五島市の市議会では、議事録が公開されるまでに時間がかかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではなく、個人的なメモです。
発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もありますので、ご注意ください。
日時:2022/3/24 10:00~:欠席議員 椿山
目次
監査結果報告
資料の通り(割愛)
総務水道委員会の報告
原案可決
反対討論
給与改定について
江川.人事院勧告に合わせて引き下げると言う事だが、石油・石油製品の価格が急上昇している。こうした中、給与引き下げは認められない。
賛成多数.可決
教育福祉委員会の報告
原案可決
産業経済委員会の報告
Q.街づくり協議会が設置されて7年目に新たに設置する理由は?
A.街づくり協議会で特性を生かした活動を後押ししてきたが、様々な組織がかかわる中で連携がうまくいかず、思うような活動が出来ていない状況も見受けられる。あり方検討会議では、参加者以外には目的や意義が認識されていないとの事であり、基本方針の策定が必要と判断した。
Q.委員の選定方法は?
A.学識経験者、職員、次の世代を担う方の推薦、公募によりついていただきたい。
その他いくつかの質疑あり。
原案可決
予算委員会
各分科会における審査を行い、23日で全体での審査を行った。
一般会計補正予算15号
意義なく可決するものと認められた。
特別会計の審査(令和3年度補正分)
国民健康保険
原案可決
介護保険事業
原案可決
後期高齢者保健事業
原案可決
本山財産区
原案可決
土地取得事業
原案可決
令和4年度一般会計当初予算
総務水道分科会
ハザードマップは今回、県が新たに調査し、福江川全域について作成。配布時期と活用方法は、R4後半の配布予定であり、周辺世帯への配布。市役所本所への設置を考えている。
ジオパーク推進負担金について、活動内容は認定を受けたが活動は変わらず保全教育に取り組む。浄化槽設置の決算時の要望は、規模が大きくなる事業所も対象になるよう、10人槽から50人槽までの基準拡大に努め、増額になっている。
教育福祉文科会
福祉の相談窓口の相談実績は?
158件の相談を受け、70~80代の相談件数が半数以上。相談内容は介護障がい関係、経済的な相談が主であり、長寿介護・保健所警察に繋げている。
R2年度からの相談窓口を2名にする理由は?常時、窓口の相談を受けるようにするため、増員したいとの答弁。
観光物産課関係
2名以上の宿泊に対して1泊あたり5000円、今だ!五島に行こう旅キャンペーン、財源について質疑。
全額国の臨時交付金を充当し、一般財源の負担はない。立案した経緯は、R1年度に25万人を記録した観光客はコロナの影響で12万まで激減。
早期に回復が必要だが、高い誘客効果のあった地域通貨が廃止となり、継続事業の見直しを行い、新たな事業を考案される必要があった。
本市の観光需要回復に追い風となる要素があるため、多くの観光客を誘致することが、感染症対策であると考えている。
この機会を逃すことがあれば、令和6年の目標30万人が危機感となる。事業の下支えを給付しており、感染を理由とした廃業は聞いていないが、宿泊・飲食・土産物品の消費額を37000円と試算しているため、46億円の観光消費が失われたとしている。
2万人の来島で約7億5千万円の経済効果を期待しているとの事。30万人の目標達成のため、知恵を絞りたいとの事。
予算委員会での討論において、反対の意見として、高すぎる国保税の負担軽減措置がされていないこと、感染予防対策の充実をすべきこと。誘客促進事業として1億円が計上されているが、観光関連事業者は25.5%であり、一部の事業者のみであり、市民全体の生活の安定に使うべきであるとの意見があった。
反対理由として、厳しい財政状況にありながらも、各種補助制度を活用し、振興に結び付ける必要不可欠であるとの意見であり、採決を行い、翻案は原案可決とした。
質疑.今だ!五島へ行こう!は市の負担はないが、交付金は旅行商品でしか使えないのか?
質疑.
荒尾.2万人を促すことで7億5千万円と試算している。1億を支出し、7億を潤う事業は?
鐙瀬、大浜にホテルをオープンが出来る。事業をどのタイミングで実現しようと考えているか?
観光客を取り戻すための方法として立案しているが、落ち込んでいる観光客をどのように考えているか?
回答.事業を行う事ありきの質疑である。政策の優先順位として、観光よりも市民生活であると考えている。
討論.江川
反対の立場で討論。航路航空路運賃の在り方、評価できる事業も多くある。
反対の理由は負担軽減策が講じられていない。5割軽減が実現したが、少なくとも就学前まで拡充すべき。
今だ!五島へ行こうキャンペーンを始めとする予算が計上されていること。経済浮揚を図ることは賛同できるが、感染症対策の予算は計上されていない。医療従事者は感染を不安視している。早急に安心して検査を受ける体制の構築が必要。
柳田.修正案に反対する討論
修正理由として五島市全体への経済効果を疑問視していたが、全従業者の4人に1人が従事していることになる。割合は高いと言える。
観光関連産業の生産額は全体の3分の1を占めている。五島市の基幹産業である。新型コロナの影響で46億円で92億円の半分に落ち込んでいる。この状況を打破するためにも、出口戦略として観光の活性化を図り、市内経済の元気を取り戻すことが1丁目1番地だと考えている。宿泊客により農業・水産業・飲食店への効果・移動・土産・経済波及効果は多大なものである。
国や県が同じような予算が計上されているとの事だが、全自治体がさらなる独自のキャンペーンを打ち出すことは必至。島原などでR4年度向けに観光客争奪戦を繰り広げている。テレビなど、観光に追い風になる絶好の機会であり、より多くの観光を呼び込むことが出口戦略。
市内経済回復のため、防止策を講じつつ、観光客を増やすための要望決議している。妥当性十分である。以上の理由により、修正案に反対。
草野.修正案に賛成の立場で討論。
1点目は、交付金は使い勝手の良い交付金であり、R2年度は50件の事業が実施されている。今、五島における経済は物価高に悩んでいる。今本当に救わなければいけないのは観光客なのか。市民が困っているところに手が届くような予算に賛成する。
片峰.修正案に反対の立場で討論
市の新年度予算案は311億で計上し、4つの柱で作っている。早期ワクチン接種の予算、賑わいを取り戻す早期回復に向けた施策。健康長寿に向けた施策、変化への即応という支援の充実を実現するための子供みらい課の新設。みらい創造課の新設、窓口手続きの簡素化など、将来に向けた予算編成になっている。第7波がくる中、・・・必要な予算である。
予算案への賛否
起立少数(丸田、江川、中西、草野、網本)→否決
全体予算への賛否
起立多数.可決
R4年度 特別会計
国民健康保険
江川.年金生活、零細事業者の皆さんの保険でありセーフティネットであると位置づけられている。五島市の場合2万8500円である。
国の制度で半分折版となったが、市の制度として全額負担、子育て世帯の負担軽減を図るべきである。市の負担は46万5千円。
残りの5割を実施する場合、235万円あれば実現可能である。早期受診により医療費負担軽減につながる。
資格証明書の発行は中止すべきと考える。
起立多数.原案可決
介護保険事業
江川.評価できる施策はあるが、介護も負担の限界であると声をかけられている。介護保険料引き下げの施策が必要である。
起立多数.原案可決
後期高齢者医療特別会計
江川.年金が下がり続ける一方で、生活必需品は物価の値上がりが止まらない。保険料も引き上げられている。一定以上の所得がある場合、医療費の負担も上がる。本予算も認めることが出来ないことが反対理由。
起立多数.原案可決
診療所会計
原案可決。
大浜財産区予算
原案可決。
本山財産区
原案可決。
下水道事業
原案可決。
港湾整備事業
原案可決。
交通線対策事業
原案可決。
土地取得特別会計
原案可決。
水道特別会計
原案可決。
意見書・決議
ブルーリボン着用の義務について
丸田.市民の方から、議会として着用をすべきとの声があった。日本人として、北朝鮮への怒りの意思表示である。
異議なし、原案の通り可決
管内行政視察について
省略
市長挨拶
今議会では最重要課題である人口減少対策について、総合戦略に基づき推進し、デジタル化や脱炭素化といった予算、条例、追加合わせて51件を慎重に審議を賜り、最終日を迎えた。
適切な決定に心から御礼。ご提案・ご意見は今後の市政運営に活かしていきたい。
会期中の主な動き
第6波により、昨日までに91名が確認されている。大人数はないが、毎日予断を許さない状況。
まん延防止は解除され、営業時間短縮は解除された。再拡大を招かないように社会経済活動の再開を進めている。
進学・就職による往来の増加、送別会歓迎会が増えてくる。引き続き感染防止対策、消毒を徹底して頂きたい。
ワクチン接種は3月20日現在、65歳以上で81%、18歳以上64歳以上 44.6%、全体の53.8%となっている。
12歳~18歳は決定され次第摂取できるように準備を進める。5歳~11歳は関係機関に協力いただき、基礎疾患を持つ子供、それ以外に発送をする。
3月30日~個別接種を開始する。決まり次第、市のHPでお知らせをする。効果や副反応を気にされる方は、県のコールセンターに相談してほしい。
4回目の接種は、今後判断する。まずは多くの市民に3回目を前向きに摂取してほしい。予約に空きがあるのでお早めに。
潮流発電実証事業
採択結果が公表され、九電みらいエナジーとクラスター協議会が選定された。R4~の4年間を予定しており、500kwを1000kwに改造するために部品の調達を行う。改造版をR6~運転開始する予定。環境影響調査を行い、奈留島の送電網に接続される。
漁業関係者、地域の方の協力を頂き実用化に向けた支援を行う。
ショッパーズ跡地の売却
一般競争入札を行い、3月16日に落札。コンビニなどを計画している。好循環を期待したい。
有給財産の事務処理に伴い、先着順に行う。
卒業式
3月15日~18日の間に感染症対策を講じて卒業式が行われた。
生徒全員が進学し、4月上旬に確定する予定。入学式は4月8日までに予定されている。規模の縮小制限を行い、柔軟な対策を講じて実施する。
玉之浦へき地保育所閉所
閉所式を実施。57年にわたり地域とあゆみ、770名が卒園された。保護者・地域に協力を頂き、中川へき地に統合する。
今後も健やかな成長と子育て環境の整備に努めていく。
ゼロカーボンフォーラム
文化会館で開催され、磯焼け対策の理解を深め、脱炭素化を目的に実施される。持続可能な島づくりを協定した損保ジャパン、Yahoo!には支援を頂き後援を頂いている。機運醸成を図っていきたい。
旧五島バスターミナルホテル
戸田建設が土地と建物を購入し、今月から解体に着手。8月末までに完了する予定。跡地の活用は、再エネ関連施設、宿泊を兼ね備えた施設を計画している。市としては再エネ事業者が集積するように期待。
交付金額
五島市は22億となり、1億1千万円増加となった。五島市は地域医療の確保、国境離島関連、地方創生推進で配分を受けている。関係者に感謝。
地方税法一部改正
五島市税条例、都市計画税条例の改正に向けて作業を進めている。地方税法の一部の交付が確認され次第、速やかに専決で済ませたい。
退職職員の紹介
省略