移住支援金
みなさんこんにちわ。
「移住者友の会」代表の中西です。
昨日、五島市長への手紙を書きました。
https://nakanishidaisuke.com/2020/04/06/kanko-ijuu/
五島市はかねてから、移住促進と観光促進に力を入れてきました。
そして今年度は、更なる移住者獲得に向けて、
東京圏からの移住者へ、移住支援金(最大100万円)を支給
を設けています。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/iju/020/050/20190126103710.html
しかしながら、タイミングが最悪です。
4月7日に報じられた出来事をまとめると、
- 首都圏:緊急事態宣言が発令
- 長崎新聞:離島の医療体制の脆弱性を紹介
- 五島市:東京からの移住促進を発表
です。長崎新聞の記事によると、
五島市の指定医療機関の関係者は「4人を大きく超えて感染者が出た場合、医療スタッフが足りるとは言えない」と頭を悩ませる。
とあります。
https://this.kiji.is/620088685188973665?c=174761113988793844
高齢の世帯が多い島民の感覚からすると、
安全確保のために、一刻も早く「鎖国」してほしい
というのが実情だと感じます。
ところが五島市は、島外(特に首都圏)の移住者に対して
積極的な「開国」の方針
を示しています。これは、本来やるべき事とは真逆の方向性です。
もちろん、今までずっと続けてきて、ようやく成果が出てきた人口減少対策を推進したいという、市長の気持ちも分かります。
しかしながら、それは
市民の命を危険に晒してまで、
推進すべきテーマではありません。
五島市の安全対策・水際対策は、一分一秒を争う状態です。
市長への手紙は、いつ市長の手元に届くのでしょうか??
私が以前に提案した「リモートワーク推進」は、
セキュリティリスクと導入コストを慎重に検討する必要があります。急ぐあまり、コンピューターウイルスに感染し、長期間、業務が止まってしまっては本末転倒です。
との回答でした。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s014/020/010/010/010/010/030/110/20200318165703.html
これはこれで、一つの正解だと感じます。
しかし一方、慎重に検討する事も大切ですが、手遅れにならないタイミングでの決断が、今は非常に大切です。
地方自治体の首長の仕事における、最優先事項は、住民の生命と安全を守る事であり、移住者や観光者を増やすことではありません。