市長はエンタメキャラ
本日は、「コンテンツ作成権のリース」の話です。
なんじゃそら???
そうなりますよね。
一つずつ説明していきます。
「市長」というのは、実体よりも「イメージ」です。
「市長」と膝を交えてお酒を飲んだりする人が100人いたとして、「市長」の文章や動画を閲覧するだけの人はその1万倍くらいです。
つまり、99.9%の人たちにとっての「市長」とは、一種の「見せ物」です。
そうなったとき、いかにWEBや雑誌の世界で「市長のイメージ」をブランドとして構築するか?という点が問われてきます。
これはアイドルや俳優に学ぶところが多いでしょう。
一般的な芸能界の流れですと、
- メイク担当
- SNSの活用コンサルタント
- 楽曲提供者
という「プロの視点やお力」を活用しながら、芸能人の「イメージ」を拡散しています。
従来は、依頼主が「お金を払って」その仕事を依頼するという形でしたが、このお金の流れを逆にしていきます。
本日は、その事例をご紹介します。
①市長のファッション担当
「1か月間、市長が貴社の手掛けるファッションを身に着ける」
という形で、リース権を公募にかけます。
市長の知名度が上がれば上がるほど、
そのブランドが消費者の目に入る機会が増えるという事です。
もちろん、最初はあまり注目されていないから、月額10万円くらいでしょう。
しかし、例えば橋下徹氏のような超有名人になったら、
嫌でもメディアの露出機会が増えます。
リース料=メディアの露出頻度
でもって、合理的に算出されるようになるでしょう。
ポイントは、
市長のコーディネートをしてください!
とお金を払うのではなく、
有名人のコーディネートをさせてあげるよ!
と、お金をもらう発想です。もちろんここには、市長の言動によりブランド価値が毀損する、というリスクもあります。
ま、それは芸能人に服を着せる場合も同じですね。
②市長のYoutube動画作成権
最近流行りのYoutuber、その動画を作成する権利もリースします。
これは一定のスキルさえあれば、
ほぼゼロコストで作成可能ですから、
権利を手にできれば大きなビジネスチャンスです。
Youtuberにとっての肝は、やはり何といっても
「面白い動画を作れるか?」
という点です。私の日常生活も含めて撮影して、情報を渡します。それを基に動画を作る権利を与えます。
➂音楽配信の権利
私はカラオケが好きです。
しかし、超絶オンチです。
でもそれは、
「聞き慣れた曲のキーがズレていると感じる」
ことが原因です。
そのため、誰も知らないオリジナル曲を作ってしまえば、
オンチのキーが正しい音程になります。流れとしては、
「市長があなたの作った曲を歌います」の権利をリースし、実際にその曲を市長が歌う
という感じです。
個人的な金儲け?
と、ここまでの記事を読んだ方の中には、
市長という権力を乱用して、金儲けをしたいだけでしょ?本職を頑張りなよ?
と思う方もいるかもしれません。
表面上を見れば、その通りかもしれません。ただ、その前提として、
- 市役所職員の副業を解禁する
- 「ブランド収益」の半分は、五島市に寄付
します。そのため今後は
「Youtuber市長」とか
「Youtuber課長・部長」
というのも流行っていくでしょう。それに今の時代、行政の視点で考えれば、今までのように
国からの交付金
に頼ってばかりはいられません。地方の現状は、国に首根っこを握られている、極めて危険な状態です。
泉佐野市のように、ある意味では
貪欲に金儲けを目指すスタンス
こそが、本当の意味での地方創生です。その意味では、
市町村の顔
である首長がYoutuberになることは、
- その市町村の知名度を高め
- その市町村で売れる商品を増やし
- その地方の税収増に寄与する
という好循環が期待されます。