地方に移住したいけど、失敗しないか不安・・・
慣れない土地で、人間関係が構築できるか不安・・・
こういった疑問に答えます。
私も移住当初は不安でしたが、2021年の2月20日で「移住4年目の壁」を超えました。
せっかく島に移住してきたのに、様々な理由で地元に帰ってしまった人もいます。
そんな中、私はドぎつい不幸にも遭遇せず、ラッキーだったと感じます。
移住した方がその土地を離れる理由は様々ですが、移住先は楽園ではありません。
そして必ずしも全ての人が、移住者ウェルカムではありません。
その上で、「移住の失敗」と「失敗を避ける方法」の紹介です。
この記事を読むことで、「そもそも失敗とは何か?」「どうすれば回避できるか?」をイメージできるようになると思います。
目次
「移住の失敗」とは何か?
明確な答えはありませんが、私なりに整理すると、
移住先で、「望み通りの人生」を送れていない状態
だと思います。
こんなはずじゃなかった・・・
という状態です。
まずはその原因を紹介します。
移住が失敗する原因
お金と時間に余裕がない
移住する前のイメージとして、
田舎でのんびりスローライフ
がありますが、ハッキリって幻想です。
仕事の賃金も都会水準ではなく、生活費も本土と大差ない場合もあります。
更に身の回りでやるべき事(畑仕事・近所付き合い・災害対策・行事など)も、沢山あります。
それに、土地は安いですが、変動費も高い場合があります。
例えば私の暮らす五島市だと
- ガソリン代が高い(本土+20~30円)
- バス代も高い
- プロパンガス代が高い
- 本土への移動は船や飛行機の運賃が掛かる
など、可処分所得は田舎の方が高くなる場合さえあります。
こうした事から、スローライフどころか、
「仕事に費やす時間」の方が長くなってしまう可能性もあります。
人間関係が上手く行かない
これは職場でのケースが多いと聞きます。
同じ日本人でも、生まれや年齢が違えば「カルチャーショック」は存在します。
特に一緒に仕事をする場合だと、それは猶更かもしれません。
五島市の場合、移住して漁業をされている方は、
周りが何を言っているのか聞き取れない
というケースが多いと聞きます。
それでも人間関係が良好な場合は問題ありませんが、
方言を含むコミュニケーションのハードルは都会よりも高いと感じます。
移住の失敗を回避する方法
支出を計算する
移住する前に、あなた(と家族)の「生活費」を想像してみましょう。
空き家バンクがある自治体は、活用をおススメします。
補助制度を活用する
現在、国は様々な地方移住の支援も手厚くしています。
自治体の窓口に相談し、移住先で使える支援金や助成金がないか、確認をしてみると良いでしょう。
人付き合いは「期待値」を下げる
私は移住して来た方と多くお話をしますが、
職場での人間関係に、もやもやを感じている移住者
は、決して少なくありません。
日本には、その土地独自の風習・慣習・物事の進め方・人付き合いがあるので、
当然カルチャーショックも発生します。
そこで移住する人へのアドバイスとしては、
期待値を最大限に下げる事
を推奨しています。
例えば外国人と一緒に仕事をするとき、最初から分かり合おうとしても100%無理です。
同じ日本人でも、方言の連打で言葉が通じない場合もあります。
「自分は海外に来た。だから最初は分かり合えなくて当然」
くらいの心づもりが良いでしょう。
移住者への視線
最早珍しくない存在
コロナを機に、全国各地で移住ブームが再来すると予想されます。
五島に至っては、毎年移住者が増えているので、移住が珍しいものではなくなっています。
都会になくて、島にある良さは、なんといっても人との繋がりです。
移住者がよく受ける質問
その中で、移住者は「品定め」されます。
どういった基準でされるかと言うと、
- 嫁や子供はいるか?
- 仕事はしっかり持っているか?
- その土地で骨を埋める気があるか?
これらの質問で試されているのは、「移住先で腰を据えて頑張れそうなやつかどうか」という事です。
こうした点がクリアになっていると、移住先の人たちとの距離感もぐっと縮まると感じます。
「移住の成功」とは何か?
お金や時間、人間関係が原因で失敗する可能性がある事を紹介しました。
移住の成功は人それぞれですが、私の場合は
地域の人と良い人間関係を築き、自分に合ったライフスタイルを実現できる事
だと思います。
さいごに
最後まで記事を読んで頂きありがとうございます。
移住について、
「そもそも失敗とは何か?」「どうすれば回避できるか?」
についてご紹介しました。
私も島で、「市長選挙に大敗する」という大きな失敗をしました。
それでもまだ、周囲の皆様のお陰で何とか生き、市議になる事ができました。
これからもチャレンジし続けて行きたいと思います。
移住に興味を持つこと・情報を収集する事
その行動が、失敗を避ける大事な一歩ではないでしょうか。
この記事を読んでくれた方が、素敵な移住生活を営めることを願っています。