五島市の市議会では、議事録が閲覧可能になるまでに、数か月かかります。
そこで、議事メモを残しています。
※内容は正式な議事録ではないため、発話の全てを反映しておらず、必ずしも正確でない箇所もあります。
網本.五島市富江町出身の大石氏が52年ぶりに五島出身の知事として誕生。明確な答弁を期待。
目次
ジオパークについて
日本ジオパーク認定後の組織体制と活動計画は
網本.五島自然塾の設立~総合戦略への位置づけを経て2022年に認定。
市長を含め関係者には頭が下がる想い。今回の認定で下五島エリアの財産として、どのように活かしていくか。
これからが新しいスタートだと思う。組織体制と活動計画は。
市長.組織体制はこれまで同様、協議会が中心となり、活動の継続と発展を続けていきたい。
基本計画において5年間のアクションプランを作成し、グループ会議、幹事会で活動を議論していきたい。
ジオパーク関連資源の保全について
市長.今後の課題も示されているので、教育と保全、持続可能な開発を一体となって進めていきたい。見どころとなるジオサイトの整備を進めている。
自分たちの手で守っていく意識のため、保全計画と実践に取り組んでいく。
新上五島町との今後の連携は
市長.当初から全体で考えていたが、委員会に相談して準備が整った五島市のみで申請をした。
新上五島へは取り組みを継続していきたい。
網本.島原市が世界ジオパークに認定されている。この認定について、世界ジオパークを目指す中では人材育成が大事だと思っている。
専門人材を引き続き、ジオガイドをどのように活用していくか。
総務企画部長.今後の活動計画について、教育・保全・持続可能な活動という3つの柱を軸に活動を進めていきたい。
教育では学校で実施しているジオ学習を通じて、学年に応じた取り組みをしていきたい。学習会も引き続き継続したい。
保全では地質・地形に加えて生態系や歴史・文化の情報を整備して保全活動の計画策定・実践に取り組んでいきたい。
これまでの研究成果の公開にも取り組んでいきたい。奈留島の双子水晶も早急に解決すべきとの指摘なので、対策を講じていきたい。
持続可能な開発はガイドブック、ツアー商品の造成を図っていきたい。多様な生態系、歴史・文化を感じることの出来るツアーの造成に取り組みたい。
網本.ジオサイトが登録されたが、先月自然塾の勉強会に参加して勉強をした。五島市には多くのジオサイトがあるとの事だが、冨江に溶岩洞窟があると聞いている。これは浦教授が「最大の目玉ではないか」と言っていた。調べてみると、韓国の済州島も大きな目玉は溶岩洞窟だった。冨江の溶岩洞窟は素晴らしいものだとあるが、い穴は出入り禁止となっているが、これを整備して五島のジオの目玉にしたらどうかと思っている。今後の対応は。
総務企画部長.67か所指定している。い穴を設置している。3つの部分から構成されている。県の天然記念物、観光い穴、の穴の部分も含めて1420mとなっており、日本最大規模を誇っている。学術的価値が高いとの意見を頂いている。調査結果に基づく補強調査を実施したく、関連予算を審議している。保全の方法は専門家とすり合わせたい。3次元測量が主なもの。
網本.県の天然記念物という事だが、旧富江町時代にはの穴があると知った。歩道、照明をつけて活用していたと聞いたが、具体的に富江町時代の活用、なぜの穴が出てこなかったのか。日本でも最大級の洞窟について、説明を。
総務企画部長.の穴ではなく、観光い穴の事だと思っている。富江町時代に遊歩道や街灯を整備していた。H5年ころから落石が見られ、立ち入り禁止になったと聞いている。その後、紹介は控えている。本議会での調査結果を踏まえて活用を研究していきたい。天然記念物の指定は守らなければいけない。
網本.冨江のい穴は理解したが、32のジオサイトがあるが、この中で世界遺産を例にとると、観光客研究者が来たときに、気軽に見れる・勉強できる環境を作らないとと思っているが、簡単に行けるところを選別して紹介したほうが良いと思うがどうか。
総務企画部長.観光的な活用は、67か所を指定して活用したいと思っている。中々見にくいところもあるので安全でアクセスしやすいところを紹介していきたい。すべては厳しいので、鐙瀬に設置しているビジターセンターで紹介していきたい。港文化空港の中で総合配置図を設けたいと考えている。
ガイドブック、パンフレットを整備していきたい。
網本.拠点である鐙瀬で五島の全体がわかる、現場に行きたい人に保全と整備をしていかなければいけない。莫大な資金がいると思うので、選定しながら現地に行ける体制を作った方が良いと思う。日本遺産・世界遺産を絡め総合的な観光とシステムを作っていく事が、財産を活かすことだと思っている。今後の対応については。
総務企画部長.世界遺産、日本遺産の3本柱で取り組むが、組織体制を強化して取り組みたい。文化保存観光を一体的に保全する体制を図るもの。地域資源の複合的な活用を踏まえ、深みのある五島の魅力を来訪者に伝えたい。地域資源を生かしたガイドブックの活用に繋げたい。
網本.審査結果が届いていると思うが、五島市への今後の課題はどのように受け止めているのか。
市長.4年に1回更新の手続きがあり、取り消しも考えられる。短期・中長期の課題があり、出来るところから手を打っていきたい。
網本.五島市のジオに対する現場への対策として、交流もあると思う。韓国の済州島は、い穴を中心に世界ジオパーク認定し、1千万人の観光客で賑わった。清野先生も五島と済州島と似ていると述べていた。H30に五島でも研修をしている。一般質問で聞いたところ、今後これをきっかけにしてチャーターを運行したりするきっかけにしたいという答弁があったが、その後の動きは。
副市長.H30済州島との交流があり、将来的には目指していきたいと思っているが、まだ認定されたばかりなのでまずは再認定に向けていきたい。済州島はコロナの中で行き来が出来ていない。当時、チェジュ市役所の市長との表敬訪問を行ったが、その後は活動が出来ていない。
網本.H30の議会で質問したが、五島と済州島との交流について、今後どのような取り組みをするかと聞いたら、「互いに交流することで一致した」としたが、今後の方針については。
市長.済州島との関係は答弁して頂いたが、国際ツバキ会議を中止したが、国際ツバキ会議でも交流を予定していた。コロナの前には日韓関係の事で観光客が激減した面もあった。再開のめどは経っていない。1期目の総合戦略では世界ジオパークを書かせてもらった。5年間でハードルの高さを実感しており、日本ジオパークの位置づけを確たるものにしないと難しいと思っている。まずはネットワークの一員として、国内との交流をしっかり行い、世界に繋げていきたい。当初よりも世界が遠くなったと感じている。自治体だけではどうすることも出来ない部分もあるので、日韓関係にも注目しながら検討していきたい。
網本.五島市がジオに認定されたとき、島原の方も喜んでいたとラジオで放送された。島原市があるので、連携を取りながら長崎県活性化のために手を組んで高めていってもらいたい。ジオパークをやる時に、新上五島町と一体的にやっていきたいとあったが、なぜ上五島と一緒に出来なかったのか。
当時の上五島町にどういう投げかけをしたのか。
市長.最終的には上五島も含めてやっていきたいが、五島市だけで認定していただけるか、活動を開始する前に問い合わせをしたが、可能であるとのことだったので、まずは下五島から始めることにした。最初は協議会にも入ってもらっていたが、2回目の審査の時に、申請地域が五島市だけになっているとの事で、下五島エリアとついた。観光客を呼び込む際にいろいろなコースが考えられるので、参加してもらいたい。
町長は協力的であるが、町内での活動がまだまだ活発でないので、一緒になってという形はかえってご迷惑になるという心配をして頂き、こういう形になった。引き続き行政としてもお願いをしていきたい。民間団体との連携を充実して頂き、民間から盛り上げていく形で、町議会にも働きが必要と考えている。ぜひご協力を頂きたい。
網本.五島列島は観光客から見たとき下も上も関係ないので、五島一体となって取り組んでいく必要があると思っている。最初の時は今の町長が副町長時代に承ったと聞いている。ぜひ、刺激を上五島にも刺激を与えて頂き、五島は一つと言う事で、進めてもらいたい。
五島家畜市場のオンライン競り市について
実証実験に至った経緯は
産業振興部長.五島市や民間企業で構成するスマートアイランド協議会で、国の事業の一環として実施。
競り市において、購買者が来島できない場合の課題があり、解決のために牛の情報を最新通信技術で発信する事にした。
網本.事業の周知はなかったのか。
産業振興部長.島外の購買者向けの実験だったので、農家への周知は行っていなかった。コロナ下であり、知らない人もいたと思っている。
網本.天候が悪かったりと聞いている。牛の値段が下がるから、と聞いている。実証実験について、オンラインで競りがされるとどうなのかという疑問もいただいた。実際に触ってみることも大事と聞いている。うまくいくとそれを継続するのか。
今後の活用策は
産業振興部長.最終報告をまとめている。今後も様々な課題が出てくる。市場提供者のJAに情報提供をしたいと思っている。
網本.畜産農家にも知らせて頂ければと思う。
富江クリーンセンターについて
市内清掃センターの現状と今後の運営計画は
市民生活部長.再資源化のリサイクルセンターも含めて業務委託している。埋め立て作業は一部委託で運営をしている。三井楽は可燃・不燃・資源ごみを業務委託している。冨江は資源ごみの受け入れを実施し、選定枝を無償で配布している。奈留清掃センターは直営で運営している。
現状の形態を維持しながら活用していきたい。今、市内の清掃センターの役割を答弁頂いた。
網本.冨江センターは今後、会計任用職員だけで運営していくのか、どのような考えでいるのか。
市民生活部長.専任3名で直営を考えている。
網本.奈留の場合は。
市民生活部長.奈留も直営で運営する。
網本.冨江の場合、選定枝の運営はいつから決まっているのか。
市民生活部長.破砕のきっかけは償却ごみの減量化が目的。なるべく燃やさず減量化を図りたい。1日の焼却量が41tであり、奥浦が58tだったので、焼却可能量が落ちた。年間計画量が目標を下回らないので、選定枝の破砕に取り組んだ。試験的に取組んだ。
網本.選定枝は冨江だけが受け入れる施設だと言う事でよいか。
市民生活部長.冨江で統一されている。
網本.選定枝はすべて冨江クリーンセンターに持っていくという考えでよいのか。
市民生活部長.個人で出る場合であれば、燃えるごみとして出していく事で考えている。大量に出るものは、事業活動に出るものをお願いしている。すべてをもっていかなければと言う事ではない。冨江にもっていけば資源ごみになるので、無償で提供する。
網本.五島市民のすべてが知っているわけではないので周知をお願いしたい。直営とした場合に、クリーンセンターで仕事をする場合、危険度が多いと思うが、奈留、冨江は仕事に対する安全管理義務・指示はどのように出しているのか。
市民生活部長.今の職員は任期付き。会計年度職員を雇う中で、特殊作業員という事で、重機、フォークリフトの運転が出来る人を想定している。奈留は職員のOBである方が再雇用されており、運用をしている。
網本.危険を伴う職場だと思うが、3名採用した場合に、職員に対して運営できているのか、指令命令関係はどうなっているのか。
市民生活部長.会計年度職員3名だが、その上は市民生活課から支持を出して行う。指導をしながら進めていきたい。
網本.選定枝の機会を設置し、指導や指示は何もなかったと聞いている。その時に指示はちゃんとしていたのか。
市民生活部長.機械の設置する工程の中では設置したが、現場の担当係長の支持の元、メンテナンス事業者を呼んで設置した。
網本.現場によると、重機を扱う免許を持っておらず、自費で取得したとも聞いている。当時はその免許を持っていない方が操作した。
事故があった場合に迷惑をかけると言う事だったが、詳細は知っていたか。
市民生活部長.もともとフォークリフトが冨江にあったものではなく、配置した。フォークリフトは路上を走る場合に資格が必要だが、それまでの間は講習を受けても使えるという規定もあり、選定枝の破砕業務は雇用を継続したいという声もあったので、事業として継続したいという声があったので、資格取得について自らの判断でされたと聞いている。
網本.敷地内では免許なしで運転できると聞いているが、外からの持ち込みがある。仮に事故が起きたらどのように対応するのか。安全管理義務があり、従業員に対する支持・指導がされるとなっているが、冨江のクリーンセンターで指導がなかったのか。部長は何も思ってなかったのか。
市民生活部長.最初の段階では破砕機を頻繁に動かしていなかった。本格的に処理するようになった時、資格を確認し持っていた方が良いと言う事になった。安全を考慮して持った方が良いと思ったので、その時点で免許なしは運転しないように指示した。その後、資格を取得する方もいると聞いている。
網本.会計年度職員がきちんとした指導を受けていないと誰が責任を取るのか。
市民生活部長.私が取らざるを得ない場合もあるが、公務災害の中で処理できるものもあると思っている。
網本.事故が起こらないように指導するのが部長・課長の仕事だと思っている。常に現場と連絡を取っているのか、綿密に取っているのか。
市民生活部長.先ほども申した通り、破砕機の運転は業者に指示を受けながらメンテナンスしながらやっている。安全管理は配慮しながら行っている。
網本.現場から声も聴いているので、必ず仕事の支持が出来るように注意してやってほしい。