【2025.3/五島市市議会メモ】松本晃議員

五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。

そこで、議事メモを残しています。

※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。

日時 2025/3/14  13:15ー

医療と介護について

医療、介護従事者の人材不足について市長の考えは

松本 五島市は豊かな自然に囲まれた島々で伝統や文化がある。漁業農業畜産が五島市を支えている。全ての業種が働き手不足後継者不足。業種によっては外国人の手を借りるのも一つ。離島留学生の移住、県立高校の特殊性を活かした学校づくりをしていくべきだと考える。医療と福祉の大切さを考え直し、活動ができることを忘れてはならない。医療福祉従事者のサポートが必要。医療や福祉学校保育があってこそ街の機能が発揮できることを忘れてはならない。明るい五島市作りにつながると考える。こうしたことを視野に入れて活動をする。医療と介護は全国的に少子化が進む中、質問をする。75歳以上が増えて高齢化ピークに見えるが10年、20年先は55歳以上の方が75歳になる時に足りるのか。自宅で余生を送るのか、病院も縮小して残っているか心配。島民が島を離れるのではないか、こうした問題が起きているのではないか。見直す時期が来ていると感じる。

市長 人材不足についてお尋ねがあった。働き手不足は大きな課題。医療介護の人手不足は厳しい。県では将来の地域医療の医師を養成するため就学資金の貸付。企業団も医療人材確保に向けて取り組んでいる。ICTを活用した人材不足対策を進めている。高齢化が進む中で一部の医療機関で体制縮小が予想される。医師会などと連携して、持続可能な体制の確保に向けて動く必要がある。介護は初任者研修受講料の補助をはじめ、支援事業、宿舎借り上げ事業などを早期に実施している。今後も継続する予定だが、介護事業所への調査では、新規雇用は11名増加にとどまっている。32%以上が65歳以上であり要介護認定数のままでは充足できない状況を迎える。介護ロボットの導入などデジタル化を進め、地域の皆様の連携を強化して包括ケアシステムの構築を進める。今まで以上に健康寿命の延伸に努めて適正な医療介護の供給ができる。若いうちから特定健診やがん検診に努めることがフレイル予防になる。適度な社会参加を進める。お一人お一人の予防啓発に努める。

松本 福祉は素人だが質問に挙げた。これから勉強していきたいが、医療と福祉があるから生活が機能できる。負担軽減、介護ロボット、機器の導入推進お願いします。今まで当たり前のものがなくなる、衰退する。施設自体が経営困難になる中、人材が要らなくなるのか、施設を残すために必死で対策を考えていると思う。この先、経営困難となり入居料の値上げになった時、市民を苦しめることになると思うが、例えばお金がある方を優先してない方を蔑ろにするのではと危惧するが市長の考えは。

福祉保健部長 民間のフリーな形での高級老人ホームをイメージしていると思うが、介護保険で平等に対応しているので介護度が高い方を優先して成り立っている。

松本 それを信じて高齢の方に伝えていく。

五島中央病院における地域医療構想について

福祉保健部長 看護職員の確保は4月1日付で147名の職員を配置予定で継続可能。奈留医療センターは看護11名の配置見込みであり病床維持の体制はギリギリ。企業団には引き続き看護師の確保を要望したい。医療の質の向上について外科・小児科の医師を動員して医療の充実が図られている。R7年4月の削減後、家族などが寝泊まりできるスペース、研修室に有効活用する予定。奈留医療センターは社会福祉士を採用して相談対応を充実させる。

松本 患者の皆様が安心して通える体制づくりを。

夜間及び緊急搬送時の海上タクシーについて

松本 医療従事者は夜勤や当番制がある。手当が支給されている。いつ搬送依頼が来るかわからない状態であり何時であろうが船を出さなければならない。いつも不安を持つ所である。船首の声を聞いたが夜はお酒を飲まないなど自己犠牲の声が上がっている。樺島の昼夜問わず緊急患者が出た場合はLINEを使用して海上タクシーに乗せるということをしている。速やかに走らせるにはそれなりの報酬を出さないと限界があると思うが如何か。

福祉保健部長 海上タクシーの輸送代は船会社が料金を出し、行政が関わることは適切ではないと考えるので協議は考えていない。

松本 無制限ということでいいのか。

福祉保健部長 料金設定は業者に任せているが無制限の報酬にはなっていないと思う。

イノシシ被害状況について

松本 農作物の被害が後を立たないが、対策に効果が見られると市長は伸びている。一定の効果があると思われるが、被害以外でも崖崩れ、食害の影響もある。側溝や水路に溢れて災害リスクが高まる。山側では崖崩れが起きている。個体数が減少せず増加傾向に見受けられる。繁殖に対して捕獲が追いついていないと考えるが、富江も被害があっている。集落への調査を行なってほしい。

産業振興部長 詳細は把握していない。掘り起こしで崩される被害は確認している。地区住民の依頼があればこれまで同様に対応を行なっていく。捕獲対策についてR5の2月の捕獲数は1025頭だが、今年は1896頭を捕獲している。生息頭数も増えている。虎の巻によると特効薬はなく継続的に取り組むことが重要とのこと。これまでの取り組みを継続する。

松本 817頭増加はかなり増えていると思う。今の対策で本当に大丈夫かと思うが、住民説明会をするとの答弁だが、手に負えない崖崩れで300ー500KGの岩を上げることは出来ない。各支所が重機で戻してくれるのか。

産業振興部長 道路であれば管理者に連絡すれば対応される。

松本 鳥獣対策も含めて建設課も一緒になってできないかと思う。バイクで転倒して噛まれた事例もある。目撃情報が増えて危険性も高まっている。マダニのリスクも増加する。決して良いものでない。柵の増設や捕獲者の増員も考えられる。猪バスターズを設立したらどうかと思うが民間業者がしてくれと幸いだがどうか。

産業振興部長 現在捕獲たいの活動を推奨している。16隊の捕獲隊を設置して支援している。地域ぐるみの活動が重要。技術習得に努めて捕獲体制を強化したい。

松本 猪捕獲構成は何名から可能か。

産業振興部長 2名以上。

松本 許可と報奨金について、許可を受けている人の人数は。報奨金アップを検討していただきたいがどうか。

産業振興部長 五島市内での捕獲許可状況はR7年2月で145名に許可証を発行している。成獣1万円。国以上の支援をしているので現在以上は厳しと考えている。

松本 猪は夜に活発になる。夜間免許を持った人が発砲するのは難しいか。

産業振興部長 鳥獣保護管理法に夜間狩猟は禁止されている。

松本 猪は減ると思うがダメなので諦める。

大型客船誘致について

令和7年度の入港予定は

地域新興部長 R7は2月末現在外国含めて7隻。中国2隻、日本船籍1隻、オーストラリア3隻予定。現在HPでご案内しているが、福江商工会議所などに周知しながら環境整備を考えている。

停泊を1泊に延長できないか

松本 前回質問の際に要望したが、諦めることができず再度要望に挙げた。旅行会社と交渉ができないか。

地域新興部長 大型客船が帰港してクルージングをという事だが、新興協議会と連携しながら考えていきたく、市内周遊観光の滞在時間の延長を進めたい。

松本 どうして大型客船を1泊させたいか。夜の飲食店もあるが奈留島や久賀の魅力を観光できる時間をお客さんに提供させたい。観光船を奈留にどうかなと思うが、世界遺産の恩恵を少ししか受けることがなかった。江上天主堂、旧五輪教会に直接入稿して奈留島の街を見る事ができなかったと思っている。島を盛り上げようとする島民の意識・知識が低かった。これは私も反省すべきと思っている。奈留島にもできるのではと思っている。2マントンクラスは入稿できるが、それ以外の要領でできると思っている。熊本県の港にくまモンポートができた。R7に五島市総合戦略の文言は素晴らしい。世界中から訪れる癒しの島を作る、と書かれている。この中で想像することは福江港の岸壁を拡大して港を作ることを描いたこと。西の果ての島の中継場所として帰港してほしい。

市長 今年1月10日に常任委員会の委員長と共に8項目の要望活動をした。大型客船の接岸を要望した。党内への経済効果・交流人口の拡大できることから、岸壁補強・広さの拡張をお願いした。一緒になって継続的要望を考えている。総合戦略の中での文言は市役所の若手職員が中心になって作っていただいた。

松本 文言を見てビビッときた。素晴らしい。2年前から五島の海はテーブルサンゴが増えている。普通は海に潜れば沖縄を想像させる海だと思う。小魚も沸いて珊瑚を利用してシュノーケルができたらいいなと思うが、サンゴが生える場所には2度と海藻が生えないと分かった。海に潜りながら海を視察しながら話をしたいと思う。