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2018年

  • 2018年5月30日
  • 2020年3月8日

小説書いてみた-6-囚人と社会貢献

(これはふぃくしょんです) ここは鉄格子に囲まれた牢屋の中。 朝になっても日が差し込まないのは、ここが外界とは隔離された、巨大な建物の中にあるからだ。 時計がないので時間の感覚はない。それでも肉体労働の後は、牢屋の電気が落ちるので、自然に眠りは訪れる。 もう何日、日の光を浴びていないだろうか。 時々発狂する囚人を見かけるのは、やはり人間の身体にとって光を浴びないことは、不健康に繋がるからだろう。 […]

  • 2018年5月29日
  • 2020年3月8日

小説書いてみた-5-やったもん勝ち

(これはふぃくしょんです) 人生の時間は限られている。 私はそれを、実感的に知っている。 3年前の交通事故で、奇跡的に私だけが一命を取りとめた。 友達と両親は、即死だった。 本当に、奇跡としか言いようのないくらいの絶妙な角度で私の頭部は衝突した車両の間に挟まれて、人体にも目立った外傷は残らなかった。 事故後の一週間は、ただただ現実が受け入れられず、呆然としていた。 そして私は考えた。 奇跡的に助か […]

  • 2018年5月28日
  • 2018年5月28日

宗教が普及している理由と今後の見通し

五島の教会郡 五島列島には、実に50あまりの教会が存在します。 一つ一つ、同じものはないくらいに独特な教会が多いのですが、中には非常にこじんまりと、ひっそりした教会もあります。 先日、香港からのプロテスタント巡礼団のガイドに付き添っていたときのこと。 その教会は、何と信者が1人しか居なくなってしまい、車で行くのもひやひやするような場所にあります。 本当に「隠れ家」的な場所にあるため、決して豪華な作 […]

  • 2018年5月28日
  • 2020年3月8日

小説書いてみた-4-「天国からの勧告」

天国からの勧告 のぞみは13歳の頃に、交通事故でこの世を去った。 私と同級生だったのぞみは一番の仲良しで、よくお互いの家に行き来して、勉強をしたりゲームをしたりしていた。 不慮の事故に逢ったのぞみの両親は、大切な一人娘を失ったことが原因で夫婦の関係が悪化し、離婚をしたと聞いた。 私はそんな小さい頃の悲しみを経て、高校・大学を卒業し、結婚して子供を持った。 家を持ち家庭を築き、子育ても無事に一段落、 […]

  • 2018年5月24日
  • 2020年3月8日

小説書いてみた-3-「迫害と私」

迫害と私 私たちは、迫害の厳しい本土から逃れ、命からがら海を渡ってここまで訪れて、辺鄙な場所にひっそりと暮らしていました。 心の奥底では、長年にわたる彼らとの対立を解消し、融和的に暮らすことを願っていました。 しかしながら、ここでの迫害は、本土以上に過酷なものでした。 元々住んでいた人に見つかると、彼らは石を投げつけてきたり、棍棒を持って追い掛け回したりしてきます。 そこに話し合いの余地はなく、私 […]

  • 2018年5月21日
  • 2018年5月21日

「私たち」の拡張と「野蛮」の拡張

カトリック男性の話 先日、島でガイドをしているときに、80歳程のカトリックの方からこんな話を聴きました。 私は終戦の時に小学生でしたが、もちろん(カトリックへの)差別はありました。 当時その集落では、「地下者(ヂゲモン)」と呼ばれる仏教徒の方々とカトリックの方々が共に暮らしていて、カトリックの方は経済的に貧しかったそうです。 (カトリックは)見た目で分かってしまうんですよね。それで酷いイジメもあり […]

  • 2018年5月20日
  • 2019年11月3日

若者が都会生活を脱出すべき3つの理由

若者のススメ みなさんこんにちわ。本日は、 若者は早く都会から脱出すべき! というテーマで、移住2年目に突入した私が今までの経験と今後の予測をご紹介します。 結構当たり前のことが多いですけどね。「都会を離れるべき理由」を3つほど挙げます。 ①都会は「モジュール化」される モジュールって言うのは、社会の中の「部品」みたいな感じです。 要するに、一つのギアとして一つの仕事に特化させられるということです […]

  • 2018年5月16日
  • 2020年9月17日

移住前に知っておくべき「支援金」~五島市を参考に~

移住をする前に 都会から地方へ移住してみたいけど、お金が心配。 田舎でリモートワーク生活をしたいけど、引っ越し費用が高額になりそう。 こういった不安で移住を諦めていませんか? しかし、国と地方は移住を全力でサポートしています。 時事通信によると、新しく誕生した菅首相も、東京一極集中の解消に前向きな姿勢です。 在宅勤務の活用などにより東京一極集中の是正に乗り出す考えを示した。「コロナにより、地方分散 […]

  • 2018年5月16日
  • 2020年3月8日

小説書いてみた-2-「海鳥と私」

海鳥と私 ここは小高い丘の上。標高が300メートルもある見晴らしの良い場所で、天気が良い日は町と海が一望できる。私はそこで、毎日足を運んで、ある「習慣」を続けている。島の向こうからやってくる海鳥たちとの会話だ。私が笛を吹くと大小の鳥たちが海の向こうから集まり、羽を休めて世間話を始める。その半分以上は、鳥たちの生活に関するものだ。 「最近始まった護岸工事のお陰で、新しい家が壊されてしまったのよ。」 […]

  • 2018年5月15日
  • 2018年5月15日

「バッタを倒しにアフリカへ」の大事なメッセージ

昆虫、好きです。 報告が遅れましたが、わたくし、昆虫が好きです。 はい。それで久しぶりに昆虫関連の本を読んだので、ご紹介します。 バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 前野ウルド浩太郎 光文社 2017-05-17 Amazon Kindle   で、この本を「どんな人に紹介したいか?」ってことですが、一言で言うと、『岐路で迷っている人』です。 本当に好きな事をやり続けるか? 現実的な路線に妥 […]