五島市の対策
五島市での医療崩壊のリスクが高まりつつあります。
こうした中で、市長は五島市民と島外の人に対して、更なるお願いを呼びかけました。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s034/010/010/030/202/20210509132459.html
しかしGWの最終日ですので、
今から島外への呼びかけをしても、手遅れ
というのが実際のところです。
実際、個人用のSNSアカウントを利用しない市長の言葉を、どれだけ多くの人が見ているかも不明です。
野口市長最後のツイート(2020/9/7)
市議として、市長にGW前から強い呼びかけを促さなかった事は、反省しています。
申し訳ありません。
市長の方針
振り返ってみると、4月26日に奈留で行われた町内会長会議にて、以下の答弁がありました。
~
Q.奈留の教会も含め、観光客の受け入れはどうすれば良いか?
市長.来ては貰いたくないが、観光で生計を立てている事業者もいる。例えば諫早からであれば、来ないでとは言えない。入ってくる方が来る時は、特段何もなければ、移動の自由があるため、拒否するのは難しいので、ご理解頂きたい。現時点で五島市は施設の閉鎖は考えていないが、「状況が厳しくなれば」市の施設の閉鎖も検討する。
~
GW前は、状況はそれほど厳しくありませんでしたが、GW最終日に厳しくなりました。
5月10日から市の施設も閉鎖されますので、市長の対応は宣言通りです。
「GW前の対策と呼びかけが不十分だった」
と嘆いても、後の祭りです。
観光かコロナ対策か
更に振り返ってみると、市長選挙は昨年の8月にあり、私は「新型コロナ対策に全力」と訴えさせて頂きました。
一方で、野口市長は「新型コロナからの経済の復活」を訴えてきました。
勿論、選挙では政策以外の強み(信頼・実績・訴え)が私に足りなかったのも事実です。
市長選挙で決まった「経済優先」
市長選挙が終わってから、私は五島市で起こる事や、市長の方針については
「民主的な選挙において、14,429名の市民が選んだ方向性」
だと捉えてきました。
そうした事もあり、私は選挙が終わってから、
- 図書館を凍結し、市の財源をコロナ対策に向ける事
- 新型コロナ対策の強化
を、あまり大きな声で訴えませんでした。
「感染拡大の防止 < 経済優先」
に基づき、市長が島外からの自粛を呼びかけなかった事も、ある意味では市民の総意です。
これはもう、決着がついた事なのだ。。。
と、正直そんな気持ちにもなっていました。
しかし今になって、私は
「自分が市長だったらしてきただろう事(=コロナ対策として島外への呼びかけ)」
を、市長に強く要請しなかった事を後悔しています。
もちろん、今から何を言っても「後の祭り」です。
しかしまだ、全てが終わった訳ではありません。
改めて、0ベースで、五島市にとって必要と思われる対策を提案・発信してまいります。
皆様もどうぞ、お気づきの点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。