https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000001-ktn-l42
五島の成人式には参加できませんでしたが、ツイートメッセージをお送りしました。
自信はありませんが、20歳の方で私のブログを読んでいる方がいるでしょうか?(いたらすごく嬉しいです)
ここでは、市長になったつもりで20歳の方に対してメッセージをご紹介します。
ツイートでも紹介した通り、20代は「絶滅危惧種」です。とても上の世代を支えられるような構成ではありません。
ジェンガだったら鼻息で倒れてしまいそうです。
皆様におかれましては、「レアな立場を最大限に利用」して頂ければよいかな、と思います。とはいえ、具体的にはどういう事か、あんまりピンとこない方も多いと思います。
まず初めに、「10年間で変わる事・変わらない事」の話をします。
私は現在30歳ですが、皆様と同じように10年前は成人式に参加したのを覚えています。飲み会に行った居酒屋までは覚えていますが、何を話したのかは全く覚えていません。
20歳の頃は、まだみんな、あまり大きな違いはありませんでした。しかし30歳になってみて、(当然の事ですが)10年前とは色々な事が変わりました。就職・結婚・子育てを迎える年齢になり、私の友達もだいぶライフステージが変わりつつあるな、という状況です。
みなさんもおそらく、同じような形でこれからライフステージの変化を迎える方が多いのではないでしょうか。
それと同じように変わったのは、「大言壮語を吐ける機会が減った」という事ではないでしょうか。人は年齢と共に背負うものや社会的な立場が重くなり、中々大胆な行動をすることが難しくなっていきます。
逆に、皆様の性格や気質って言うのは、おそらくこの先10年間で、あまり大きく変わらないと思います。ただし、他人が皆さんを見る目は、この10年間で確実に変化していきます。
皆さんは、小学生の頃に描いた卒業文集を覚えていますか?
私はハッキリ覚えていて、
「プロサッカー選手になる」
と書いていました。今同じことを言ったら笑われますが、当時は笑われませんでした。
年を取って生じる変化って、そういう事だと思います。
分かりやすく言うと、「ダンダン他人の目が厳しくなる」って言う事です。
そして残念ながら、おそらく10年後には、皆さんが想定できる「人生の選択肢」って言うのは、今よりは小さくなっている可能性が高いです。それは皆さんの能力が下がるからではなく、周囲の期待とプレッシャー・そして風当たりが重くなるからです。
しかし見方を変えれば、「若いうちはチャンス」という事です。とりわけ皆さんは、20歳と言う天然記念物級にレアな存在です。法的に引っかかる事は当然許されませんが、少しくらい無茶で非現実的な事を言っても、ある程度は許容されます。
自分の能力や才能は、「目指した地点」以上に大きくなることはありませんので、背伸びするくらいの目標を立てた方が、今のうちはお得だと思います。
という、「若いうちは・・・」的な部分は多くの方がアドバイスされるかと思いますが、一方で、あまり「大人の意見」を聴きすぎない方が良いと思います(私も大人なので矛盾してますが)。
それは「皆さんがこれから生きる20年」と、「今の大人が見てきた20年」では、天と地ほど状況が異なるからです。そんな変化が激しい状況では、「今までの経験」の相対的価値がドンドンと失われていきます。
未来はいつも不確実ですが、これから先は、今まで以上に様々な神話が崩壊し、信じる対象が分からなくなっていきます。そんな状況の中では、「自分の頭で考え、意思決定をし、行動をする」ことの重要性が、益々高くなっていきます。
幼いころからネットに触れてきた皆様の「情報に対する感度」は、間違いなく皆様の親よりも高いはずです。だから必要以上に、周りの意見に流されずに、自分なりの判断基準を持っていただければ、それだけで大きな武器になると思います。
私も含め、生まれた時から「失われた〇〇年」とか言われています。そんなこと知らねーよ、と思うかもしれませんが、失った分はまた新しく、何かが生まれる機会だという事です。
私はこれからの時代、「自信を持つこと」が大切だと思います。
人口減少が著しく進む地方では、「若い世代」に対する期待が高いと感じます。「期待に応える」よりも、「期待を利用する」くらいの強かなマインドがいいのかもしれません。
長くなりましたが、結局一番言いたかったのは、
「これから先の時代、一緒に楽しく創っていきいましょうね」
ってことです。とはいえ、創る時間がない人は、声をあげたり、政治家を選ぶだけでも大きな力になります。
例えば「将来の不安」とか、「生活の不満」とか、ガツンと政治にぶつけてみてください。
若い世代の意見は、はぐれメタル級にレアで貴重です。
政治に興味を持ってもらえたら、私はとっても嬉しいです。