五島市の市議会(委員会)では、議事録が公開されておらず、委員会の中身はブラックボックスです。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。
発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。
日時:2022/9/9 11:00~
参加議員:片峰議員、山田議員、三浦議員、丸田議員、中西議員(以下、敬称略)
議案質疑の内容
事案の原因の説明
借り入れ手続きの流れ
- 財政課が担当し、事業ごとに必要書類を提出してもらい確認して借入先に提出。
- 農林課の借り入れは負担金を市債で発行する。
今回の流れ
- 農林課から財政課に提出して申込書を作成し、2か月前に提出。
- 借入申込書の提出後に、県から減額の通知がメールで届いた
- しかし農林課が財政課への通知を失念しており報告できていなかった。
- 結果、変更前のまま借り入れが行われた。
4月25日に当該事業について、変更が疑われ3月7日に変更があったことが分かり、限度額を超過していることが判明。
長崎財務事務所へ説明し、手続きを経て今回計上。9月26日が償還日となるため、先議案件となった。
再発防止策
市債の借り入れは確認表を確認しながら事務を行っているが、業務の重要性を認識し、最終確認を記録に残らない方法ではなく、書類として提出してもらうなどする。
質疑
中西.原因をもう少し詳しく知りたい。業務が忙しすぎたのか、単純に担当者の経験不足だったのか、教育が不十分だったのか 等
A.担当職員の経験不足ではない。県からの最終通知が借入日の申込後に農林課に届いていた。
所管課である農林課も失念していたが、財政課の方でも確認が不足していた。
中西.通常の流れとは異なり、イレギュラーで気づかなかったと言う事か?
A. 県に責任があるわけではないが、イレギュラーであったことは理解している。
中西.過去に似たような事例があったか?
A. H24年度に借り入れ超過の実績があっている。
中西.財政融資資金普通地方長期資金等借用証書特約条項第4条第3項の規定では、
「第 11 条の定めによる調査を拒み若しくは妨げ、又は報告をせず若しくは虚偽の報告をした場合」とある。
https://www.city.tomigusuku.lg.jp/sp/userfiles/TM004/files/02_handbook.pdf
「報告が遅れた」とあるが、1回だけではなく、複数回通達が来ていると思われる。国からは何度くらい、通達があっていたのか?
A.起債の借り入れは完了見込みで申し込みを行う事になっている。
中西.ほかにも様々な件で市債の発行や借り入れが行われると理解している。再発防止策として、ヒューマンエラーが起きないようなシステム面での対応は出来ないのか?
A. 現在はエクセルで確認表を記入しながらやっているので、契約書で確認をして、複数チェックをしている。
丸田.今回も「人がやる事だから」という事で済ませるか?過去に何度も叱責されているはず。話を聞いてもちんぷんかんぷんである。再発防止に向けて動いてください。その都度良いことは言うが、こういう事を発生させないという事を考えながらやって下さい。