おはようございます。
発信頻度がめっきり減ったYouTuberの中西です。
本日は、「コロナ終息のパターン」について考えてみます。
参考動画
1.ワクチン・治療薬が開発される
これは多くの人が期待する部分ですが、手順としては
- 基礎研究
- 非臨床実験(動物)
- 臨床試験(人間)
- 承認審査
という時間のかかるプロセスを踏む必要があるため、1年以内は厳しいと予想されます。
http://www.jpma.or.jp/medicine/med_qa/info_qa55/q33.html
2. 既存の薬の活用(組合せ含む)
これは既存の治療を使って、現在の症例に適応できないか、試みるアプローチです。
薬Aと薬Bを〇〇%ずつ配合したら、良くなりました!
なんていう事もあるかもしれません。
こちらについても、専門的な観点から様々な薬の候補が模索されています。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17853/
3. 集団免疫を獲得する
発症→回復→抗体を獲得
というプロセスにより、半数以上の人が抗体を持てば、ウイルスは感染拡大できなくなります。
しかし、社会全体でこれを実現しようとすると、
高齢者が罹患して重篤化するリスクもあるため、
諸刃の剣であるとも言えます。
まとめ
いずれかのパターンで終息に向かうにせよ、
短期的な終息(1年以内)は厳しい
でしょう。
しかし一方で、様々な社会活動がストップする事により、経済的なリスクも差し迫ってきます。
そうなった時、社会的なアプローチとしては
若い世代が重篤化する確率は低い
という事実を踏まえ、
- 高齢者は徹底的に外出自粛し感染リスクを抑える
- 若者は普段通りに活動し、抗体獲得&経済活動を回す
という二段構えの対策も可能性としてアリだというお話でした。
しかし、サザエさん的な家庭構成が多い社会では、このアプローチは非現実的です。
高齢者と若者の隔離・断絶が必要不可欠だからです。
例えば五島列島のように、物理的に閉鎖された空間であるならば、無人島を活用して
A島:感染を受容できる若者だけが住む島
B島:感染したらまずい高齢者だけが住む島
という形で、リスクの切り分けが可能です。
もちろん、短期的には現実的なアプローチではないかもしれません。
しかし、コロナ後の最適な社会を実装するに当たっては、
このような「リスク管理」をベースとしたグランドデザインも必要だと感じます。