政治家としての”忖度力”の鍛え方

AIと忖度

前回の記事では、「日本の政治をAIに任せるのは難しそう」という記事を書きました。

https://nakanishidaisuke.com/2020/03/01/local-politic/

今後、AIへの対比として重要視される人間的な力として、「忖度力」が挙げられるでしょう。

今までやってきたことを機械的になぞるだけの政治家

よりも、

現在と将来の住民に対する”忖度”に基づき意思決定できる政治家

の価値が高くなります。しかしながら、

忖度してばかりいては、何も重要な事が決められず、行政機能が停止してしまうのでは?

という心配があるかと思います。

確かにそういう面もあるかと思いますが、バランスの問題です。

最近の国政を見ていると、賛否両論はありますが、「かなり飛ばし過ぎ」だと多くの国民が感じていると思います。

そうした「長期政権に対する反動」という側面からも、これからは”忖度力”が求められます。

では具体的に、どうすれば”忖度力”が鍛えられるのでしょうか?

思いつく限り、列挙してみます。

想像力を鍛える

ある政策を開始 or 中止するときに、どれだけ多くの「関係者への配慮」ができるかによって、”忖度”レベルは変わってきます。

それと同時に、どれだけの”経済的な影響”を考慮する事が出来るかも、大きな判断材料です。

2月27日の「一斉休校発表」に対する非難が噴出したのも、この「関係者への配慮」と「経済的な影響」が抜けていたからです。

それだけでなく、時系列的な視点も必要となります。

中期的にその政策を見た場合、どのような影響を及ぼすのか、物事を「部分的」にではなく、「関連性」で捉える力も必要とされます。

と、書いてみると、中々”忖度力”の中身は複雑そうです。

職業体験してみる

例えば五島では、農業・漁業・介護福祉・建築・サービス・運輸など、多岐に渡る職業が存在します。

そうした職業を肌で経験してみるのも、”実感としての職業”を知る上で必要です。

今の政治家に足りないのは、実はこういう庶民感覚的な部分ではないかと思います。

私も五島で政治家を目指していますが、何かしらお手伝いできる仕事があれば、させて頂きたいと思います。

遠回りかもしれませんが、机上の勉強ではなく、現場で汗を流すことが、一番の忖度力の鍛え方かもしれません。

何かお困りのお仕事がありましたら、ご連絡ください。