長崎県
長崎県には、21の市町村が存在します。(2018年12月現在)
市町村のトップは4年に1度、選挙で選ばれます。
本日は、そんな市町村長さんたちの年齢をご紹介します。
名簿の一覧はこちら。
平均年齢は65歳
これが一番の驚きですが、平均年齢は65歳です。
65歳以上の占める割合は市町村長の半分以上となり、その中でも、70歳以上の方が8名もいます。
これは非常に高い数字ではないでしょうか。
ちなみに、最年少は大村市の園田 裕史さんで、唯一の40代です。
市長の再選は、長崎県全体の平均で2.3となりますので、現職が有利な選挙が多いみたいです。
なぜ高齢者ばかりなのか?
最大の要因は、有権者が高齢者ばかりであることでしょうか?
そうではなく、立候補する人が高齢の方ばかり、というのが挙げられるでしょう。
若い人でも、手を挙げればチャンスはあります。
実際、高齢化率が45%にも上っていた北海道の夕張市(H23)では、30歳の青年が立候補し、当選をしました。その意味では、
政治に参加する若い人が現れない
という点が一番大きな要因である気がします。
トップの力が大事
地方は今、国の緊縮財政のあおりを受けて、非常に苦しい財政運営を強いられています。
高齢化に伴う社会保障費が膨らみ、人口が減少する中では、従来のように、
いかに中央からお金を引っ張ってくるか?
という発想では到底乗り切れません。
その意味では、トップの意思決定・マネジメントの役割が非常に大事です。
お金を稼ぎ、産業を育て、一定規模の税収を上げるという意味では、市町村のトップは経営的なセンスが求められます。
若い人が手を挙げて、小さな市町村を変えていくことだと感じます。