大学を1年間休学して五島にやって来た強者と同棲を始めた話

移住相談をしていたら

五島列島への移住促進活動として、無料の移住相談をしている。

移住相談窓口

相談窓口を開設してから、今までに数十件の問い合わがあっただろうか。

が、不思議なことに8割以上の相談に対する返信は、「既読スルー」状態になってしまっている。

  • 移住して仕事はありますか?
  • 余所者は受け入れられないのではないですか?
  • 生活は不便ではないのですか?

そうした質問に一つ一つ答えていっているわけだが、どういう訳か、皆返信に対する反応がない。

(嫌がらせだろうか。。。)

そんな風に思って少し空しい気持ちにもなったりするのだが、時には真面目な移住相談も来る。

やって来た真面目な相談

ある日、こんな相談を頂いた。

「今大学4年生で、1年間大学を休学して五島で生活したいと思うのですが。。。」

そして更に話を聴いてみると、どうやら真剣に移住を検討しているようだった。

すごいな。。。私が大学生だった頃はどうだっただろうか?

無事に就職活動を終えてからは、親に60万円の借金をして、人生で最後の夏休みを悠々自適に満喫するための計画を立てていたような。。。

そんな気楽だった当時の私と比べると、あえてリスクを取って

知らない土地・知らない環境で何かにチャレンジしようとする心意気が凄いな、と思った。

しかし大学生は、(私も数年前そうだったように)

『時間はあるけどお金はない。』状態だ。

移住者にとっては大きな助けとなる「短期滞在者住宅」も先々まで予約で埋まっているらしい。

五島市の短期滞在者住宅

縁もゆかりもない土地で

家賃・家電・寝具・食器。。。

そういった「生活用品一式」を取り揃えるのには、実に大きな出費となる。ましてや、こちらで賃貸物件を探そうとなると、

敷金(2か月分が相場)+仲介手数料(1か月分)

が発生するため、初期投資だけでもバカにならない金額が必要となってしまう。

実際、彼が融通可能な金額(数十万円)なんていうのは、そうした初期投資だけで全て消えてしまいそうな勢いだ。

ひとまず家の空きスペースを提供

熱意のある若者がせっかく五島で生活体験をしてみたいと言っているのに、お金の問題で頓挫してしまうのはあまりにも勿体無い

そんな気持ちもあったので、8畳のくらいの私の部屋をビニールシートで区切って、部屋を貸してあげることにした。

移住生活を開始して半年ーー。

5つ程年齢の離れている北海道出身の大学4年生と、一つビニールシートを隔てて共同生活が始まった。

台湾やタイでは割と普通な感じなのかもしれないが、知らない人とシーツを隔てて生活。

それはそれで、シェアハウスに近い感じで楽しかったりもする。

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