【2024.9/五島市市議会メモ】草野議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2024/10/1 10:00ー

所信表明について

市長の政治姿勢について

草野 出口市長おめでとうございます。五島市の3代目の市長としてお願いします。所信表明のみ質問する。自分の信じている想いをはっきりと伝える事。再度お伺いします。

市長 五島に生まれてきて良かったと思えるような、五島でまた暮らしたいと思ってもらえる街を作ると言った。そのためには国境離島新法の延長と改正に全力で取り組み、運賃の低廉化や農水産物の輸送コスト支援の恩恵を受けれるように国に訴えていく。農林水産業をかっこよくて儲かる産業に育てて、魅力的な雇用の場を作り、UIターンの受け皿にしていきたい。若い方の島からの流出を防ぎ人口流出の抑制に繋げていきたい。豊かで安心して暮らせる環境を作っていく。五島を離れている先輩後輩からもまた暮らしたいと思ってもらえると考えている。

草野 五島市にとって初めての三つ巴の選挙だった。結果は~。出口候補は47%で過半数を取っていない。色々言おうとは思っていない。五島市の舵を取るためにどうやって一つになっていくのかが大事だと思う。市長、五島市を一つになって進めていくための方策をどう考えているか。

市長 一つにまとめていく方策、色々あると思うが、私と議会の皆様の間で選挙を通じてどの候補を応援するとか、色々あったかと思うがいつまでもそういった事に囚われていては仕方ない。お互いが一致できる点を一つでも見つける事が大事と思っている。そういう観点で議員の皆様お一人お一人とお話がしていけたらと思っている。

草野 ただ、昨日の一般質問のやり取りを聞いていて非常に不安になった。前野口市長は結集をスローガンに行政を進めてきた。今、出口市長がやるべき事はノーサイドを宣言し、五島市を結集するのだという事。議員・市民にそれを伝えるべきと思うがいかがか。

市長 ご指摘の通りと考えている。選挙は終わった。私と市議会、市役所、一丸となってより良くしていくために、心を一つに力を合わせて盛り上げていくことが必要と考えている。

草野 政治家の説明責任が大きく問われている。政治家の説明責任について、どのように思っているか。

市長 政治家としての説明責任はキチンと説明しなければいけない事態になったら説明しなければいけないと考えている。

草野 政府の説明責任とは、選挙・選挙以外に問われず公職になった人の決定と行動を説明する義務であると。昨日のやり取りを聞いていて、説明責任をクリアできているのか不安がある。昨日の答弁に関して説明責任を行っていると考えているか。

市長 政治家の説明責任は必要に応じて、説明責任を果たしていると思っている。

草野 政治家は私生活も含めて有権者の付託を受けているのだから、私生活も含めて説明する責任があると思う。個人の所も公僕となったなった人はあると思うが、その点はどうか。

市長 キチンと整理は出来ていないが、政治家となった者は、私生活の説明責任はあると思う。護らなければならない私のプライベートな部分もあっては良いと思う。

草野 週刊誌に掲載された分があった。問題ないと言っているが、政治家として説明責任があると思う。単なる噂ではなくて掲載された分の責任は。

市長 週刊誌の記事について、この場で論評する事は適切でないと思っている。政治家になる前の話ですので、私が今この場で特別コメントする事はないが、特にやましい事はないし、胸を張ってやっていきたい。

草野 嘘なら偽証罪で訴えられる。市長になったのだから、何の事だろうと市民が心配していると思う。9月5日以前の事は答弁しないという答弁だった。国会議員とのやり取りとの実績を述べるのは整合性が取れないと思う。週刊誌に載った事は事実。ある部分、キチンとした週刊誌である。問題ないと言い切るのであれば、週刊誌に対して抗議するのか、法的対応を取るのか。

市長 この場でコメントする事ではないと考えている。

草野 この場で答弁しないと市民には伝わらない。週刊誌の記事は嘘だと言っている。あなたの力で法的手続きを取るのが当たり前と言うべきではないか。

市長 この件についてはコメントは控える。

草野 納得できない。傍聴も来ているしケーブルテレビも見ている。何の問題もないと。一方で週刊誌に書かれたことは事実。五島市長のために、週刊新潮を訴える、当たり前ではないか。

市長 私自身の事について、問題ないのでそれ以上の事は問題ありません。

草野 全国の五島ファンの方があの記事を見ている。間違いの記事なのであれば、五島市民のために取るべき。五島市として、法的に手続きを取ってもおかしくないのでは。今後の問題として再度聴く。

市長 私は自分自身の事について問題があるとは思っていないので、皆様と力を合わせて頑張っていく。これ以上の事は考えていない。

草野 五島人としてプライドがあります。事実ではないというのであれば訴えるのが当たり前ではないか。

有人国境離島法の充実について

イ 運賃の低廉化について

草野 8年前に審議した時に全会一致で通っている。全会一致で通るのでは。

市長 法律改正の手続きが必要。国会でご審議頂く事なので予想は出来ないが、草野議員が仰る通り法律が成立しているのでそのような手続きになるように話をしていくのではと思っているが、これ以上の事は答えられない。

草野 立件民主党は皆がJR運賃並み法案を提出したが、市長はご存知か。

市長 ニュースで聴いたことはあるが、詳細は把握していない。

草野 前国会に提出したが、また開かれれば提出しようと思う。離島は海の国道であり、島民以外にも適用して人が集まる島にしようという事である。市長と同じ考えと思うがどう考えるか。

市長 島民割引の対象となる準住民の拡大を求めていく事になると思う。4つの区分を少しでも広げていくことを考えていく事になる。まずはこういった事から要望していく。最終的には観光まで広げていきたいが、まずはキチンとこちらから要望する事が大事と思う。

草野 各党の問題でなく離島に関わる全ての政治家の課題である。どの政党でなければ通らないという風潮があるが、色々な政党を伺って進めて頂きたい。

ロ 滞在型観光の促進について

草野 観光入込客数は21万人を超えて回復傾向。滞在型観光で大事だと思っているのは運賃の低廉と思う。LCC、石垣島では飛んでおり、飛行機で一番人口が多い成田大阪・中部からピーチが就航している。7000円台で飛ぶ。大きなお土産としてLCC構想もあって五島に帰って来たと思っているがどうか。

産業振興部長 LCCの誘致は過去にも質問を受けた事がある。既存路線への影響はあると思う。7割が島外の人が分散されると既存路線への影響もあると思う。多大な費用も掛かる。まずはチャーター便の誘致を図り、LCCはその是非を図る必要がある。

草野 市長にLCCを誘致する考えがあるか聞いている。

市長 来島者の増加は確かに見込める。既存路線への影響もある。良い面・悪い面も勘案しながら相談していきたい。まだ答えを持ち合わせている訳ではない。

草野 少し落胆した。

新たな雇用の創出について

イ 雇用の確保について

草野 企業誘致を進めるという事だが、人が足りなくて困っている。雇用の確保だと考えているが、新たな誘致をする事についてどう考えるか。

市長 人口減の五島市は若者の移住促進、雇用創出が必要。企業誘致も有効。電子カルテ、データ共有、学校管理、生徒指導に活用する事が出来る。データ活用のサービスを提供・開発する企業の誘致を考えたい。災害リスクの分散策として大規模なデータセンターを誘致する事で、サテライトオフィスの誘致も期待される。地震が少ない五島市も取り組みを進める。産業振興財団と連携してトップセールスを行いたい。

草野 今の現状をいかに理解しているかを聞きたい。選挙の中で、雇用をしたくても人が来ないという話を聞かなかったか。

市長 確かに求人広告は多いが応募者が少ないという事は聞いている。分析は出来ていないが、若い人からの応募が少ないという話は聞いた。

草野 今の現状を分析して、今困っている企業が満足できる体制を整える事が大切では。しっかり調査研究を進めてください。

ロ 就業支援について

子どもの遊び場について

草野 この事に関しては新市長は具体的にどうするかという案を持ち合わせていると思っていたら、まだ詳細はこれからだという事だった。市長として立候補する中での具体策はどうなのか。

市長 子供の遊び場づくりは、雨の日でも遊べる場所づくりは、述べた通り。多世代が楽しめる場所にできないか、基本的な構想を早急に検討していきたい。でじま博があり、大型の遊具もあり自分の目で楽しそうな子供を見た。常設が良いのか、非常設が良いのか、ひとつひとつ確認していけたらと思う。

草野 具体案を持って市長に手を挙げたのだろうと思って聴いていた。今からということで落胆した。

高齢者の移動支援について

草野 ちょいそこと路線バスの再編を進めていくという事だが、東京と五島市が最も異なるのは公共交通が少ないという事。免許を返納した後の暮らし、本数も少なく料金も高い。フリーパスも補助したらと提案したら、もっと安価で免許を返納しても買い物・病院にいけるようにすべきでは。

市長 市民の皆様から多くの意見を頂き、移動手段の不安を多数聞いた。都会のように豊富な交通手段に恵まれていない。高齢者だけでなく地域の皆様の移動手段となっている。ちょいそこは大切な移動手段なので改良して存続させたい。

草野 既存のバスをいかに利用できるかが課題なので進めてもらいたい。

五島つばき空港の機能強化について

草野 メリットを所信表明で述べているかデメリットをどう考えているのか。

市長 デメリットは災害時の対応強化のメリットはあるが、現時点でデメリットはない。

草野 指定空港で指定されたときに、何かあった時に攻撃目標になるのではと心配する声もある。拒否した自治体もある。こういう懸念もありますという考えはないのか。

総務企画部長 国からの説明では、特定利用空港で攻撃目標ではなく、防衛される事でメリットがあるのではと頂いている。

草野 国の説明ではなく、市民がそういう心配をしている事について分かっていますか、と聴いている。滑走路の侵入をパスするという事を言っているか、これは防衛費である。防衛費で一般の空港設備が該当するのか。

総務企画部長 特定利用空港になったからと言って、直ちに施工されるものではなくこれから要望していく。国の方で民生利用を優先する機能強化だと言っている。今から要望活動をしていく。これにつきましては、防衛局、国交省の航空局が一体的に要望をしていく。

草野 メリットを活かし、と書いてある。特定利用空港に指定されたからできるように書いてある。防衛費で出来るのですか。

総務企画部長 R9までに全国で8空港指定されている。R9までに整備を実施すると。2億円を付けていく。既存の福江空港の機能強化は一体的に行っていきたい。

教育の推進について

草野 給食の無償化について質問があり、選挙戦の中で2候補は無償化するのだと公約として戦っていた。市長に聞くが、無償化についてやるのかやらないのか。

市長 検討はして参りたい。完全無償化を要望する声、異物混入しないようにする事、雨の日の遊び場づくり、だった。予算をみると3つを同時に進める事は難しいのではと思っている。皆様の意見を聴きながら方針を決めていきたい。

草野 全国で言えば3割が無償化している。長崎県でも無償化している。財源の問題というが、新しい財源を確保するという事で、給食を無償化すると。新しい財源を求めるべきという事で、観光客から入島税を取って観光の予算を充ててそれを給食費に充てるんだという事だと。沖縄も宮島もあると思う。観光客に沢山来てもらう中でお金を貰うのはさほど問題ないと思っている。入島税に関してはいかがか。

市長 五島市の財源を増やす努力はしていきたい。一方で多くの観光客に来ていただきたいと思っている。

草野 是非とも真剣に取り組んでいきたい。財源が問題であるならば見つける努力が必要。

ハラスメントの根絶について

草野 所信表明で述べたが、正面から取り組むと宣言した。R3年、R4年、R5と議会で取り組んできた。その後もアンケート調査がされている。市職員にも行っている。消防も議会もやった。依然としてパワハラあるという結果だが、これをどうして改善していくのか。苦しんでいる職員をどう救うのか。是非ともトップリーダーの力でお願いします。