皆さんこんばんわ。
本日は、五島で感じるピリピリ感についてです。
連日のようにニュースで報じられる数字について、五島市民は非常に神経を尖らせているように感じます。
- いつ、五島に入って来るのか・・・
- もはや時間の問題なのではないか・・・
- なぜ市長は、島外への呼びかけをしないのか・・・
- 今後のお店の経営は大丈夫なのか・・・
- 感染すれば、すぐに医療崩壊するのではないか・・・
などなど、枚挙にいとまがありません。
特に大変なのは、ご高齢の方です。
もともと、家でTVを見る時間が長い高齢の方は、
- TVで嫌というほどニュースを見る
- 不安の心理から、ますます家に居る時間が長くなる
- 健康が悪化し、心も弱くなる(更に外に出ない)
という状態です。ここでもし、
島の中で・・・
という情報が入ったら、この悪循環に拍車が掛かると予想されます。
本日はそうした中で、島の中で生まれつつある「分断」について紹介をしたいと思います。
先日、ある方がSNS上に
- 島外ナンバーの車が増えた気がする
という趣旨の投稿をされていました。
それに対して、多くの方がその情報をシェアして、拡散していました。
しかし、ちょっと待ってください。
そもそも、
- コロナ前の島外ナンバーの数
と
- コロナ後の島外ナンバーの数
って、ちゃんと把握してましたっけ??
考えてみると、コロナが広がる前から、島外のナンバーは存在します。
確かに島外ナンバーを「見かける数」は増えたのかもしれません。
しかしそれは、「いつもより車のナンバープレートに注意を向けるようになったから」気が付いたことなのかもしれません。
実際のところ、
コロナ後にどのくらい島外ナンバーの車が増えたか?
は、誰も知らないのが実体です。
怖いのは、実体以上に
「島外から来る人達が増えた」
という先入観が増幅してしまう事です。
もちろん、医療体制が不安な島の中で、心配になる気持ちは痛いほどよく分かります。
私も市長には「早く島外からの渡航自粛要請出してください」を訴えかけていますが、中々対応して頂けていません。
しかしこういう時こそ、
数字に基づかない情報に踊らされてしまう危険性
がある事を、一人一人が注意すべきではないかと感じます。