選挙イヤー
2019年は、全国的に選挙が多数あります。
本日はその中で、五島市の選挙事情についてご紹介します。
参考データは、平成30年2月の長崎県知事選挙の時のデータです。
(生データは五島市選挙管理委員会から頂きました:30円)
3月~4月に県議会選挙
参考記事はこちら。
https://nakanishidaisuke.com/2019/01/20/election-vote/
有権者数の分布
2018年2月4日時点での有権者数は、以下の通りです。
有権者数 | 割合 | |
福江 | 19,874 | 61.0% |
冨江 | 4,062 | 12.5% |
玉之浦 | 1,239 | 3.8% |
三井楽 | 2,423 | 7.4% |
岐宿 | 2,840 | 8.7% |
奈留 | 2,136 | 6.6% |
参考URL:長崎県HP
http://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kenseijoho/senkyojoho/senkyokekka/toukaihyo/39511.html
圧倒的に福江地区に票が集まっていますので、
市内の中心部での活動が、選挙の鍵を握ると言えるでしょう。
例えば、
- シティーモール
- エレナ、ドラモリ
- ダイキョーバリュー
- ツバキ屋
など、商店街での活動が非常に重要になります。
投票率の分布
更に同データによると、投票率の分布は以下の通りです。
投票者数 | 投票率 | |
福江 | 9,639 | 48.5% |
冨江 | 1,864 | 45.9% |
玉之浦 | 849 | 68.5% |
三井楽 | 1,350 | 55.7% |
岐宿 | 1,628 | 57.3% |
奈留 | 1,234 | 57.8% |
合計 | 16,564 | 50.9% |
人口の多い福江と冨江の投票率が低く、
人口の少ない郡部では高い
という傾向があります。
これには、世帯の平均年齢も関係していまして、
- 人口が多い地域:ファミリー世帯(小中学校の校区)
- 人口が少ない地域:シニア世帯(小中学校が少ない)
という特徴があります。
期日前投票
期日前投票の集計は以下の通りです。
期日前投票 | 期日前率 | |
福江 | 5,074 | 25.5% |
冨江 | 687 | 16.9% |
玉之浦 | 305 | 24.6% |
三井楽 | 633 | 26.1% |
岐宿 | 739 | 26.0% |
奈留 | 296 | 13.9% |
合計 | 7,734 | 23.7% |
地区ごとにばらつきが見られますが、
大体4人に1人の割合で、
期日前投票をする傾向があるみたいです。
効果的な選挙活動は?
上記の集計から、
票の6割以上が集まる福江中心部での選挙活動
が、勝敗を左右するカギであると言えます。
しかし、福江の投票率は低く、
県知事選挙の際は5割以上の方が投票を棄権しています。
この原因は、非シニア世代の事情にあり、
- 選挙の投票に関心がない
- 関心はあるが、選挙に行く時間がない
- 選挙に行く理由がない(=面白く感じない)
など、非シニア世代特有の事情がありそうです。
そのため、全国の市町村と同様に五島市は、
高齢者票を大量に抱える現職が有利
な構図となっています。北九州と同じ感じですね。
関連記事:「北九州市長選、現職・北橋健治氏が4選」
https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20190127-OYT1T50076.html
投票率を高める活動
若い人に政治的な関心を持ってもらうためにも、
「投票率」を少しでも高める活動が必要です。
大村市のように、
「そうだ、選挙に行こう!」
キャンペーンを展開したいと考える今日この頃です。
参考URL:
http://www.sonoda-hiroshi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/2014_B.pdf
高校生とコラボ出来たら素晴らしいですね。