に「候補者が来た事」をお知らせする手段として「名前の連呼」は有効です。

特にご高齢の方は寒い日の在宅率が高いので、名前を連呼する事で窓際に顔を出してくれることもあります。

或いは、その集落に声を届けること自体に、意味があると感じる方もいます。

が、それだけで投票行動に繋げるのはどうなのだろうかという疑問もあります。

名前連呼しないメリット

名前連呼しないメリットは、「街頭演説」でしか声を届ける事が出来ない為、政策や主張の訴えに時間を割ける点です。

2/5の午前中は8:05の船に乗り奈留島の大林、東風泊、椿原、永這、汐池、船廻、田岸、樫木山で街頭演説をしました。

その中で、わざわざ出発前に車を止めて「あなたの政策や考えを聞きたい」と言って、私の演説に耳を傾けてくれてくれた方がいました。

私としては、その人の考えやポリシーに反している事を述べていないか心配でしたが、演説後には手応えを感じました。

投票行動に繋がるかどうかは別として、少なくとも1人の人が話を聞いてくれる事は、活動する政治家にとっては大きな励みになります。

お昼はみかん屋食堂で名物の「唐揚げチャンポン」を食べてエナジー補給。野菜もたっぷりで知名度も爆上がりしたちゃんぽんを食べれて大満足でした。

午後は夏井、江上、大串、鈴ノ浦、浦向、泊、浦、相ノ浦、白這で街頭演説を繰り返し15:45の船で福江に。

名前の連呼を止める事によるデメリットも心配でしたが、各地区での演説を通じて、奈留の皆さんから心温まる励まし、声援の声を頂くことができました。

他に嬉しかった事

今回は選挙を通じて、他にも嬉しい事があります。

それは同じ長崎県内の離島から、政治家を志す20代、40代の方が応援と勉強に駆けつけてくれた事です。

対馬の針谷さんは私と同じIターン者として、政治を志して5月の選挙に向けた準備をしています。

新上五島の高塚さんは元職員としての知見を活かしながら、離島の政治に新しい風を吹かせるために4月の準備中です。

私が名刺の裏に書いた「政治にもっと彩りを」という願いが少しずつ広がり、同じ課題を抱える離島にも若い方や女性の政治参加が広がっている事に大きな期待を感じます。

それともう一つ。

今回の選挙では私のネット情報(YouTube動画)を見て連絡をくれたUターン予定の方も、選挙の応援をしてくれました。

ネットでの情報発信を通じ、市町村という枠を超えた連帯や繋がりが生まれる事を嬉しく思います。

「選挙ツーリズム」という形で、島のリアルな社会課題を勉強しながら五島を巡るという、新しいスタイルの関わり方も、ありではないかと感じました。

残り2日間も、名前連呼はせずに演説を繰り返し、素敵な出会いがある事を楽しみにしながら走り切りたいと思います。