石木ダム強制収用を許さない議員連盟の総会に参加しました

石木ダム強制収用を許さない議員連盟の総会に参加しました。

以下、式次第と会議のメモです。

【2023年度ハイブリッド総会 2023/11/10 14:00-16:00】

1 開会挨拶

長崎県議 坂本 浩さん

2 経過報告

島原市議 松坂昌應さん

2023石木ダム議連総会改訂3版

3 会計報告

元大村市議 吉田 博さん 4月1日~9月30日までの会計報告

4 新年度計画・規約(案)

長与町議 八木亮三さん

・現地の視察ツアー 来る事が可能な人を募って訪問したい

・集会は公民館で実施。学習会は松本さん主催の残り2回があるのでお願いしたい。過去分は議員連盟のYouTubeチャンネルに上がっている。

 

・会員の拡大 新人議員に案内状を送る。近くで参加できそうな人に対して事務局から電話してほしい。

・情報発信 SNSやHPを通じて積極的にしていければと思う(中西)。

・ほずみさん報告:来年度のカレンダーを作成し4シーズン目に入る。毎年少しずつ質が上がり、去年よりも厚くなっている。絵も頑張って書いたので議員連盟の皆様にも買って頂きたい。お米も販売しており玄米・白米1.5㎏~販売している。議員さんからネットショップへの誘導をして頂きたい。

https://yesishikiriver.stores.jp

団塊の世代の方々が座り込み、マスコミも中々取り上げてくれないのでもどかしいが、自分に出来る事を積み重ねていきたい。

5 現状報告

石木川まもり隊 松本美智恵さん

① 工事の進捗

7割は執行済みだが本体はまだ未着工。現在の工程表は9回目の工期延長中。R7完成予定。ダム本体はあと1年だがまだ何も出来ていない。現在は付け替え道路の工事中。抗議行動の箇所は工事が未着工であり、テントを迂回して道路が繋がっている。

座り込みは継続方針。左岸は工事が進んでいるが、右岸は全く進んでいない。県は反対派の阻止行動を理由としているが、地盤に問題があり透水性が高く、補強工事で工事が膨らむことを懸念している。

② 知事と市長の対応

知事は推進だが対話も重視して現地を6回訪問。佐世保市は4月に宮島市長が誕生。前佐世保市長は前のめりだった。

大石知事は去年の11月、佐世保まで足を運び4団体の主張を聴いた。話し合いの際、土木河川課から、「知事に質問をするな」との条件があったが、面談は無駄ではなかったと実感。

朝長市長は促進大会を開催して買受権の話を持ち出し、促進決議が出された。市議団を伴って政治決断を早めろと陳情した。

➂石木ダム反対運動の現状

今年の3月、田んぼに土砂を搬入して工事を始められ、水路も埋められて田植えが出来なくなった。

【支援団体の紹介】

・石木ダム建設に反対する川棚町民の会、石木川の清流とホタルを守る市民の会

・いしきを学ぶ会(県庁前でスタンディング)

・ダムより花を

・石木川まもり隊

・パタゴニア

・ボーダレスジャパン(県議へハガキ送付)

市民の頑張りに限界があるので、議員の協力が必要。

衆議院議員 山田勝彦さん

4月に国土交通大臣に質問し、長崎県議会と連携して声を上げて貰っている。

県の主張(285億円)のうち7割が消化されているが、1~2割しか工事は終わっていない。

80億で完成する訳はない。国と県で連携して追求していく。

長崎県は「予算内で収まるように努力します」と言っているが、国民の税金も投入されているので県の担当者に指導してほしいと伝えた。

小さく生んで大きく育てる事はあってならないので、改めて精査してほしいと国から県に要望。

9月26日に知事と1対1で面談した。この事業費は100%収まらない。全国が注目している公共事業であると伝えた。来年の再評価のタイミングで必ず正確な数値を誠実に出してほしいと迫ったところ、「心得ています」との回答。

第三者委員会が立ち上がり金額が決まる。元々長崎県が金額を決められるモノではないと。

国会でも同じだが、第三者委員会は政府が選んでいる。R6の再評価の時にどういうメンバーが選任されるのか、確認してほしい。県議や市民団体・偏りのない団体で再評価すべき。

倍以上となれば改めて費用対効果が問われる。事業の在り方、公共性が問われなければいけない。

現状報告 佐世保市議 小田徳顕さん

昨年10月に佐世保は長崎に重ねて陳情している。佐世保市は買受県を強調しており、知事に強く推進を求めている。現在の所、買受権の動きはない。

貯水率の南北格差を埋める一般質問をしたが、実施可能な格差解消対策は完了していると回答。市民の関心も薄く、活動は活発的に行われているとは言えない状況。

長崎県議 堀江ひとみさん

全体計画書は5回変更して7割が執行済み。国土交通大臣は「長崎県は数多く努力している」と答弁しているが、対話は平行線を辿っており、何ら開催はされていなかった。なぜ事実と違う答弁をしたのか質していきたい。R6の再評価に向けて国は調べなさいと支持を出した。9月20日に本体工事の発注に向けた基礎資料の提出を求める6千万円の入札がされており、資料の作成業務は行われている。今後も会派を超えて連携して一つ一つ疑問を解き明かしながら力にしていきたい。

長崎県議 牧山 大和さん

先輩議員に教えて頂きながら一般質問をした。勉強しながら取り組んでいる。佐々川の水量を活用できないか質問をした。R7の完成までには時間が足りないので、流量のデータは共有したい。事業費に関しては、県から簡単な内訳は頂いており、測量部分が大きい。意外と足りるのではないかと懸念もある。坂本さんの意見も聴きたい。推進団体に対しての補助金が1億円ほどあるが、問題も多く今後詰めていきたい。

長崎県議 坂本 浩さん

内訳として、工事費・測量設計費の執行済みが69%。ダム本体の工事費は85億で7.8%残っている。一番は測量設計で既に160%使っている。近年は資材の高騰・人件費の高騰があるので、再評価委員会が鍵になると思う。補助金は、そもそも県費の使い方として適正なのかと思っている。ダム推進のための活動がない団体にも補助金を出しており、慣例のようになっていると感じるので厳しく質す必要がある。

川棚町議 炭谷 猛さん

工事の第2陣が側溝を潰して7月までに土砂で埋められて橋を架けられた。それ以降は行政代執行になる事はなく、目立った行動はない。ボーリング調査がテントを張っている箇所に5箇所。工事がドンドン進んでいる訳でもなく事前調査でボーリング地点を確認している。強硬な事は行われていない現状。

6 フリートーク

松坂 会費は分かりやすく整理したので了承してほしい。会計は一倉さんに変更。

ダムを造る事が前提となっているが、そもそも水が要らないじゃないかという利水面を再度問い直す必要があるのでは。

坂本 事業費は精査が大事だが、県議会でも改めて説明責任が生じ、反論する場が生まれる。

6月議会で予算の件を尋ねたが、費用対効果も確認した。水源連の費用便益比(B/C)は1.21であり5年前は1.25だった。

八木 会員拡大の件で、超党派の議員連盟なので本当は党派を問わず声を掛けるべきと思う。声をかける議員を選別すべきなのか、党派を問わず検討するのか。

松本 事業評価委員会は長崎県のあらゆる公共事業に対する評価をしている。委員は大学教授や弁護士と決まっているので、石木ダムに特化したモノは難しいと思うが、委員長の采配によって大きく変わる。委員の中にも推進派だけでなく反対派の意見も出すべきだという声がある。水道局には、石木ダムに特化した再評価委員会を作ってくれとお願いした。牧山県議が建設費は収まるのではと言っていたが、私は逆だと思う。

事業費の執行率、なぜそこまで調査測量にお金を掛けなければいけないのか問題と思っている。九州には漏水ダムがあり、予算が最終的に5倍以上になった。漏水になると追加工事を行い雪だるま式に増えていく。そうならないように調査が必要。物価高騰を考えれば収まる訳はないが、地盤対策工事費にお金がかかるので、具体的にドンドン追及してほしい。事業費が1に達しなければ作る意味がないので、追及してほしい。

松坂 ネットを活用しなければいけないと思う。

中西 知らない人が辿れるように、HPやSNSで情報発信が必要だと思う。一旦私の方で検討するが、協力者募集しています。

吉田 会員拡大を言ってきたが、他市の事になぜ首を突っ込むのか、と言われる。県外の会員は限定される。県内でなぜ会員の拡大が出来なかったのか、考えなければいけない。人権を無視して強行される事に対して、議員活動の中に据えなければいけないと思う。県外の人も応援だが、県内の議員も拡大していく事が大切だと思う。

中西 会員拡大については、会員になるメリットがないと、会員になりたいと思わないと思う。

7 新年度計画・規約の承認

承認

8 閉会挨拶 川棚町議 炭谷 猛さん

状況は厳しいが、今後も地元は頑張る予定なので、議連の力を借りて県に申し出をしていく必要がある。今が大事な時なので、協力をお願いします。

 

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