今までは市議会ばかりに注目していましたが、知事が変わった事もあり、県議会に興味が湧いてきました。
そこで、3月17日~18日に行われた方の一般質問を全員聞いた上での感想です。
質問は広く浅く
今回は8名の議員が質問しましたが、その多くは「広く浅い」質問でした。
- 冒頭:議員が20分の五月雨質問
- 回答:各担当課から20~30分
- 残り:議員が10~20分程度質問
という感じでした。
五島市議会と比べると、時間配分はおそらく同じ1時間ですが、テーマ数が多すぎるのではないかと感じました。
五島市議会の場合、質問項目は大体3~4つくらいで、多くても5つくらいの印象です。
今回、小林議員の質問項目が一番少なく、深く突っ込んだ質問をされている印象でした。
結局言いたい事は?
質問項目が多いと、議会を傍聴している側から見て
- 結局どの質問が一番気になったのか?
- 何が一番聞きたかったのか?
の部分がぼやけてしまうと感じました。
勿論、議会では視聴者の印象に残るパフォーマンスが大事という訳ではありませんが、ある程度視聴者を意識した「見せ方」も大事だと思います。
その辺りのバランスは難しく、私自身も市議会で気を付けたいと思いました。
知事の答弁は控えめ?
選挙の時は元気がよかったイメージですが、議会ではとても大人しい印象を受けました。
関係者としっかりと話し合い、進めていきます
というのが知事の基本答弁スタンスのように感じました。
まだ就任したばかりで、政治行政もないため、分からない事ばかりだろうと思います。
そうした中では、滅多な事は言えないため、慎重な姿勢になる事は仕方がないと思います。
ただ、自ら先頭に立ち、県政を引っ張りPRしていくという表明でしたので、
大石カラーが出るであろう「6月議会」への期待が高くなったようにも感じます。
公約は実現可能?
今回、山田朋子議員から
子育てに必要な財源を市町村でどう分担するのか?
という質問に対して、
これから検討していく
との知事答弁でした。
つまり、公約では様々な分野で
○○します
と述べていましたが、財源を含む実効性の裏付けはなかったという事です。
長崎県は財政的にも厳しいとの現状認識でしたので、早くも公約の実現に黄色信号?とも感じました。
それと同時に、選挙で掲げるマニュフェストとしては、バランスシートのように考えて
「○○します + ××止めます = 財政的に均衡」
と表現した方が良いだろうと感じました。
有権者としては、その辺りの視点も持たなければいけないだろうと感じました。