五島市は「住みたい田舎」?

住みたい田舎ベストランキングベスト10入り

五島市が見事、「住みたい田舎ベストランキングベスト10入り」を果たしました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000032871.html

年々移住者の数が増え続けている五島市ですが、2020年度は12月末時点で157名の移住者が来ているそうです。

この調子でいくと、209名くらいの見込みになりそうですが、前年と比較すると横ばいになるのかもしれません。

ランキングの落とし穴

五島市は、他の自治体に比べて沢山の移住者優遇政策を行っています。

そうした事もあり、ここ3年間は移住者の数がグーンと伸びています。

一方、それに対する地元の方の反発・税金の遣い方に対する不公平感の声もあります。その点については、別の記事で考えていきます。

 

今回のランキング入賞ですが、実はこの順位には落とし穴があります。

こちらの動画でも解説した通り、

  • ランキングを決めているのは、移住者ではなく書籍の出版社
  • ランキングの元となるデータは、移住者ではなく自治体が提供
  • ランキングの算出方法の詳細は不明

という形です。そもそも、「住みたい度」自体、架空の概念ですので、それは一つのイメージ戦略に過ぎません。

日本人はランキングが大好き

年末のレコード大賞を始めとして、日本人はランキングが大好きです。

会社の中でもテレビの中でも世界との比較でも、日本人はランキングの中での立ち位置を意識させられます。

GDPが中国に抜かれて世界3位

という危機意識の煽りも、その典型ではないでしょうか。

「正解」がある程度決まっている場合、その中で切磋琢磨するのは良い事ですが、「世界に一つだけの花」のように、「競争しない価値観」を体得する事も大切だと感じます。

同じように、「移住したい田舎」の理想的なイメージは人それぞれです。

必要以上にそうしたランキングに振り回されると、自分を見失ってしまいそうなので、自分の判断基準や軸を大事にする方が良いと思います。

ただ、五島に関して、こちらに書いてある事は、個人的には事実だと思います。

  • 移住者の声

1位:すごくきれいな自然が近くにあって、しかも独り占めできる
2位:家族と過ごす時間、趣味に使える時間が増えた
3位:島だけど意外に便利
3位:どっぷり離島暮らしも、そこそこ便利な暮らしも選べる
4位:活躍できる、必要としてもらえる
4位:面白い移住者が多い
4位:何かができる余白が多い
5位:星がきれい

これからも五島の情報を発信していきたいと思うので、

こんな事が知りたい!

というリクエストがあったら教えてください(^^)