勝算の低い市長選挙を目指すのはお金と時間の無駄?

市長選挙

皆さんこんにちわ。

本日は、市長選挙に関する

「周囲の方々の反応」と、私の意見をご紹介します。

これから「政治の世界」を目指そうとしている人の参考になれば、幸いです。

出馬予定の条件

まず、私が立候補しようとしている選挙区は、不利な条件がてんこ盛りです。

2020年9月時点で確定している事実としては、

  • 選挙区は長崎県の西にある、五島列島の五島市。
  • 人口は3万7千人ほど。高齢化率38%
  • 出馬(予定)時の年齢は31歳。移住歴4年半。

で、ここからが推測です。

  • 対抗馬は(おそらく)現役を2期務めた現市長(64歳)。
  • 現市長が立候補しなくても、経験豊富な人が出そう

という感じです。

周囲の反応(反対8割・賛成2割)

上記の条件を見るだけだと、「勝てる見込み」はほぼなさそうです。

そのため、多くの方の意見として、

  1. 若いし経験もないから、無理なのでは?
  2. 出馬するのは、時間とお金の無駄なのでは?
  3. まずは市議会から目指すのが良いのでは?

という声を頂きます。

こうした意見をくれる方々は、割と私と距離の近い方でして、親身になって「現実的な」意見をくれます。

こういう方の声はとても有難いのです。

ありがとうございます。

これらの意見に対して、私なりの見解を述べておきます。

① 勝てる見込みが薄い件

確かに、今の段階で選挙をしたら、勝てる確率(投票数)は0.5%くらいでしょう。

しかし、これから1年半の時間がありますので、色々と五島のことを勉強しながら、知名度を高めていこうと思っています。

多くの人は

100%無理じゃないの?

と意見をくれますが、時間の使い方と運次第では、

100%無理ではない

というのが私の意見です。

例えば、私がIT出張で仲良くなった人に、「選挙に出る事」を述べてみると、割と好意的に

「応援するよ!」

と言ってくれる人に出会ったりします(もちろん、たまたまラッキーなケースですが)。

そのため、

絶対に当選が無理なのか?

という問題は、島民の全員に「現状の市政」に対する不満や意見を聞かない限り、分からないと思います。

それに1年半後は、元号も変わり、現在の与党も変わっているかもしれません。

若くて新しい市長が、全国的にも増えるかもしれません。

あるいは、戦争や紛争が起きて、日本自体が政情不安になっているかもしれません。

言い出したらキリがありませんが、私は「自分にとって都合の良い予測」をしたい訳ではありません。

何が言いたいのかというと、

将来を断定する事は、誰にも出来ない

という事です。

もちろん、「過去の経験」と「今までの常識」で考えれば、勝率はかなり低そうです。

ただ、私の意見としては、

100%無理ではないので、やる価値はある

と思っています。

②「出馬=お金と時間の無駄」である件

選挙にはお金がかかります。

ですが私は、そもそも大金を持っていないので、

「身の丈に合った選挙」しかできません。

そのため、供託金も含めて300万円は超えないでしょう。

「負け戦」が確定しているのであれば、それに費やすお金と時間は、無駄に見えるかもしれません。

しかし先ほども書いた通り、「100%勝てない」のではなく、「勝てる見込みが低い」戦いです。

それに加え、私は「選挙戦の過程」を(ふざけるという意味ではなく)、真剣に楽しんでいます

市長を目指すと決めてから、日々(私が市長だったら~)という事を考えるようになりました。

  • 予算の使い方ってこれでイイの?
  • 若い人が選挙に関心がなくてイイの?
  • 地方がドンドン衰退していって大丈夫なの?

とか、色々な事を考えます。

一見すると、いちいちそういう事を考えるのは、

「面倒で大変な事」

のように見えるかもしれませんが、

私は割とそういう事が好きです。

それは私にとって、毎日ランニングをするのと同じくらい、自然な事です。

そういう意味で、政治家と言うのは全てが勉強で、とっても楽しいです。

  • 日本の政治の事
  • 世界経済の事
  • 人の心の事

を抑える必要があり、文字通り学ぶ事だらけです。

これは「市長を目指す場合」と「市長を目指さない場合」では、考え方に大きな違いが生まれます。

そこで、私が必死で学んで考えた事や、実行した事で、

  • 今よりも多くの人の不幸が減ったり
  • 今よりも多くの人の喜んだりすれば

単純にとても嬉しいことだと思います。

もちろん、考えるだけでは「ただの学者・評論家」です。

実行しなければ、何の意味もありません。

そのためには政治力が必要な部分もあり、選挙で勝つには、「知名度向上」が何よりも大切です。

そこで最近は文字通り、五島の各地を走り回っています。

それは決して、受験勉強のように、「根詰めて」という訳ではなくて、あくまでランニングのような「頭と体の運動」として。

例えて言うならば、「市長選挙に出馬する=フルマラソンに出馬する」ような感じです。

沢山のトレーニングを積まなければいけませんが、

私はそれを全然苦だとは思っていません。

実際、私は人生で2回ほど、フルマラソンを完走できずに終わりました。

しかし今考えると、

そこに費やした時間とお金は、

決して無駄ではありませんでした。

選挙も同じで、

「選挙に落ちた」

としても、その過程の中から学ぶ事は沢山あるはずです。

そのため、私は「出馬=無駄な事」だとは思っていません。

大切なのは、挑戦する事と「一見すると困難そうな事」に努力することで、そのプロセスに意味があると思っています。

➂「まずは市議会から出れば?」の件

五島市では、

  • 2020年:市長選挙
  • 2021年:市議会選挙

という順番で選挙があります。

そのため、順当に考えれば

  1. 市議会選挙(2021年)に出る
  2. 経験を積んでから、市長選挙(2024年以降)に出る

というのが、オーソドックスな「政治家への道」です。

ただ、市長選挙に落ちたとしても、次の市議会選挙に出ることは可能だし、その次の市長選を目指すことも可能です。

今の段階で「落ちたときの事」を考えても仕方ないですが、

選挙に落ちた!人生お先真っ暗!生きていけない!

とは考えていません。そのため、

「2020年に挑戦しない理由が見当たらない」

というのが実感です。

もちろん私は、経験不足です。

しかし、今の時代に求められるスピード感は、FBの創業者が言うように、

Done is better than perfect(完璧よりも実行する事が大事)

です。従来のように、

実務経験を兼ね備えたベテランが、良い政治を出来る

とは限らないのが、「新しい時代の一般論」ではないでしょうか。私は、自分が市長になれるかどうかは別として、

  • 「正解」のない不安定な世の中では
  • 前例に捕らわれない発想で政治を動かした方が
  • 全体的にうまく行く可能性が高い

と思っています。

まとめ

多くの人は、私が市長選挙に出る事を心配し、

あえて反対の意見(勝ち目が0の無駄な市長選挙に出ることは辞めて、市議選挙を目指せ!)をくれます。

それは私の事を、真剣に考えたうえでの助言ですので、

非常にありがたいことです。感謝もしています。

ただ、あんまり心配するほど、私は根詰めている訳でもなく、

むしろ毎日楽しく活動をしています

 

そうしたことからも、これは非常に甘い考えかもしれませんが、

極力人に迷惑をかけずに

選挙に臨みたいです。

というより、選挙戦をそこまで「重い事」として捉えていません。

例えば私が、市長選挙の投票者だった場合、

どうしても選挙に受からないと、人生お先真っ暗!

という人には投票したくありません。

リーダーを選ぶ選挙ですから、「心の余裕」がない人は、信頼できません。

その意味では、私は「心の余裕」があります。

それは「ふざける」とか「茶化す」とかいう意味ではなく、

ダメもとだけど、やってみっか!

くらいの感じで気楽に考えています。

例えて言えば、ランニング経験はないけど、フルマラソンに出場するような感じです。

筋肉痛にはなるかもしれませんが、命に別状はありません。

ですので、冒頭で紹介した、「反対意見」に対する回答として

  • 勝算は低い。けど100%無理ではないので「やりがい」がある
  • 「市長を目指す」活動プロセスは、とても勉強になって楽しい
  • 例え落ちたとしても、若いから次がある

と思っています。こういう事を書くと、

政治を舐めるな!!若造が!!(怒)

という声が聞こえてきそうです。

しかし私は、日本が良い意味で変わるきっかけとして、

「若い人の政治に参加するハードル」

が低くなることを期待しています。

(おまけ)関連書籍

全国的にはまだ少ないですが、「若い市長さん」は存在します。

その中で、おススメの書籍のご紹介です。