【五島市の介護の現状】2025年問題の到来

五島市議会では、たびたび介護の問題(主に介護人材確保)について一般質問でも取り上げられてきました。

そして問題視されてきた2025年がやってきたので、今までの議論で取り上げられた数値を紹介します。

介護の現状

結論から言うと、働く人の数が足りておらず、入居待ちのご高齢者が多い状況であるため、決して充実しているとは言えない状況です。

施設数

五島市統計書によれば、

施設数は36施設あり935名が入所可能だが、稼働率は98%でほぼ埋まっている(R6年3月時点)状態です。

五島市の要介護認定率は、令和6年3月現在19.8%、国の平均19.4%を上回っており、介護施設への入所待機者数が多い状況です。

過去の議会答弁によれば、

令和6年6月 要支援、要介護認定者数については、今年の5月末現在で2,861人。入所待機者が多数発生している。

令和5年8月末 施設入所が可能な要介護認定者が2,196人のうち、施設入所者が801名、入所待機者が延べ530人おられ、6割近い方が施設入所または入所を希望されている状況

令和4年12月 平成30年7月から、介護人材が確保できないとの理由で、事業の廃止などをする事業所が増加をしておりまして、これまでに20の事業所に影響が出ております。内訳といたしましては、廃止が10、休止が5、事業縮小が5事業所となっておりまして、サービス別の内訳でいきますと、入所系が3、訪問及び通所系の在宅向けサービスが17事業所となっております。

介護人材の数

市議会での市の見解
・施設等介護保険サービスへの依存度が高い傾向にあるため、介護人材不足は喫緊の課題
・高齢社会を支える介護職の慢性的な人手不足は喫緊の課題

・令和5年9月 有効求人倍率は例年2.3倍

(令和4年12月)
・市長:2025年には今の100人不足している状況に、これにプラスが乗っかってくる。事業縮小とかいうことで、これからまた条件がそろえば復活をされるというところも幾つか事業所がありますので、そういったところを考えると、かなり100の数字というのを大きく上回ってくる。

介護人材確保対策

五島市が行う様々な取り組み

https://www.city.goto.nagasaki.jp/li/kurashi/060/060/index.html

外国人労働者

R5度は38名が雇用され、R6は58名まで増加

出口市長は外国人労働者の確保を「より一層推進してまいりたい」と発言