【2024.6/五島市市議会メモ】松本議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2024/6/26 11:00ー

少子化対策について

市の取組状況と今後の計画について

松本 人口減少と共に少子化が深刻。厳しい事態となっている。根本的な対策はあるのか、離島から離れた地域は子供が消えるのではと不安になる。人と人とを結ぶ婚活支援センターを設置しているが、イベントに総力を上げることも大事。おせっかい人材も視野に入れることが大事。人間は自然環境と隣り合わせにある。ただ予測はできても対応できない場合もある。南海トラフが発生した場合、一刻を争う事態となり食糧難になるかもしれない。私が思うに学校の学習以外にも畑やコメの作り方を学び、機械を使わない魚の取り方も教える必要があるのでは。自然体験の強化、災害対策の向上が必要。人口減少に伴い、機械・ロボットが人間の仕事をする時代になった。人間と人工機械は同じものではないが、時代に合った遅れのない体制を取ることが大事。ドローンは薬品以外の配送も期待。良き未来がくることを前むきに考えなければならない。1970年から少子化が問題視されているが、1クラス30ー40で1クラス3ー4クラス。マンモス高もあった。解決策もない現場。どうすれば少子化に歯止めがかけられるのか。

市長 少子化対策、1955年をピークに37190人が15歳以下人口で減り続け、R2は3611人。65年で10分の1に減った。国は少子化対策に着手して、結婚支援、環境の整備、育児参加、働き方改革で支援をしている。2015年で良質な雇用の創出、町づくり、少子化対策に取り組んできた。であいから出産まで切れ目のない支援を行ってきた。お見合い大作戦を実施して15組成立して2組結婚。婚活イベントも193名になり、カップルが59組成立。3組から結婚報告があっている。妊婦健診への支援も実施。妊娠した方には保健師・助産婦が育児のアドバイスを行っている。H27ー 9年間で二十六人の不妊治療の成果が出ている。通常より保育料を安くしたり高校までの医療費助成をしている。合計特殊出生率は1.88の高水準であり、年々出生数は減っている。これからも官民あげて取り組む必要がある。

松本 少子化に対する細かい配慮をしていると認識。結婚や出産を控えた方に不安を考えた時、私たちができることは、島民1人1人に知ってもらい助けてもらう。町内会長会議の時に、子育て世帯に対してはご協力をお願いする必要があると思うが。

市長 超高齢化社会で若い人が減り、担ぎ手が少なくなり、上の人が増えている。そのうち肩車になる。将来の担い手がいなくなるので国家の存亡に関わる問題。少子化が進むと大変だと理解してもらうことも必要。町内会長・地域を含めた形で子供を見守り、少子化の影響を考える必要があると考える。

松本 そういうことでよろしくお願いします。医師不足が懸念されて産婦人科・小児科が懸念される。

婚活支援について

結婚支援センターの状況について

松本 今更結婚は考えない、悪循環が起きてしまう。マッチングアプリも怖いというイメージがある。現在の状況は。

福祉保健部長 結婚を希望する方への支援を目的に、土曜日に開催。専門のカウンセラーが対応して、さまざまな相談を受けてアドバイスをしている。1日平均2−3人の相談があり、マンツーマンで対応している。

松本 支援センターの登録費用は。

福祉保健部長 無料。

婚活イベントの開催状況と今後の計画について

松本 年齢制限なく自由なイベントを開催してほしいがどうか。

福祉保健部長 男性は島内在住。女性はどこからでも可能。打ち解けやすい内容を想定している。サポートもしている。奈留のイベントも開催されている。敷居が高い人もいるので、若い世代が参加できるイベントも予定している。年齢は今後検討して考えていきたい。

松本 婚活バスツアーが大人気のよう。シニアが参加して楽しんでいるようである。五島バスも観光地巡りもしていると思う。大波止でシーガルのグラスボートもある。五島に来たという感覚もある。心が和むのではないかと思う。大いに進めてほしいと応援する。

教育行政について

統合先での児童生徒の生活状況は

教育長 大きく環境が変わり、バスを利用するなど著しく変化した。統合先の学校にも慣れて、スムーズに進んでいると校長から聞いている。運動会、体育大会を実施して元気よく活動しており、誰がどこから来たと分からない状況だった。児童生徒の様子は今後も注視して寄り添いながら健全な育成に努めていきたい。

廃校により空き家となった教員住宅の利用状況は

松本 廃校となれば教員住宅も空き家となるが計画は。

教育総務課長 教育財産として管理してきたが、普通財産に変更して売却する方針。大浜小学校の教員住宅が売却されている。

松本 空き家にしないように心がけていただきたい。

奈留小中学校の教員の補充について

松本 保健体育の教員を補充する考えはあるのか。奈留高校も音楽の先生が不在であり、出向いて授業をしている。保育園も加わり奈留高校もある。連携体制は行き届いていると思うが、奈留高校に給食を提供してはどうか。意見を。

学校教育課長 学級編成の法律により生徒数で定数は決まる。小規模高では全ての強化を賄える訳ではない。隣接する奈留高校の体育科の教員が兼務している。音楽家の教員がいないが、奈留中学校の教員が兼務。小中高一貫を生かして兼務を活かして教員の指導確保を進めていく。

教育総務課長 奈留小中学校のアンケートを実施。利用したくないと答えた方は給食費の負担があると。長崎県教育委員会に実施している。町内の飲食店と連携して今後とも情報交換をしていきたい。

松本 月に1度くらいは小中学校と合同でそうした時間を設けられないか。

教育長 情報交換は進めたいが、高校生の保護者から強い要請があって動くべきだと思う。高校とできないかどうかについて検討して、一環教育を最大限アピールする場になれば良いと思う。

教員不足の状況について

松本 教員のなりてがいない。非常勤の講師もいない。奥浦・崎山の生徒が余らなければならないと思うが、なぜ教員不足なのか。

教育長 教員の定数は学級数で決まる。各学年1クラスは7名くらい。校内で免許を持っておらず指導するか、奈留島では兼務を発令しやすいので、以前から教科のやり取りをしていた。福江島内でも兼務を発令して専門の免許を持つ教員から習う方策をとっている。教員不足は全国的にも大きな課題。原因は教員の大量退職と希望者の減少が重なったため。新規職員を配置しているが、年々倍率が下がっている。小学校は2倍を切っている。R6の人事異動は適切な定数配置がされている。病気休暇の代替の目処は立っていない。臨時教員の人たちが少なくなっていることが背景。代替車の適性配置について要望すると共に保有者の発掘と獲得に取り組みたい。退職して良いという人たちにも強くお願いして、教員を確保するように努力する。子供達、小中高生に教員志望者を増やすことも必要と思う。憧れられるような教員になってほしい。そのためにも働き方改革を進めて余裕を持って教育にあたる仕組みを作っていきたい。

松本 教員になりたくないとあるが、忙しい、残業や保護者の対応があると思うが、先生は私たちの頃は偉大な存在だった。親から子まで先生の言うことは当たり前だと思ってきたが、今の教員は存在が薄いというイメージがあるが、どうか。

教育長 希望者が減った理由は、多忙さ、気をつかうなどブラックな職場だとマスコミが伝えていることも大きな原因と思う。教育実習に行って、先生の働きが嫌になったという希望者もいる。改善をする必要があると思っている。保護者との付き合いが違ってきているとは思う。教員が家庭に入ることも大事だし、保護者の意見も異なるのではないかと思う。親子から信頼されることも頑張っていきたい。できればもう一回、憧れられる職業になってほしい。

市道白這~江上線の管理状況と今後の整備計画は

松本 レンタカーやバイクを利用して島を巡っている。道路の陥没、落石、グレーチングは破損している。道路には苔が生えており危険を伴う場所もある。救急車は木に用心していると思うが改善できないか。

建設管理部長 地元町内会へ打診をしている。樹木は部分的に早急な対応が必要な場合はするが、支所と連携して対応する。明確な着手時期は未定。

松本 前向きに考えると言うことで理解。全てとは言わないが、個人の土地も絡んでくると思うが、切らないとジャングルになると目に見えているので質問した。言われなくても気がけてもらいたいと思う。白岳展望台から見える風景は絶景だが木で見えずに展望台の役割を果たしていない。木を根本から切る事はできないのか。思い切って切ったらどうか。側溝といえば昔は掃除をしていた記憶があるが今はしていない。市が側溝の蓋を開けてくれれば掃除できると思うが、今は上げる力がない。何かあるか。

建設管理部長 検討させていただいて、重機や専門の器具を検討させて頂きたい。

緊急搬送時の海上タクシー運航について

松本 要望質問ができなかったが、どういう考えなのか。海上タクシーをどうするのか。病棟が休止された場合、搬送が増えるのではないか。久賀・樺島も同様に搬送が必要だと思う。船舶の老朽化も検討しなければならないがどうか。

消防長 救急搬送は主に奈留医療センターが決定して、海上タクシーや救急車の手配をしている。その他は、まず離島を所管する診療所に往診していただき、搬送が必要と判断された場合は、海上タクシーの手配や救急車の手配を行っている。

松本 走ってくれる海上タクシーの数はわかるか。

消防長 業者を把握しているが、海上タクシー4、瀬わたし5業者。瀬わたし一覧表があり、万が一不足があった場合は、更に一覧表の中から対応をお願いする。

松本 船の構造上、使用できない船もあると思う。出口が狭いとかあるので、しっかり判断してもらい、業者があればよろしくお願いします。北海道のKAZU1により船舶検査が厳しくなった。検査を受けれない場合もある。市は把握しているのか。

産業振興部長 安全設備の追加がされた事は把握している。県主催の説明会が2月に開催されている。事業者からは複雑で理解しづらいとの声もある。安全設備の見直しがされているが、必要不可欠であると考えている。海上タクシーの浸水も発生。国の安全対策事業費補助金が活用できているが、補助率は3分の2。設置基準が複雑であり、直接実施していただくように依頼している。7月以降は担当者が来島して事前打ち合わせをする。

松本 感動した。よく調べている。船によっては1機の船もあるが経費は厳しい。緊急搬送時のチャーター料をアップして補助があったら、船会社を助けてやる手厚いサポートが必要と思うが。

産業振興部長 5年に1回の定期検査に費用がかかると聞いたことがある。元からずっと続いてきている。そこは経営の判断でされていると思う。市も財源があればだが、現時点では厳しいと思う。

市長が任期中にやり残したことは

松本 3年半ありがとうございました。議員でなければ接点もなかったが、交わる機会があってよかった。やり残した事はあるか。

市長 ご協力ありがとうございました。色々ご案内いただき感謝している。やりたくてやれなかったことがたくさんある。2機目の後半はワクチンやコロナなど市役所総出で集中した。この間、市政の発展に十分に取り組めずに残念だったと思う。十分な成果があげられなかったものがたくさんある。1番はカネミ油症事件。50周年が契機となり全国組織の連絡会が設置された。次世代調査を実施していただいた。被害者を取り巻く環境は明らかにされたように、次世代の認定がされなかった点は不安を感じていると聞いている。

インバウンド対策はフランス国籍の方を配置して調べてもらい発信してもらうと。場合によっては営業に行ってもらうと考えたが、想定していた事業をできなかった。福岡・長崎は外国人がたくさんきている。どうやって連れてくるか、力を注ぐ必要があると思っている。

福江空港の機能強化。給油機能の強化。燃料・安全性の問題から、市単独で解決するのはハードルが高い。市内事業者の協力をいただき、小型は実現できたが、大型の方は対応できなかった。民生利用として、県にお願いする形でグライドスロープ、高さを誘導することで、就航率が上がるのではと思っている。有人国境離島、浮体式の問題とか、中央病院とか、課題は山積している。

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