【仕事で寝れない】なぜ日本人は睡眠時間を犠牲にしてまで働くのか?

睡眠時間、取れてる?

皆さんは毎日どれくらい寝てますか?

私の周りの人を見渡してみると、睡眠時間をきちんと取れている人は少ないように見えます。

というのも、私たちの身の回りには、睡眠を阻害するあまりにも多くの「雑事」が溢れているからです。

終わらない仕事、つまらない二次会、不毛なネットサーフィン、SNSによる無限ループのやり取り・・・。

こういったモノは睡眠時間よりも優先度が低いはずですが、それでも睡眠を軽視する人が多いのはなぜでしょうか?

今回は、その原因を考えてみたいと思います。

「頑張る」=善とする考え方

これはもう小学生の頃から刷り込み教育で洗脳されてしまっていますね。

運動会、テスト勉強、演奏会・・・。

そういったあらゆる行事の前に言われる

「頑張ってね!」

という掛け声。

小学生が行う競争は、多くの場合「頑張った人」が勝利を得ることが多いですよね。

より良い成果を出すためには?

答えは単純で、人一倍頑張ればいいわけです。

時間の効率を上げて効率よくやればいい訳ですが、やはりどうしても「頑張る時間」が必要ですね。

皆さんも受験勉強の前は、徹夜で勉強をしていたのではないでしょうか?

睡眠時間<テスト勉強

の等式が結構当たり前に日本人に浸透してしまっている理由は、「頑張る=善」とする教育の刷り込みがあるのです。

高校・大学

その延長線上にある高校・大学と言う教育機関。

そこでも睡眠を大事にするという考えは、あまり浸透していなかった(少なくとも私が学生の頃は)気がします。

いや、正確に言うと、

  • 睡眠時間は大事(表向きは)
  • でも、勉強の方がもっと大事

と誰もが信じていたのだと思います(どこかの引越しセンターのCMみたいですね)。

大学受験の前は睡眠時間が3時間だったり(明らかにクレイジー)、理系の大学生は卒論前に研究室に閉じこもって論文を書いたり(拷問)。

その先にあるステージ(企業戦士)で戦うための厳しさを、彼らは学生のうちから「違和感を抱かない」程度に慣らされてしまっているのです。

社会人・仕事・睡眠

そうして「頑張る=善」とする価値観で育ってしまった日本人は、当然今までと同じように、仕事優先の生活スタイルに陥ってしまいます。

最近では「働き方改革」だとか言って労働時間が減る方向性にはなっていますが、まだまだどこの会社も忙しい。

上司や会社に迷惑はかけられない。

そんな周りの重圧でもって、睡眠時間を犠牲にしてしまっている人が多い気がします。

でも実際、睡眠時間を削ってまで成し遂げるべき仕事なんて、一つもありません

仕事なんて所詮は仕事。

これからの時代は、そういう風に割り切って考えられるくらいに、仕事に対する重要度が下がっていくんでしょう。

ちなみに、私が離島に引っ越してからは、1日平均8時間くらいは寝れるようになりました。

お陰で風邪も引かなくなりました。現在「風邪を引かない期間の長さ」で自己新記録を更新してます。