2024年のトライアスロン大会が終了しました。
今回は私が本大会に至るまでの経緯と、その関わり関わり方を通じて感じたことを紹介します。
2023年大会から
前回大会は、初めての出場という事でかなりトレーニングに励みました。
そして何とか初出場でAタイプを完走する事ができ、体力的な自信と達成感を得る事が出来ました。
しかし一方で、言うまでもなく過酷なレースである事も身に染みて分かりました。
そんな想いで2024年の1月に、昨年と同様の勢いでエントリー。
が、3月に事情が変わり、トレーニングに時間を割くことが難しい状況にもなってきました。
もちろん、昨年と同様に練習に励み、レースに出る事は可能です。
ただしその分、別のレースの為の時間が大きく削られるのも事実です。
迷いましたが、二兎を追う者は一兎をも得ず、という事でトライアスロンは断念しました。
せめてBタイプに転向は出来ないかなとも思いましたが、それも叶わず今回は審判員として臨むことにしました。
ですが、審判員としてレースを支える側の立場になる事で、トライアスロンというイベントの全体感を、より立体的に捉える事が出来たのではないかと思いました。
その一つは、ボランティアの方々の負担という面です。
トライアスロンには3000名もの方がボランティアに携わっていると言われており、島の人口のおよそ1割です。
しかも長時間に及ぶため、高齢化して人口減少する五島市においては、負担の重さが年々増しているのも事実です。
そうした事もあり、アイアンマンディスタンスの距離が短縮された(224km→200km)経緯もあるため、今後についても人口減少を踏まえて大会規模の最適化は検討していく必要があると感じます。
トライアスロン当日
当日は雨が心配されて、5:30時点の判断でスイムコンディションの悪化を理由にスイムが中止となりました。
バイクスタートは7:40から行われ、15秒おきに5名ずつのスタートとなりました。
そこから選手たちは通常のコースに沿ってレースを展開し、午前中は大雨に見舞われる時間帯もありました。
スリップ事故などがなければ良いなと祈りつつ、午後からはゴール地点での業務を担当しました。
主には選手の案内という事で、2週目のランナー、1週目のランナーの分岐点となる場所で交通整理をしました。
13:00~20:00くらいまで立ち続け、ずっと立ち続けるのは、身体を動かすのとは別の疲労感があるなと感じました。
そんな疲れも吹き飛ぶのが、選手のゴールを見る瞬間です。
フィニッシュ地点は赤子を無事に出産した時のような(経験ないけど)感動があります。
MCの坂本さんによる「バーラモンキーーング!!」は最高ですね。
よくここまで頑張った!
と選手を拍手でたたえ、その表情からは大きな喜び、達成感があります。
五島のトライスロンは、距離と時間が長いため本当に大変です。選手も、そして大会を支える関係者の方も。
来年は五島からもエントリー選手が増えれば、応援の楽しみが増えるのではないかと思いました。