五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
野茂.東日本大震災が浮かんでくる。最近でも地震が発生し不安を感じることが多い。
日々の備えが重要だと思う。
目次
再生可能エネルギーについて
洋上ウインドファーム計画の進捗状況は
市長.再エネ海域利用法に基づき、エネオス、大阪ガス、関西電力、インテックス、中部電力の6社が選定された。
先月21日には第三回五島市における協議会が開催され、発言事業者から事業計画の説明があり、9月ごろ~8機を順次設置し運転を開始するとの方針。
今後は実務者会議を設置し、基金についての協議を行う予定。実務者会議での議論、調整の進捗状況が報告される予定。
野茂.9月~2100kwを設置との事だがやっと本格的に動き出し嬉しく思っている。設置を済ませた洋上風車は発電しないのか。
産業振興部長.2、3機程度は稼働をするが、売電は8機すべてがそろってから開始するとの事。
野茂.令和6年の1月~開始との事で理解した。実証事業の頃から、チェーンに海藻が付着する様子を見させていただいた。小魚が集まる漁礁の代わりになると思っている。良好な漁場の形成が出来ればと思っている。広範囲に魚が増え、基金が増えるようにお願いしたい。
潮流発電実証事業の進捗状況は
産業振興部長.九電未来エナジーとクラスター協議会が500kwを設置し、データ収集、環境影響調査が開始された。環境省は令和4年度も予算を計上した。商業化に向けた実証事業を継続するとの事。
野茂.やっとまともな事業が始まると思っている。双方向性の発電が出来ると思っている。送電については
産業振興部長.設置して撤去をするまでに期間が短いため、発電が出来ているかどうかに重きを置いた。
野茂.実証事業の段階だが、奈留にも新しい事業が少ないので、仕事が出来ればよいと思うので、実用化に繋がるようにお願いします。
五島市民電力の市民への浸透度と加入率は
産業振興部長.商工会議所が取り組んでいるRE100の再エネを提供できており、新聞報道などで取り扱われている。
学生向けの支援を行い、市民や事業所にも浸透していると思っている。契約件数は1257件との事。
市全体の契約件数は把握でいないので加入率の算定は難しい。
野茂.1月にテレビで五島市の自然エネルギー事業が紹介されていた。確かにメディアにも取り上げてもらっていると思うが、昨年より原油の高騰により燃料が値上がりしている。値上がりが止まらず電気・ガス料金・食料品も3月から値上げのラッシュになる予定。
ウクライナとロシアの問題により経済への影響が出ている。生活費にお金がかかり家庭を圧迫することになる。電気料金は市民電力で安くならないのか。
産業振興部長.他社と同等の料金プランのほかに5%の割引プランがある。今後顧客獲得が進めば値下げも可能との事だった。
野茂.品物の値段が5%~15%上がるので、市民へのPRも行い5%割引がある事を広めてほしい。
新型コロナウイルス感染症対策について
これまでの感染状況は
福祉保健部長.新型コロナの感染者数は、1月以降五島市内で63名。累計が197名。
野茂.2月19日に4名、翌日7名の感染者が出たがクラスターではなかったのか。重傷者はいなかったのか。
福祉保健部長.同じ施設内で5名以上が出るとクラスターになるが、今のところ確認されていない。重傷者もまだいない。
3回目のワクチン接種計画と現在の接種率は
福祉保健部長.接種状況は資料の通り。3回目は12月~開始し、医療施設従事者、65歳以上の高齢者が接種を完了している。
可能な限り前倒しで接種をしていくように取り組んでいる。5月末を目標に進めている。
65歳以上は75.9%、65歳以下 30.0%。全市民は37%程度。
県内の市町では2番目に高い接種率で推移している。
野茂.第6波では全国的に亡くなられた方が多くなっているので、ワクチン接種で重症化を防ぐしかないと思っている。
昨年から集団接種を行っているが、一度も摂取していない人でも受けられるのか?
福祉保健部長.9月30日まで無料で受けられる。
野茂.ぜひ重症化させないためにも呼びかけ、周知をお願いします。
磯焼け対策について
市の取組の成果と今後の展望は
産業振興部長.R3年度の取り組みはアクションプランに基づき、食外生物の駆除、種苗投入による藻場回復を目指し、取り組みの成果が出てきている。
藻場の維持は起伏の少ない海底で実践をしている。奈留、大浜、奥浦地区で展開をしている。技術導入の可能性検証は、ひじきの室内培養に成功している。Yahoo!の事業により、組織体制の構築、クレジット認証制度の創設に取り組んでいる。
食害を減らすために、4地区で実施して、海藻の安定供給に向けて、人材の育成と確保に取り組んでいく。
アクションプランに基づき実行していく。
野茂.藻場回復目標が1.5ha、実績も出ているので安心したが、仕切り網の件の県はどうなったか。
産業振興部長.ウニ、がんがぜ駆除に取り組んでいく。ウニフェンス設置をしたが、崎山から薄葉目を設置して調査をしたい。
野茂.成功例を作っていく事が大切だと考えている。地元漁業者の人材育成に新たに取り組むと言う事なのでぜひ若い方も巻き込んで育成をしてほしい。奈留町漁協の潜水部長ですので、育成にご協力をください。
医療行政について
奈留医療センターの医療体制について
野茂.2月の医療だよりに医師の退職が乗っている。挨拶も乗っている。医師2名体制を守っていただくことになっていたが、体制は。
福祉保健部長.1名がR4年3月で退職し、公募で見つかるまでは上五島から派遣医師の2名が配置される予定。常勤2名は要望を続けていく。
野茂.後任の医師については何か話を聞いているか。
福祉保健部長.現時点では後任を確保していないが、2名の確保に向けて動いていく。
野茂.医師の手配は難しいが、200名ほどの署名運動を行っている。
後任の医師がきたときは1年でも2年でも長く勤めて頂けるようにお願いをしてほしい。
長崎県病院企業団における看護師不足の対策について
福祉保健部長.看護師の確保は公募をしているほか、合同説明会や就学資金の貸与をしている。
看護師、助産師は上限額を決めて助成をしている。ばらもん奨学金に看護師を助成対象に加えている。
医療人材確保の支援を行っていく。
野茂.貸与の実績は。
福祉保健部長.医療就学資金の貸与は、制度開始以降、52名、約1億円を貸与。35名を採用。
野茂.私の姪っ子も椛島の学校に行き、全寮制で名古屋の病院と個人契約で経費は病院が負担していた。本人の旅費が本人もち。
5年間勤務すると免除される。金銭的には分からないが、先に投資して看護師を確保していると感じている。
親の負担も軽くて助かっていると感じる。
新知事は新しい知恵、アイデアを持っているかもしれない。しっかり協議をして取り組んでい頂きたい。
市長.人材の確保が出来ない状況であるが、五島中央病院は専門学校が回ったりしている。コロナで対面が難しいので、今年度の採用はこれまでとは違うと思うが、苦労されると思っている。県とも話を進めてお願いを進めていきたい。
野茂.看護師も再雇用、派遣という形で来ている。五島市内でも医療に興味がある人に対して、違う何か、+アルファをつけていかないと中々生徒が集まらないと思っているので県と協議して看護師付則に取り組んで頂きたい。
防災行政について
防災行政無線の柔軟な活用について
野茂.奈留商業振興会が12月に歳末売出祭を行っている。抽選会の予定はコロナによって延期した。
8日の当日に30数名が抽選会場に来られた。街づくり協議会の方で、なぜ防災無線を使って知らせなかったのかと言われた。
このような場合でも防災無線を使えないのか。
総務企画部長.五島市の運用規則・細則に基づき、緊急性の高いイベントの周知をしている。
拡声器は範囲内で活用できる運用をしている。
野茂.利用させてもらえないという回答だった。新上五島町の担当に聞いたら、住民への情報だから、船便やイベントの案内も流している。
新上五島町は当初から住民のための放送として流している。朝の便は船が早いときでも、欠航の連絡をしている。
再度伺うが、どうか。
総務企画部長.地域住民という趣旨は理解しているが、大原則として防災に特化した情報を流している。代替手段がない場合の緊急性が高い情報はエリアを限定して放送をしてもらった。まずは緊急性・代替手段がないかの範囲内で対応していきたい。
野茂.昨年から奈留支所が新庁舎になった。奈留支所館内は流せたが、新庁舎になっても流せるのか。
総務企画部長.以前の庁舎についてはそのように対応できたが、検討した中で実績を考慮し奈留庁舎だけでの機能は持たせていない。
野茂.本庁から流して奈留支所館内で流すことは可能か。
総務企画部長.代替手段がなく特に必要な場合は本庁で放送することが可能。
野茂.3年前にたいようが機械故障で動けなくなった。船便は路線バスと同じなので、緊急の場合は代船の運航だけでも流していただきたい。
総務企画部長.趣旨は理解したが、代替手段がないかどうか検討したい。大原則は災害だけの放送機器であることも理解いただきたい。
野茂.検討する余地があれば考えて頂きたい。島民にとって大切な重要だけでも再度検討して頂きたい。