へトマト
崎山のへトマトに行ってきました。
「へトマト」は崎山に伝わる伝統的な奇祭です。詳しいことはググればすぐに出ます。
本日は2019年のへトマトに参加して思ったことを記載します。
地域行事には必ず、「政治家」が現れます。これは慣習的に行われている事ですが、私から見たら、「ずるいな」と思いました。
なぜなら現職の政治家は、
- お祭りに0コストで参加し、笑顔を振りまき
- 多くの人に「良い人のイメージ」を植え付け
- 有権者へのPRが出来る
からです。逆に、私のように知名度がない人間が参加をしても、「一般人」という扱いをされるため、全く選挙対策になりません。
そのため、「現職が強い」というのは、祭りと政治が実は密接に結びついているという、構造的な問題です。
そういえば、2008年のちきりんさんのエントリーにも似たような内容がありました。
要するに、お祭りの数だけ、「現職」はPRを無料で行う機会が得られるわけです。地元の県議や市長が大勢参加のイベントに参加するほど、「認知度と親近感」が高まります。
五島の政治力学
そして前回のエントリーにも書きましたが、2019年4月は県議選挙です。
https://nakanishidaisuke.com/2019/01/20/election-vote/
私が見た感じだと、現職県議の方がへトマトで圧倒的な存在感を放つ一方で、対抗馬となる自民党の候補者は、支援者と一緒にちょこんと相撲を覗いているだけでした。
前回の記事で、私は現職が勝つだろうと予想しましたが、その想いが強くなりました。
なぜなら、「自民党の看板」に頼っている候補者は、自分でガムシャラに票を得ようというモチベーションが低くなるからです。
無所属だけどひたむきに頑張っている人
のイメージが、五島の多くの割合を占める高齢者(特に女性)には受けが良いようです。
単純接触効果と選挙戦
五島ではこれからも、多くの「地域イベント」が開催されます。
- 椿祭り
- 椿マラソン
- トライアスロン
- 夕焼けマラソン
- 椿サミット(2020年)
2020年9月の市長選までに、現職の市長は上記のイベントに顔を出し、無意識的な「広告」を打つことが出来ます。
心理学で「単純接触効果」というのがありますが、顔と名前を頻繁に聞けば聞くほど、その人への親近感は高まります。
さてどうしたものか。現在私は2020年9月の選挙戦に向けて
- 地元ケーブルTVへのCM出演
- 地元大型スーパーでの顔写真掲載
- 地元フリーペーパーへの広告掲載
- 道路脇に看板広告を掲載
- 毎日専用Tシャツを着て道路をランニング
などしていますが、まだまだ現職との「人気差」は圧倒的です。
ひとまず私も、積極的に地元のお祭りに顔を出しますが、そこでの「広告効果」は現職の市長と比べ物になりません。
選挙で勝つために、この差を埋める有効な戦略があれば、ぜひ教えて頂きたいです。