五島の高校生たちへの祝辞

こんにちわ。

本日は、今年五島の高校を卒業される方々に対するメッセージです。

ご承知の通り、私は「来賓として呼ばれる立場」ではないので、ブログにて送らせていただきます。

ただ、いわゆる「ありきたりな祝辞」にはならないように、最大限気を遣って書いてみたいと思います。

先に言っておくと、内容は政治の話です。

まずは最近、特に私が感じている事から。

情報社会を楽しく生きよう

コロナウイルス騒動が世界中を騒がせています。

ネット空間の普及により、様々な声が飛び交う中で

「実体のヤバさ」が増幅されている印象もあります。

恐れすぎても駄目ですので、

「本当はどのくらいヤバいのか?」

私たち一人一人が見極める習慣をつける必要があると感じています。

その意味で、皆さんのようなスマホ世代は、格段にご両親よりも力があります。

以前から指摘されている通り、テレビの時代は終わりを迎え、ネット中心の情報へと変化しています。

そうした玉石混交の情報に触れる中で、「見極める力」や「自分で考える力」を身に着けて欲しいと思います。

方法は簡単で、

情報に多く接する事+多くの情報を吐き出す事

です。海外の情報も今は一瞬で手に入るので、ドンドン手を伸ばしていきましょう。

(有益な情報があったら、私にも教えてくださいね)

良い情報は、どんどんシェアしていきましょう。

明らかに間違った方向性に向かっている人がいたら、そっと手を差し伸べてあげましょう。

選挙は大事

それから18歳の年となる皆さんには、選挙権が付与されました。

私の頃は20歳でしたが、当時は選挙の事なんて、全く興味がありませんでした。

ところが10年経った今、その自分が「バッターボックスのど真ん中」に立とうとしている事が不思議でもあります。

政治家を選ぶ事は大事です。

その事に気が付いたのは、社会に出てからです。

もっと言うと、五島に移住してからです。

社会人の頃は、政治の事よりも会社で求められるスキルの勉強が忙しかったです。

それに加え、都会では「一票の濃度」が薄くなってしまうという問題もあります。

少なからず、高度にシステム化された「都会」に暮らしていると、政治との距離感は遠くなります。

2019年の選挙データを見ると、面白い傾向が読み取れます。

https://nakanishidaisuke.com/2019/05/01/senkyo/

今回のコロナ騒動では、

  • 国や県の号令にただ追随した市町村
  • 住民に対する忖度を最大化させ、優しい対応をした市町村

の明暗がはっきりと分かれました。

こうした事からも、

「市町村長の首長がどんな人物であるか?」

が非常に大きなテーマとなります。住民の事を忖度し、適切な対応が出来た自治体は、

ちゃんと非常時も、住民の事を考えてくれる市町村だな。

と認識されます。そしてその「神対応」は、SNSを通じて拡散されます。逆に、住民を軽視した対応が明るみになった自治体は、

住民がないがしろにする自治体には住みたくない

と認識されるため、人口が流出すると考えられます。つまり、首長の情報発信が人口対策にも繋がるという事です。

「人口減少対策が大事!!」

と躍起になっている地方の政治家を見つけたら、

「なぜSNSやYouTubeで情報発信しないのですか??」

と問いかけてみてください。

可能性しかない

私はこれからの時代、

若い人には可能性しかない

と思っています。「若い」と言うのは実年齢の話ではなく、精神的な面での話です。

やりたい事を実現できるハードルは、どんどん下がっています。

挑戦したいこと・実現したいことがあるなら、やらない理由はありません。

それが見つからなければ、見つかるまでいろいろな経験を積み重ねましょう。

今すぐ行動しましょう。

年齢を理由に可能性に蓋をするのは、勿体ないです。

好むと好まざるとに関わらず、世界は大きく変わります。

少しの勇気と行動で、自分の世界も大きく変わります。

こんな時代ですので、変化を恐れず、楽しみましょう。

何かに執着し、変わる事を恐れる人生

よりも、

何かに固執せず、変化を前向きに捉える人生

の方が楽しいと思いませんか?

私は毎日、若い人たちとそんなワクワクを語り合いたいと思っています。