7月22日から始まるGo Toトラベル。
東京は除外となりましたが、依然として感染拡大地域からの流入は防ぐことが出来ない状態です。
五島市では
- 長崎県知事もGoToトラベルを推進をする方針
- 現職市長は特に声明無し(7月17日 15時時点)
- 観光のシーズンは通常7月~8月
こうした状況を踏まえると、五島市外(感染拡大地域を含む)からの人の流入を防ぐのは困難であるため、
いつ感染者が見つかってもおかしくない
状況であると考えられます。
市長は本当に、ふるさと五島を守る気があるのでしょうか?
現状として五島市が考えるべきは
いかに感染拡大を防ぐか?
です。本来であれば
「感染者が0の島」
が理想ですが、それを目指すには、既に手遅れだと感じます。
現状としては、
「感染拡大が0の島」
を目指すべきでしょう。本日は、それを目指すための具体的な方法についてです。
1 感染予防のための組織作り
五島市では、一応「五島市新型コロナウイルス感染症対策本部」が作られています。
https://www.city.goto.nagasaki.jp/s034/010/010/030/202/050/20200303190630.html
しかしこの内容は、感染者が島にいる事を前提とした「市民への対策のお願い」であり、それに加えて
- 市役所職員の感染防止対応(出張の自粛)
が守備範囲です。
7月17日現在では感染者は見つかっていないので、島外からの来島者をしっかりと把握できていれば、不要な自粛も本来は不要です。
さらにこの内容では、肝心の
「島外からの感染者が見つかった場合の対応・作戦」
については述べられていません。
それを実行するための「組織体制」が必要です。
以下、具体的なアクションについてです。
2 離島防疫の情報収集
全国・世界での防疫体制は様々です。
島の財政規模・人口動態・本土からの導線は異なります。
そのため、まずは表を作って「現状」と「ゴール」の設定をすべきです。
項目 | A島 | B島 | C島 |
水際対策A | 〇 | × | △ |
感染予防B | △ | △ | 〇 |
医療体制C | × | 〇 | 〇 |
3 感染者の早期発見
鹿児島県では、非接触型体温計での水際対策を強化しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aee81ae8b750d26dab2aa46034a646400a8dde0
少なくとも玄関口である福江島の港や空港には、こうした機器の導入を急ぐべきでしょう。
同じく離島である沖縄県では、「旅行者専用相談センター(TACО)の設置」をしています。
沖縄県の玉城デニー知事は26日午前の定例会見で、新型コロナウイルス対策のため那覇空港に設置している旅行者専用相談センター(TACO=トラベラーズ・アクセス・センター・オキナワ)の分室を宮古空港と新石垣空港にも設置する方針を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/85d8e1c67d81578156d32d8047a049afcb571fed
4 簡易的な隔離施設の確保
もしも感染者が見つかった場合、隔離する施設が必要となります。
都道府県と連携しながら、隔離施設の確保を急ぐべきでしょう。
これも現状、どこまで確保できているのでしょうか。
5 来島者の行動履歴の把握
現在、行動履歴の把握のためには様々なアプリがあります。
長崎県も積極的な導入を促していますが、浸透率はどの程度でしょうか。
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kansensho/corona_sessyokuappli/
五島市独自でも、来島者に対する促しをするべきです。
まとめ
五島市では、7月末~8月にかけて、来島者のピークを迎えます。
- 都心部での感染者数が増加している
- 都道府県知事・市長は来島者を抑制しない方針
である事を踏まえると、
感染者が見つかるのは時間の問題
です。そのため、
感染拡大が0の島
を目指すために、
1 感染予防のための組織作り
2 離島防疫の情報収集
3 感染者の早期発見
4 簡易的な隔離施設の確保
5 来島者の行動履歴の把握
が必要です。