3月28日、中西大輔氏(私)が五島市長選挙への出馬表明をしました。
2020年に敗れて以来、2度目の挑戦となります。
カラリト五島列島様のカフェスペースをお借りし記者会見させて頂きました。
記者に配布した資料を基に、現時点での政策案や方向性を紹介します。
目次
報道関係はこちら
NCC
https://www.ncctv.co.jp/news/article/15212880
KTN
https://www.fnn.jp/articles/-/677655
長崎新聞
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=1146245302321972040
1. 出馬動機
2021年2月に市議に当選してから3年間、議員として五島市政に関わらせて頂きました。
その中で、市民の為に使われていない予算や、事前の検証が不十分な事業が少なからずありました。
こうした提案に対しては、市議会議員として是々非々で検証し、修正案を提示してきました。
それだけでなく、地域をくまなく回り、市民にとって必要な政策や方向性を常に探してきました。
年に4回の議会定例会では、そうした提案を毎回欠かさずに一般質問で提案してきました。
しかし、修正案や提案は殆ど採択されず、市民を代表する立場の一員として歯がゆい思いがしていました。
提案しても変わらない、ならば自分でやるしかない、という事で、出馬を決意致しました。
2. 実現したい政策 (太字は重点政策)
1. 若者が集まり、定着できる五島市へ
- 一次産業や社会福祉など、島の特性を活かした学部や学科の誘致を進め、若者を呼び込む
- 航路・航空路運賃の島民割引の対象拡大を目指し、島選出の国会議員と連携して国へ訴える
- 職場の人手不足対策として「離島ワーキングホリデー」を導入し、五島での就労体験機会を増やす
2. 子育てがしたくなる五島市へ
- 小中学生の給食費の無償化し、オーガニック給食を推進して地元食材の割合を増やす
- 廃校や体育館・公民館を最大限に活用し、雨の日の子供が楽しく遊べる場所を整備する
- スクールバス導入を含めた小中学生の通学手段をしっかり確保する
- 五島の自然を活かした農業・漁業体験の機会を増やす
- 子供たちが本物の芸術(音楽、芸能、アートなど)に触れる機会を増やす
- 不登校の子供たちがのびのびと過ごせる居場所を整備し、進路支援にも注力する
3. 老後に住みたい五島市へ
- 移動販売・移動サービスを充実させ、買物や通院が困難な人に対する支援を強化する
- 二次離島を含む医療資源の乏しい地域の緊急搬送の体制づくりを強化する
- 地域猫活動に取り組む市民間の繋がりが生まれる場を増やし、不幸な猫の数を減らす
- 生活に不便をきたす道路の補修や整備に対する要望にきめ細かく対応する
- 独居高齢者が地域や社会と繋がりを保てる機会を増やし、心身の健康を高める
- ライドシェアを活かした移動手段の確保を図り、島内交通を支える運転手を増やす
4. 環境で世界をリードする五島市へ
- 大量生産・大量消費の生活スタイルを見直し、昔ながらの地域資源が循環する島を目指す
- 環境系学部や学科の誘致を図り、海ごみを通じたイベントや交流の場を設け、世界中の人と連携する
- こども食堂や地域交流会を通じ、食べられないまま捨てられる食材を有効に活用する
5. 一次産業がしたくなる五島市へ
- 畜産経営の安定化に向け、販路の拡大と島内消費の拡大を促す
- 自然環境と調和した農業の普及を目指し、生産者同士の勉強会、スーパーと連携した販売促進を展開する
- オーガニックを推進する団体、自治体、大学、企業との連携を図り、生産を学ぶ学校を誘致する
- 水産学部や水産学科の誘致を図り、藻場の再生や漁業経営の安定に繋がる研究と実践を推進する
- 五島市の山林の資源を有効に活用するため、地元産木材の普及を促進し、伝統文化の継承を図る
- 増え続ける鹿や猪に対する体制を強化し、山間部での農業被害を減らす
6. 政治が身近に感じられる五島市へ
- 市長自ら職場や自治会、子育て世帯の声を小まめに聴く場を設け、意見交換会の中から政策を作る
- YouTubeで議会中継を発信するための予算を計上する
- インターネットを最大限に活用し、今まで届かなかった声を、政策作りに活かす
- ふるさと納税の基金を活用し、市民が望む政策を予算に反映させる
7. 誰もが活動しやすい五島市へ
- 障がいの有無に関わらず、誰もが意見を気軽に表明でき、活き活きと活躍できる機会を増やす
- パートナーシップ制度を導入し、誰もが平等な社会サービスを受けられる環境を創る
- 仕事や趣味で使うパソコンやスマホを学べる機会を増やし、AI社会に適応できる力を高める
- 公共施設の利用ルールや料金体系を見直し、インターネットから全ての施設を予約可能にする
- 公民館にWi-Fiを設置し、市民活動の拠点としての利便性を高め、市外の人も気軽に使えるようにする
- 廃校・空き屋・公民館など、市が持つ建物を積極的に活用し、活動したい団体や個人の受け皿とする
8. 働きたくなる五島市役所へ
- 外部人材や専門家の力を導入し、パワハラやセクハラで苦しむ職員が0の職場を目指す
- 費用対効果の乏しい事業をしっかり検証し、市民目線に合った事業への転換、見直しを行う
- 役所の組織ルールと働き方を見直し、専門性の高い市職員の力を活かす
- 国や県からの依存体質の脱却を図り、自主財源の確保を推進する対策チームを発足する
- 市役所の窓口対応のレベル向上を目指し、「また行きたくなる」窓口サービスを目指す
- 支所への予算・権限・部署の割り当てを見直し、福江一極集中の是正を図る
3. 今後の活動
市民の皆様から新市長に「期待する事」や「実現してほしい事」の意見を集める活動をインターネット(Instagram、Facebook、X、YouTube、HP)や対話集会で行い、上記の「実現したい事」に磨きをかけ、5月末を目途に選挙公約としての完成を目指します。
「市長に実現してほしい事」を募集します
お問合せは以下からお願いいたします。
[contact-form to=”nakanishi0404@gmail.com” subject=”新市長へ実現してほしい事”][contact-field label=”名前” type=”name” required=”1″][contact-field label=”メール” type=”email” required=”1″][contact-field label=”新市長に実現してほしい事” type=”textarea” required=”1″][/contact-form]記者からの質問
(記者)出馬の動機からお尋ねしたいのですが、二、三、修正案をこれまで提案してきたという中で、なかなか通らなかったということでしたが、具体的に言えば、どういった点が市政で足りないという感じられているのか、お考えですとか、聞かせていただけますか。
(中西)
どういった点が修正案を出してきたかということですが、今年の3月議会においても修正案を出させていただきました。
それはドローン買い物支援事業ということで、昨年の6月から始まった修正案なんですけれど、買い物支援という名のもとに経済的な合理性が乏しいと思われるような採算性が取れるのかどうかわからない。
そして何よりも本当に困っている買い物支援弱者のためになるのかという政策に対して予算が計上される。実績の数値は非常に乏しいにもかかわらず、今年度でもまた同じような予算を付けようとしているということで、これはやはりおかしいだろうということで、修正案を出させていただきました。
(記者)
そういった事業の検証だとかちょっと不十分ではないかと。
そういったところに疑問があったということですか。
(中西)
はい、そうです
(記者)
実現したい政策の中で若者が集まり、定着できる五島市へということですが
その政策で大学とか短大とかそういったものをイメージされてますか?
(中西)
はいそうですね。
大学そのものを誘致するというのは今非常に厳しい状況だと思いますので、まずは小さなところから専門的な農業を学べるところであったり、漁業を学べるところであったり、それから看護師、介護士の資格を取れるようなそういった学部や学科を誘致を目指していきたいと考えております。
(記者)
わかりましたはい、中西さん自身、移住されて来られて、これまで五島市はどうしていいのかとか、逆に足りないなとかもう少しこうたいという部分があれば教えてください。
(中西)
はい足りない部分は今の質問にもあったんですが、人口ピラミッドを見ると非常に歪な形になってまして、20代、30代が非常に少ない人口構造になっています。
一方でこの大浜の海もそうですけれど、魅力的な自然、世界に溺れるような環境というのがたくさんある。
非常にもったいない状況だと思っていますので、五島の良さを生かすために、まず若者に来てもらう。
そのために一つは学びの場、そして学びの場から就労の場というようなところを、今、人手不足という問題も非常に五島市内深刻化していますので、そういった形で大学生ぐらいの年代の人が学んで、そしてここで就職ができるようなそういう環境を作っていきたいと思っています。
(記者)
前回、4年前の話をされ、厳しいという見方だったと思うんですけれどもこの4年間、ご自身の中で積極的に回られたり、こういった活動をされたとか聞かせいただけますか。
(中西)
はい、ありがとうございます。
4年間、前回2020年に落選してから、その半年後に市議会議員に当選させていただいたわけですが、今お手元にお配りしているように、こういった形で議会の活動報告ということで今回が13号目になるわけですが、13回議会で、一般質問したことや先ほどの修正提案を出したこと、こういったものを資料にまとめてこれを市民の皆様にお配りする中で、また改めて市民の皆様からお困り事がないですか、というような形で聞いてまいりました。
その意味では市民の皆様との距離を近まってきた、と個人的には思っております。
(記者)
わかりました。今回は政党の推薦とかは。
(中西)
今の段階では考えていないです。
(記者)
考えていないはい。文書の推薦とか推薦を受け取ったりするというのは今の段階では考えていない。
(中西)
はい
(別の記者)
僕の質問です
(中西)
はい、
(記者)
なぜピンクなんですか?
(中西)
ありがとうございます。
なぜピンクかというご質問ですが、目立つからです。
それだけです、はい。
(記者)
地域をいろいろと回られていてですね
そういった部分が強みではないですか?
(中西)
僕もはい、強みだと思います。
(記者)
はい。
そういったところで市民の皆様の反応というのはやっぱり4年前と比べると違いますか?
(中西)
高まっているようには感じます。
(記者)
中西さん、生年月日を教えてください。
(中西)
1989年、平成元年の4月4日です。
(記者)
中西さんの初当選がいつですか。
(中西)
2021年の2月26日、当選したのが2月5日で、就任したのが26日だったと。
ちょっとインターネットで調べてみます。
(投票日 2021年02月07日、任期開始は2月27日でした)
(記者)
じゃあ一期目ですね
(中西
はい。
(記者)
出身はどこですか?
(中西)
千葉県の船橋市です
(記者)
お住まいは?
(中西)
大浜です
(記者)
大浜?
(中西)
はい
(記者)
町名で言いますと?
(中西)
小泊町です
(記者)
マリンスポーツは現在もされているという認識でよろしかったですか?
(中西)
そうです
(記者)
自営業?
(中西)
そうです
(記者)
マリンスポーツ以外では何か?
(中西)
観光案内ガイドを
(記者)
それも同じ会社で?
(中西)
同じ個人事業としてやっております。
(記者)
マリンスポーツなども自営している?
(中西)
そうです。
(記者)
今回のお二人が表明されたとき、そういった方たちに対するご自身はどういう?お二人に対する考えとかございますか
(中西)
記者会見のニュースを見させていただいたんですけれど、具体的な政策を見せていただきたいと思います。
そしてその具体的な政策を市民の皆様にも見ていただいて、それをもって検討をしていただきたいと思います。
(記者)
対話集会というのは。
候補者同士の集会なのか中西さんと一般の方との対話集会なのか?
(中西)
(対話集会は)後者です。
さっきのとおり、他の候補者さんの政策というのを聞きたいので、それはそれとして壱岐市がやられているように、候補者同士の意見交換会というか、その公開討論会みたいなものは積極的にやっていただきたいなと思っています。
(記者)
それでは以上となります。
ありがとうございました。
(中西)
ありがとうございました。