複雑すぎる王位継承戦
ヒソカVSクロロの後から始まった王位継承戦。
最初のほうは「暗黒大陸までの緩やかな繋ぎ」みたいに思ってましたが、結構ガチで時間が割かれていますね。
そして読者が辟易するのは
文字数の多さ
ではないでしょうか。富樫さんは忙しいビジネスマン向けではなくて、暇人のニートに対して娯楽を提供している感じさえします。
とは言え、忙しいビジネスマンではない私でさえ、最近のHH(特に知らない登場人物の紹介とか)は
読むのが面倒
な気がします。1字1句丁寧に読み解けば先の展開が読めるのかもしれませんが、多くの読者は文字を読んでいない気がします。
そんな複雑な「王位継承戦」ですが、暗黒大陸に至るまでの展開を予想してみたいと思います。
まず、継承戦の参加者を3つのグループに分けると、
- 継承戦から離脱したい人たち(下位の王子)
- 王位を継承したい人たち(上位の王子)
- あんまり興味ない人たち(中位の王子)
となります。
①継承戦から離脱したい人たち
現在の国王からの発言からも分かるとおり、
生き残った唯一名が正式な王位継承者
だそうです。解釈の余地があるとすれば
残らず逃げることも可能(王位は継げない)
ではないでしょうか。
そんで現在の王子の中には、王位は継承せずに競争から降りようとしている王子が少なからずいます。護衛力・戦闘力に欠ける下位の王子が中心ですね。
- クラピカ担当の王子
- 学識がありそうな王子
- センリツ担当の王子
- ↑の仲良しの王子
このあたりの人たちは、他を巻き込んで「生きて逃れる手段」を模索するのではないでしょうか。
②王位を継承したい人たち
離脱希望者とは反対に、積極的に王位の座を狙っている人たちもいます。
生まれの順位が早く、私設兵と資金力を持っているため、継承戦のゲームに勝とうとしています。
- 撃たれても死なないマッチョな王子
- 撃たれて死んでも蘇る王子
- お金を生み出す守護霊獣を持つ王子
- クラピカの標的となっている王子
こうした人たちの間では、守護霊獣や自身の念能力によるバトルが期待されます。
骨肉の争いで共倒れしたり、お互いに傷つけあったりする「消耗戦」が行われる気がします。
③あんまり興味ない人たち
一方で、継承戦そのものにはあまり興味がなさそうな人たちもいます。
- 自分の宗教を広めたい王子
- 快楽を満たしたい王子
- 厭世的でシニカルな王子
こういった方々は、別に誰が王子になっても構わないよーって感じがします。
この先の展開は?
以上、3グループの動きをまとめると、
- 下位の王子は結託して戦線離脱の方法を見つけ出し、
- 上位の王子はバトルで消耗してしまい、
- 中位の王子の誰かが生き残る
展開に落ち着くのではないでしょうか。
何だか「遊白」の最後の大会に似ている感じですけど。
この「論理的な展開への期待」がどれだけ裏切られるのか、そのあたりが楽しみですね。