3月1日に召集された「五島市議会議長選挙」に出馬された網本定信議員の所信表明です。
結果として
- 木口議員 11票
- 網本議員 6票
で木口議員が議長となりましたが、私は網本議員の「議会のあるべき姿」に1票を投じました。
所信表明(全文)
私、網本定信が、五島市議会議長に立候補するに当たり、所信を述べさせて頂きます。
私は、市議会の役割として、市民から付託を受けた代表として、常に市民の側に立ち、市民生活の向上のために、使命と責任を果たさなければならないと考えます。そのためには、私自身、先頭に立って、市民に開かれた、市民から信頼される市議会構築のために、不断の努力と研鑽を行って参る決意でございます。
次に、市議会のあり方として、市民に開かれた議会の構築を目指して参りたいと考えております。五島市の議会改革度全国議会のランキング(早稲田大学マニフエスト研究所)は全国1433団体中1271位長崎県内20団体中20位です。全国の議会では、住民への情報発信、働きかけを含めて様々な改革を進めています。
私は、議長として取り組むことは五島市議会の議会と議員活動の見える化であります。五島市議会においての見える化の現状は、ケーブルテレビによります一般質問及び本会議の録画放映、議会だよりの配布、そしてホームページを媒体としていますが、これだけでは、一部の議員や一部の活動しか見えてきません。
これからは臨時議会、予算決算委員会や常任委員会のインターネット中継や各種団体等と所管委員会との意見交換会など住民との対話を定期的に開催し、議会と議員活動の見える化をはかつて参ります。この様な議会活動の見える化を図るためには、議会基本条例の制定が不可欠と考えますので、早期に策定作業に取り組みたいと考えております。
策定する事が目的ではなく、策定された議会基本条例を活かすことが大事なことです。地域社会やいずれの企業、団体も日々進展しております。特にコロナ禍において情報の進化が進み議会運営も変わってきております。五島市議会だけ取りのこされてはなりません。
次に議会と市長の関係につきましては、議会制民主主義に基づき二元代表制の一翼を担う議会として、一定の緊張感を持ち、是々非々の立場で、チェック・アンドバランスを堅持して参る必要があると考えております。また、市民にとってより良い市政の実現を目指すために、議員同士でも、様々な角度から意見を出し合い、課題や論点を戦わせて、より良い合意形成を図れる、活発な議会を築いて参るために、私自身も努力をして参ります。
最後に市民の皆様の信頼に答えられる議会を構築していくためには、議員の皆様のお一人の努力と行動が不可欠でございます。私自身、議会改革の先頭に立って、努力と行動を続けることをお約束させて頂くとともに、議長として、中立、公平、公正な議会運営に務めるとともに、皆様方のご意見にも真摯に耳を傾むけて参ります。
どうか、皆様方のご賛同とご支持を賜りますよう、心からお願いを申し上げ、私の所信表明とさせて頂きます。誠にありがとうございました。