強風と恐怖
本日もコロナ関連の話です。
大村の町を歩きながら、
予想よりも早く、大きく風の向きが変わっている
と感じた次第です。
以前の動画では、「スーパーリバース」の紹介をしましたが、思っていた以上にそれが早く来そうです。
簡単に言うと、「今までの常識」が全く逆になるという話です。
株式市場の「恐怖指数」が上昇し、
株価の下落と経済の縮小が避けられそうにありません。
そんな中、私たちは今、「生き方の転換」を求められています。
https://nakanishidaisuke.com/2020/03/10/life-as-one/
そして同時に、政治の目指すべき方向性も再検証が必要です。
これまでの政治的なスタンスは、
「あの頃の栄光を取り戻す」
という方向性で、
「外貨を稼ぐためにの観光や輸出」を促進してきました。
その根底にあるのは、
稼ぐことが幸せに繋がる
という、「エコノミックアニマル」的な発想です。
そのため、地方創生の文脈の中でも
稼ごうとする人に対するインセンティブ
が非常に強く働いて来ました。
例えば五島では、国境離島新法の補助金によって、「稼ぎたい事業者」に対する恩恵が大きくなりました。
現職の市長の元では、この政策はこれまで通り推進されそうです。
しかしここに来て、コロナショックです。
増税によって消費は既に落ち込んでいる中、GDPを始めとする「足元の経済状況」はズタズタの状態です。
更に経済的な苦境は続くでしょう。
攻めと守り
これまでの国・県・市町村の政策は、
(A)稼ぎたい人に対する補助
(B)稼げない人に対する支援
の関係でいうと
「A>B」 でしたが、今後は 「A<B」
への転換が必要です。
そもそも、稼ぐ能力が高いに対しては、政治的な補助なんて必要ありません。
そして若い世代を中心に、
「バリバリお金を稼ぐこと」
が時代遅れになっています。
(B)の究極的な政策はベーシックインカムになりそうですが、まだまだ日本では導入に時間が掛かりそうです。
しかし少なくとも、「別の方向性」への転換は、想像以上に早く進むと予想しています。