【2024.12/五島市市議会メモ】柳田議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2024/12/9 11:00ー

人口減少対策について

健康寿命を延ばすための施策は

柳田 中学生の英語スピーチコンテストで自己紹介して、愛のチャリティー、一般質問で緊張して心が折れそうだが頑張ります。この1か月は寒いとの予報も出されているので寒さ対策を万全にお過ごしください。11月8日、五島市小中学校合唱コンクールを見学。力を合わせて練習した成果に感動。岐宿中学校のふるさとは群を抜いて素晴らしい合唱だった。岐宿の体育館で開催された文化祭でも披露されて感動を与えたが、もっと多くの市民に聞いてもらいたい合唱だった。地域全体が元気になる素晴らしいと感じた。

11月7日の英語スピーチコンテストに参加して英語の表現能力の高さに感動した。ALTの皆様に感謝。今後ともグローバル人材育成のために力を入れてほしい。健康寿命を延ばす事は人口減少対策にも繋がる。健康診断・がん検診を受けて治療する事、認知症予防のために社会と交流する事で伸ばす事が出来るが、どのような取り組みをしているか。

市長 五島市のR4は男性79歳、女性82歳、県平均より短い。伸ばすために、健康増進計画に基づき各種検診、食生活の改善、健康相談を実施している。高血圧対策に取り組んでいる。閉じこもり、認知症予防の重要なので、様々な活動への参加を促している。ミニデイサービスは42箇所で公民館に集まり茶話会等に参加している。下大津に訪れて見学した。お年寄りが一緒になってストレッチをしており有効なモノだと感じた。特定検診を受けて頂き健康状態を知り生活習慣を見直す事が大切。延伸に努めていきたい。

柳田 健康寿命が県平均よりも短い状況だが主な原因は。

福祉保健部長 高血圧が高くR4は県内ワースト2位。脳血管疾患、心疾患、認知症の発症に繋がり原因と考えられるので対策が急務。

柳田 私は4年半前に痩せようと発起してウォーキングマシーンで毎日歩く事にした。食事も野菜を心がけて毎日歩いている。最低30分持続している。12月は13㎏痩せた。持続していますがここ1年は股関節を痛めて休憩しているが食事は制限してリバウンドは少ししかしていない。足の状況をみながらウォーキングをしたい。去年の11月のマラニック26kmも練習したりして、5時間をクリアするように頑張り4時間半で走破出来た。継続は力なり、で私みたいな意思が弱い人間でも習慣づければ苦でもない、となる。段々調子が出てくる。下の血圧が高い状態だったが、歩く事で血圧も下がった。ギバットアプリも活用して頑張ってもらいたい。高血圧に対する取り組みは。

福祉保健部長 発症予防、重症化予防をしている。健康寿命延伸プロジェクトをおこない塩分の取りすぎを発見。減塩チラシの配布、食育教育、減塩味噌汁の試食会をしている。今年度全域で保健師が出向き高血圧コントロールを開催して食事や運動の知識普及に努めている。治療中断者への干渉、訪問で保健指導。

柳田 まだ知らない方も沢山いると思うので啓発に努めてがん検診、早期発見早期治療に努めてもらいたい。認知症対策について、殆どの高齢者は発祥の不安を抱えている。無意識にモノを置いた後に探せない事が多々ある。人の名前が思い出せない不安がよぎるときも多々ある。認知症になる不安も大きく家族にも迷惑をかける気持ちも持っていると思うが予防対策は。

福祉保健部長 市では閉じこもり対策としてミニデイを42箇所で実施。脳トレなどのレクを実施。1月~2月は専門家を講師に招き予防講座の開催を予定。戸別訪問して支援を行うチームが対策。補聴器購入費用の一部助成を行い認知症の振興予防に繋がる。

柳田 広く認知症予防に繋がる運動や食事、専門的で正しい知識を得るような講演とかが少ないと思う。ミニデイで運動はしていると思うがそれだけでなく一般市民向けにドンドンしていくべきと思うがどうか。

福祉保健部長 来年は理学療法士、作業療法士を講師とした講座をするので、その中で話が伺えると思うのでその機会を活用してもらいたい。

柳田 街づくり協議会との連携は。

福祉保健部長 福祉部会があり連携して対応しているので深めていきたい。

柳田 市主導で認知症予防を進めてもらいたい。

市独自の子育て支援策は

柳田 国は10月から児童手当を増額している。子育て支援をするのは、子育てしやすい状況であれば経済的な余裕があったりすれば出生率のアップに繋がると思う。力を入れて子育て支援をしていると思うが、ソフト面の精神的支援、どのように育ててよいか悩んでいる保護者もいると思う。子育ての保護者の時は地域・近所の人たちが子育てに協力してくれていたが今は関りが薄く、保護者のみの家庭が多いと思う。精神的な支援も絶対必要と思う。TBSの番組で筑紫さんが「子供が騒いで眠れない。そういう時に親御が叱らないのがつらい」と言っていた。しつけの大事さ・幼児教育の大事さ、3つ子の魂100迄、と思う。しつけの大事さを市が専門家にお願いして講演を定期的にする必要があると思うが。

福祉保健部長 地域全体の子育ての支援が薄れ、孤立化が増えたように感じる。五島市では保護者への支援・助言を行ってきた。発達面と関係性作りを重要視してきた。親が子供が出来る部分をほめるプログラムや、講座の開催をしている。SNSの発達で便利になった反面、昔ながらの知恵が薄れているようにも感じる。

柳田 子供みらい課、教育委員会と連携して健全な子供の育成を進めてほしい。不登校の支援として、保護者が気分が落ち込む、孤独を感じる、離職をするという現状がある。保護者が集える居場所づくりが必要では。どのように向き合っているか。

教育長 市独自の保護者支援、2月から学校に行かない子を持つ親の交流会を開催。9月に開催して9名が参加。交流会には不登校傾向の親以外にも関心がある親や特別支援教育の教員が参加して活発に取り組んでいた。同じ立場の保護者で話す機会が少ないので定期的に開催したい。スクールカウンセラーによる面談や訪問も状況に依って実施している。他の期間との連携も図りたい。

柳田 全ての子育て中の保護者の方に、精神的な支援もしてもらいたい。防災減災対策について、石破総理は補正予算に体育館のエアコン設置を謳っている。避難所のエアコン設置はどう考えているか。

総務企画部長 9月定例会でも伝えたが、未設置11箇所は学校体育館であり構造上の問題から費用面で課題がある。福江に設置した試算をしている。2億8千万円、電源断熱工事を合わせると合計4億円の費用が掛かる。設置費用・維持管理の負担が非常に大きい。小中学校の避難は台風6号の時に校舎内に避難した事例もある。小中学校のエアコン設置は、総合的に判断する必要がある。

柳田 莫大なお金がかかり財政的に大変と思う。補助率や額を入れて判断すべきと思う。出来ない場合も何らかの対策が必要。

防災・減災対策について

避難所のエアコン設置は

柳田

移動式トイレの導入は

柳田 移動式トイレの補助も出るかもしれないという事だが、今後公園にトイレを設置した場合、移動式を設置して避難所に設置できるようにする考えは。

総務企画部長 長崎県総合防災拠点の中でも、移動式トイレが整備されていた。4Tトラックで移動可能、西海市では平時に公園トイレとして利用。能登半島地震の際には持っていった。五島市でも多くの観光施設がありイベントもあるので有用性は認識。導入に際しては平時における利用も参考にしながら進めたい。

柳田 配管を長くしなければならないとか費用がかさむときは移動式トイレの設置を要望。

市道の維持管理について

柳田 どのように管理しているのか。

建設管理部長 点検は維持係を中心にパトロールして確認。公式LINEを通じて陥没を発見した時には通報できるようになった。日本郵便株式会社と情報提供を頂く包括連携協定を締結。低コストで早期に異常を発見できるように工夫したい。

柳田 岐宿でも狭い道で陥没した場所が中々治らない事を目にする。夜自転車で飛ばしていたら大けがする場合もあるので早急な対策が必要だが、かなりの数があると認識している。通報だけでは足らない。確認は郵便局に取っているのか。

建設管理部長 確認は取れていない状況。

柳田 確認が必要と思う。定期的に協力して頂いている方にお願いしたい。市によるパトロールももっと定期的に行うべき。

ゼロカーボンシティの実現について

脱炭素先行地域選定後の市の取組は

柳田 選定された事は大変だったと思う。ここからがスタート。市の取り組みは。

総務企画部長 五島市は環境省が募集する選考に選定され、2030年までにCO2の実質0を先行的に実施する地域。73件が選定されていた。今回は9件が選定された。概要は4つ。

1 地域新電力による価格のリアルアイム変更による再エネメニューの販売。出力制御を避けるために時間帯をずらすもの。

2 地域アグリゲーターを新設して需要調整をして系統の混雑を緩和する

3 地域アグリゲーターを通じて環境価値を提供して地産地消を実施。

4 FITの期限切れに対応して蓄電池を設置したパネルでオンサイトPPAを実施

脱炭素先行地域では系統の混雑を解消して地域経済に貢献する基盤形成を目指す。

柳田 オンサイトPPAという話だったが、私も以前話をした。太陽光発電のリースで初期投資が不要。もう少し詳しい説明を。

総務企画部長 発電事業者が施設所有者の敷地に太陽光を設置して所有者が消費する仕組み。メリットとして電気料金の削減、固定価格での購入、環境への貢献がメリット。FITの期限を迎えた設備に対応するため、リユースパネルのPPAを実施。太陽光設備と蓄電池を7MW設置して普及率向上を目指す。安定性の評価と自立を高めるモノ。

柳田 パネル設置業者が必要。地元事業者を予定しているのか、島外事業者か。

総務企画部長 認定受けたばかりであり準備をしている。5年間のスケジュールの中で検討されるものと思っている。地域の活性化が第一と考えている。

柳田 PPA事業、地元の業者をフルに活用して講習も取り入れて何十社も出来る体制づくりが必要。エネルギーを管理できるHEAMS、ブルーカーボンの取り組みは。

総務企画部長 家庭用エネルギー管理システムでリアルタイムに可視化出来る。地域で発電された再エネを地域内で消費する仕組みを目指している。コンセントに差すだけでスマホで消費電力の確認が出来る。自分の電力消費を意識して再エネが促進されると期待している。電気を使用する時間の変化も目指し脱炭素社会の実現を目指す。ブルーカーボンは磯焼けの問題が生じているので、五島モデルを構築して再生に努めている。

柳田 選定された市民も少ないので周知をして意識高揚してもらいたい。ただ、この事業に取り組むことで出力抑制に繋がるのではと思うが。

総務企画部長 新たな再エネ導入による出力制御に対応するための提案をしている。地域アグリゲーターで調整し、地域の電力を一時的に抑えて系統の混雑を緩和する仕組み。発電事業者も収益性の向上が見込める。蓄電池を活用したオンサイトPPAも実施して再エネの安定的な利用と活性化を図りたい。

柳田 一般の市民の方にも恩恵がもたらされるように努めてもらいたい。同じ方向性に向かって一丸となって生徒も忘れ難い思い出になる事だろうと思う。英語スピーチも然り。今後とも音楽が地域の活性化に繋がると信じている。