五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
日時 2023/12/11 14:15ー
目次
浮体式洋上風力発電の現状について
野茂 冬は暖冬で、寒暖差が激しいと体調管理が難しいと言われているので、努めていただきたい。火の用心にも努めていただきたい。浮体式洋上風力発電は、2期に不具合が発見されて検査をしていると伺っている。9月22日には、運転開始時期の延期が発表された。
市長 浮体式洋上風力の五島フローティングファームの戸田建設から、2機の不具合が発見され、対応策を検討した結果、再建造するとの報告。当初の工程を見直し、2年延期して申請がされた。既に海上の不具合を検査し、付帯構造物の健全性を確認するとのこと。1号機を樺島沖に設置してナセルを外し、年内に陸上げするとのこと。
野茂 既に3機となり寂しい。民間事業なので色々確認は難しいと思うが、2年延長となり、漁業者への基金は市も助成しているが、運用はどうなるのか。
総務企画部長 発電事業者は計画通り、基金を活用した事業をしたいとのことで、寄付をしたいとのこと。具体的な漁業振興策を図りながら、20年間の準備をする予定。
野茂 運用していただけるということで、魚価の低迷で苦しんでいると思う。大変助かると思う。再エネは期待されている。浮体式の風車は注目されているので早めの修理完了をお願いしたい。
奈留地区のチョイソコ運行状況について
産業振興部長 11月末時点で464名。10月257名。述べ541名。浸透しつつあると考えている。
野茂 利用回数も11月も増えてきたと感じる。野茂商船の乗り継ぎ、8:45の乗り継ぎに問題はないのか。
産業振興部長 特に大きな問題なく運用できているとのこと。アンケート調査を全地区会員向けに1月実施予定。
野茂 問題ないだろうなと思っている。コールセンターは女性の方が受け、運送はAIがすると。もしかしたら早めに出発して間に合わせていると感じた。住民と話をした時、運行時間が15時までということで不満を聞いた。勤務時間ということで理解していただいた。住民は前から会員とのことだが、待合所がゴミステーションで、奈留の人が福江の地図がわからないと。奈留の支所に地図は置いてあるのか。
産業振興部長 地図はあり、奈留のターミナルに置いている。2つを並べることができないか指示している。
野茂 ぜひ配慮してほしい。
奈留さくら保育所の移転について
奈留小中学校改修の進捗状況について
福祉保健部長 工事を2期に分けている。1期は今月末完了。年明けに引っ越し、新しい教室で行う。2期工事は来年までに新たな教室が完成する予定。
野茂 当初計画では夏休み期間中に進むのかと思ったが、夏休みに工事をしている気配がなく、心配をしていた。具体的に工事が始まったのが2学期になってからだと思う。改修工事の騒音について聞いているか。
福祉保健部長 PCを教室とするため新たに壁を設置するために、大きな音が出たようだ。学校には迷惑が出たのでお詫び申し上げる。工事をする際は事前に連絡して配慮したい。
野茂 大きな音はしていたが幸い、保護者からはクレームが来なかった。今は落ち着いたと伺っているが、生徒や児童に迷惑をかけたと思っている。R6年4月の開演後の運営はどう考えているか。
福祉保健部長 珍しい取り組みであるため、様々な問題が想定される。音の問題に対しては、生活空間を分けることとしている。運営をしなければわからない事もあるので、関係を密にして対応していきたい。
野茂 問題や課題が出てきたらしっかり対応するようにお願い。
園児用給食について
野茂 今回募集が回覧板で回されてきた。調理員がいないのではと心配していると。もう少し早くできなかったのかと思うが、園児用の給食をどう考えているのか。
福祉保健部長 平日には同じメニューだが、新たに調理員を配置することしている。園児用に量を調整したりする。カレーなど辛味のあるものは管理栄養士のアドバイスに基づく。別のメニューが必要な場合は調理員が調理して調整する。これらに対応できるように、調理員を募集している。
野茂 募集をかけて集まるかが心配。今回も雇っていれば問題なかったと思う。せめて、2名のうち1名は残っていただき、来年に引き継いでいく、そういう対応が出来ないのかと思う。いきなり新しい人がするのも大変と思うので、説得していただき引き継いでほしい。問題は調理員の募集をかけてこない事なので、その辺も考えながら対応してほしい。さくら保育所を併設を考えた市長の思いを。
市長 保育園時、小学生中学生、高校生までが同じ敷地になり全国的に珍しい事例になる。乳幼児との体験を取り入れる学校も増えている。園児に良い効果を生むのではと思っている。幼児期・児童期の教育を円滑に接続するために、養保小連携が謳われている。小1プロブレムとも言われている。このような取り組みはPRできると思う。共立女子大学が非常に興味を持っており現地視察に来るとのこと。来年4月に向けてしっかり準備を行い着実な運営に努めたい。
野茂 昔と比べるとだいぶ寂しくなっている。今は1学年3名、4名となり全校が50名となっている。今は高校生も幼児との触れ合いがあるので、話題性という面で全国的に話題になればと思う。3分の2が離島留学生であり、地元の子では少なくなり、久賀と同様に小中学校が島留学になると思う。学校がなくなると大変。人口が減り今は増える要素がなく1800人となっている。独自の挑戦で話題になり、離島留学生が増えればと思っている。
前島地区における五島テレビの受信状況について
総務企画部長 前島は五島テレビが放送サービス実施。光を整備しているが、海上は無線で電波を送っている。
野茂 奈留から無線を送っていると。11月下旬に町内会長から言われたのは、小雨の際は良いが、ちょっと雨が降ると他の映像が映らないと。同級生に確認したら同じ答えだった。前島地区では今どういう状況なのか。
総務企画部長 7月からTVが一時的に悪くなるとのこと。点検を実施し、雨天時に不具合が発生するとのこと。周辺の樹木の水の影響と考えられたので、9月に樹木を伐採。11月30日に再び発生しているとの事。現在解明するために五島テレビが調査している。雨の日はTVを見ていると思う。何が原因なのか、なるべく早く復旧してもらいたい。
道路行政について
市道相ノ浦~南越線の落石現場の復旧について
野茂 落石災害が発生して危険と思うが対策工事は。
建設管理部長 個人所有の山林が崩落する災害発生し、経過観察をしたが、風化が著しく、地元町内会の陳情もあり、R6にかけて緊急対策に取り掛かっている。測量を委託して来年度工事する。
野茂 3年ほど手をつけていなかったということだったが、もし何かあるときはもう少し早めの対策をお願いしたい。田岸、松山の工事の予定は。
建設管理部長 個人の山林であり着手には時間がかかる。南側の山川斜面が削れたところは承知しているが、今のところ工事の予定はない。現在はカラーコーンでの注意喚起。小石の除去作業をしている。
野茂 同意を得なければ難しいと。何かの折に交渉していただき、ゆくゆくは工事をしていただきたい。奈留はイノシシが全島に行き渡っている。まめな交渉をして頂き、着工できるように依頼してほしい。
市道水ノ浦線の海岸護岸擁壁のひび割れ対策について
野茂 ブロックに亀裂が発生している。対策工事の計画は。
建設管理部長 港湾海岸となる。アコギ地区の護岸715mを今年度から改良工事をしている。R9完成を予定している。
野茂 県の方ではすぐにできず数年になると。赤いコーンを設置しているが、陥没に近づかない注意書きをして促してほしい。
二次離島における救急搬送体制について
福祉保健部長 診療所に連絡があり、本土に必要となれば搬送していただき、救急車に搬送している状況。
野茂 海上タクシーで運ぶ場合、他の自治体の搬送状況は。
福祉保健部長 地元漁船所有者に依頼して実施している。高島、池島、平戸島の状況説明。
野茂 民間の会社に依頼している状況かと。国境離島の法律で対応できないのか。
市長 国境離島ではなく、離島振興の中で枠組みがあるが、無医が条件となり、五島ではできない。平戸市は移送した場合に上乗せの協力金支給の制度がある。五島市の場合、瀬わたし、漁船で協力できる方を登録する整備は早急に検討したい。
野茂 昼間の緊急搬送は海上タクシーで行っており、観光の利用も増えている。夜間の運行はほとんどしていない。島の方で夜間に急患をお願いしたが断られた。家族は苦しむ姿を見ていた。そういうことがあれば、島に住むのも大変だが、長崎県も離島がかず多くある。県と一緒になって対応を。国境離島の切り替えの時期になる。高齢の方が増えて、漁業者も高齢化していく。新法の切り替えの際の予算・登録をして様々なことを想定して考えるべきと思うがどう考えるか。
市長 国境離島は教育・福祉は対象外。いかに人口を、ということに主眼を置いている。離島振興法では小規模離島への配慮が加わった。抱えている課題がバラバラなので、どういった支援を求めているのか、聞かせてもらえないだろうか、という声だった。離島地域の小規模離島の施策として提案させていただきたい。
野茂 対象外とのことだが、他で対応ができれば、他の意見も聞きながら、有人の島があるので、色々なことを考えて、意見を集約していただき、できるだけ対応していただきたい。