皆さんこんばんわ。
8月までにシュワちゃん並みの上半身を目指している中西です。
本日(5月10日)は五島の日、という事で、夢のある話をします。
最近、政治活動をしていると、
政治家になって、何がしたいの?
と聞かれます。
その回答として最近思うのは、
お金の心配をしなくても暮らせる島を目指したい
です。
なぜなら、島で生活をしていると、「お金の問題」が非常にシビアだと感じるからです。
特に小さなお店を営む高齢の方にとっては、死活問題です。
- 重い固定費・高い税金
- 見通しの立たないコロナと感染リスク
- 老後生活の収入不安と健康不安
そうした様々な苦しみとの戦いです。
とはいえ、お金の心配から解放されるなんて、夢物語に聞こえるかもしれません。
いきなりは難しいかもしれません。
言い方を少し変えてみます。
生活コストを可能な限り下げていく
これだったら、政治で何とかなりそうな気がしませんか?
政府も現在、テナントの料金を巡って家賃の減免を図ろうとしています。
政治が本気を出せば、お金の心配を減らす事は出来るんです。
私たちの生活が苦しいのは、私たちの頑張りが足りないせいではありません。
政治はまだ、本気を出していないだけ
です。
そこで本日は、日本の政治、とりわけ地方の政治が、いかに時代遅れな発想なのか、という事についてご紹介します。
1.資本主義の形態
私たちの暮らす日本は、資本主義社会と言って差し支えないでしょう。
その起源を産業革命くらいまで遡ると、
- 工業化社会で
- 資本家が労働者を「雇用」し
- 対価として賃金を支払う
というスタイルが一般的でした。
これによって物理的な空間は大きく歪み、
周辺部から資源(ヒト・モノ)を一か所に集め都市が作られ、経済活動が活性化される
が一般的となりました。
その原動力は一人一人の欲望で、資源が枯渇しない限りは繁栄しているように見えました。
そして資本主義は発展し、対立軸となる共産主義は没落していきました。
ところが、栄華を極めた資本主義も、ここに来て大きな試練を迎えています。
2.資本主義は終わろうとしている
資本主義は時間と友に、その欠陥が開いていきました。
- 経済成長率の鈍化
- フロンティアの喪失
- 環境破壊と被害の深刻化
それに加えて、コロナショックにより
サプライチェーンが分断され、安全保障が脅かされる
という、致命的なリスクが顕在化しました。
資本主義は今、瀕死の危機と言っても過言ではありません。
大手企業でさえも連日、赤字決算の報道がされ、いよいよインフラ企業は国有化されるとの見方もあります。
3.雇用という概念は時代遅れ
そんな中にあっても、未だに地方は
「一億総活躍社会」の号令に従い
「良質な雇用」→「人口増」
という夢を捨てきれないでいます。
というよりも、「その前提が時代遅れになってしまったこと」自体に、無頓着であるとも言えます。
世界のトヨタでさえも、終身雇用に音を上げる時代ですので、
将来的に絶対安泰な雇用
は実現不可能です。
民間の雇用がますます流動化する中では、公務員が一番安定した職種に見えます。
しかし、このまま緊縮的な財政が続く限りは、不安定な非正規雇用の数が増えていきます。
にも関わらず、五島市では、
時代遅れな価値観(資本主義社会の「雇用」)をベースとした家を建てようとしている
のが現実です。
それではこれからの時代、地方はどういった方向性を目指すべきでしょうか?
4.画一化から多様化へ
従来の地方は、緊縮的な財政を推進する国の号令に従い、
画一的な価値観(=人口ビジョン)でしか政策を実行できませんでした。
五島市でも、人口減少対策として、雇用推進や観光推進が主な政策の柱となってきました。
しかしこれからの自治体では、そうではない在り方が必要です。
お金の心配をしなくても良い島
とは、
- 遊休資産(空き家や資源)を最大限に活用し
- ICT技術も最大限に活用し
- 人が暮らす生活コストを最小化する
社会です。
私は島で暮らす人が、少しでもお金の心配から解放される事を願っています。
そのために、各種給付金の申請に関する相談を承っています。
お困りの方は、お気軽にご相談ください(*^-^*)