長崎の海は可能性の塊だ!九十九島水族館「海きらら」訪問レポート

先日、佐世保市にある九十九島水族館「海きらら」を訪問しました。 五島市でマリンアクティビティ(五島SUP)を提供している私にとって、長崎の海は仕事のフィールドであり、最大の魅力。その可能性を深く知るため、ワクワクしながら施設を巡ってきました。

結論から言うと、長崎の海の多様性と底知れぬ魅力に、改めて心を動かされる一日となりました!

九十九島の豊かな生態系に感動!

海きららの最大の魅力は、なんといっても九十九島(くじゅうくしま)の生物多様性を凝縮した展示です。 九十九島と名が付く通り、入り組んだ地形が育む複雑な生態系には、実に多様で面白い魚たちが暮らしています。

水槽を覗き込むと、鮮やかな熱帯魚から、岩陰に潜むユニークな生物まで、まるで竜宮城のような賑やかさ。長崎の海は、温暖な黒潮と、大陸からの水流が混ざり合う、生物の宝庫であることを実感します。

また、海きららは家族連れに優しい工夫が満載なのも嬉しいポイントです。 突然の雨の日でも子どもたちが大興奮のイルカのショーや、室内で楽しめる遊び場も充実しており、「雨だから観光できない」という不安がありません。子どもたちの笑顔を見ていると、水族館が持つ「海洋教育の場」としての重要性を改めて感じます。

ノーベル賞級の知的好奇心を刺激するクラゲの世界

個人的に最も印象的だったのが、全国的にも珍しいクラゲの専門コーナーです。

暗い空間に幻想的な光を放ちながら漂うクラゲたちの姿は、時間を忘れて見入ってしまう美しさ。生命の不思議さ、神秘性を体現しているようです。

特に、ホシヤスジクラゲの姿は非常に印象的でした。 まるで宇宙の銀河を漂っているかのような、点々とした模様と神秘的な美しさ。 深海のクラゲも、夜空の星も、私たちが知っていることは本当にほんの一部に過ぎないのかもしれない、と感じました。

未知で未解明なことがたくさんあるからこそ、海洋も宇宙も、これほどまでに私たちの知的好奇心を駆り立てる魅力的な存在なのかもしれません。

展示の中で、クラゲ研究においてノーベル賞を受賞された下村脩名誉博士が残した「絶対に諦めないで、最後まで頑張ろう。」というメッセージに出会いました。 クラゲ一つとっても、その生態はまだまだ未解明な部分が多く、世の中には知的好奇心を駆り立てられる、不思議なことが沢山存在していることを痛感します。

それは私たちの五島の海にも言えることで、見慣れた海にもきっと、知られていない深淵な魅力が潜んでいるはずだと、改めて探求意欲が湧きました。

五島の海の魅力を、もっと深く探求したい!

海きららの中には、なんと「五島近海の海」をテーマにした水槽がありました。 これはもう、私にとっては特別席です!

五島市の大浜で「五島SUP」を提供し、シュノーケリングツアーを行う中で、多くの観光客が五島の海の透明度と美しさに魅了されるのを肌で感じています。 「五島の海は素晴らしい」と自信を持って言えますが、それは観光的な魅力だけでなく、生物多様性という点でも誇れるものだと再認識しました。

今回の海きらら訪問をきっかけに、今後は五島でのマリンアクティビティ提供だけでなく、海洋生態の調査にも力を入れ、五島・長崎の海が持つ潜在的な魅力をさらに深く探求していきたいと思いました。

海きららは、ただ楽しむだけでなく、「長崎の海の未来」についてワクワクしながら考えることができる素晴らしい施設でした。