遠い政治
おはようございます。
最近サッカーしていない中西です。
選挙まで残すところ、あと150日余りになりました。
事務所の看板が届いたり、選挙の車をピンクに塗ったりと、着々と準備を進めています。
各地区でのミニ集会や街頭演説を始めたい段階ですが、今はコロナ自粛をしています。
さて、そんな150日前の心境として、市民の方からよく聞くお話と違和感についてお話します。
3月の定例議会で市長が出馬表明をされてから、現職も着々と地元周りを始めているようです。
私も現職も、がっつり選挙モードです。
しかし、地元の方からよく聞くお話としては、
選挙はいつあっとか??
という事です。
まだまだ、
今年の8月の選挙がある
という事は、市民の間で十分に浸透していないようです。
ここに、候補者と有権者の間での「温度感」を感じます。
近い政治
おそらく、選挙の時期が近まれば、段々とそういうムードになって来るのかと思います。
ただ、それは一過性のイベントのように思えます。
個人的には、もっと政治というものが、スーパーやコンビニのように、「生活との距離が近いもの」になれば良いと思っています。
多くの方は、日常的にスーパーで「何を買うか」判断しています。
嗜好・季節・値段といった複合的な要素を加味して、商品を吟味します。
お子様がいる家庭の場合、家庭内での政治力が、そのまま子供の購買力に直結します。
一方で、選挙の場合は
限られた期間内で、限られた情報の中で、限られた人が
判断を迫られます。
そもそも、「候補者が知られていない」という状態もままありますが、知らない人は選べないので、選挙では論外になります。
そうした「非日常的」なイベントである事自体、政治の質が高まらない要因の一つではないでしょうか。
そのため、政治家としても、「選挙期間だけ」有権者のところに訪問をしたり、イベントに顔を出したりするだけになっています。
個人的には、「選挙という非日常性」を是正した方が良いと感じます。
政治家としての情報発信
理想的には
スーパーと同じくらい、「生活と政治の距離」が縮まれば良い
と思っています。
毎日、買物で商品を選ぶのと同じ感覚で、政治家を選ぶ
そうした形で、常に消費者(有権者)が政治家にチェックを入れる。
政治の「非日常性」がもたらす問題点としては、
政治に競争原理が働かず、政治家の質が高まらない
という事ではないでしょうか。
政治家は選挙期間の前後だけ、有権者の周りを挨拶すれば良い、というたるみが生まれてしまいます。
しかし、政治の本質は、「非日常性」にあるのではなく、むしろ「日常」の中にあります。
買物と同じくらい、「日常的な行為」として有権者が政治家を評価する仕組みがあれば、全体として政治家の質は高くなっていくでしょう。
政治家として可能な事は、ブログやフェイスブックを通じて、自分のタイムリーな考え方、気持ち、想いを有権者に知ってもらう事です。
選んでもらうのであれば、やはり政治家は、自分自身をさらけ出し、それを候補者に選んでもらう材料とする努力をすべきです。
つまり、商品としての自分をさらけ出す、という事です。