比較心理学
本日は初めに、比較心理学のお話です。
比較心理学って何?
という疑問もありますが、キチンとした定義はありません。
この記事では、
「人間の心を知る上で、人間以外の動物と比べてみる」
学問くらいに考えてください。
参考記事
https://nakanishidaisuke.com/2017/03/12/monkey-forest/
動物には「行動パターン」がある
動物園に行ったことがある方は分かるかと思いますが、動物は結構同じような行動を繰り返しています。
あっちにいったと思ったら、また元の場所をぐるぐる回ってみたり。
もちろん、空腹や発情によって異なるパターンを示す時もありますが、動物が示す行動パターンは、基本的に大体同じです。
これは動物に限らず、ニンゲンだって同じです。
大体何時に起きて、何時に寝る
という生活サイクルと繰り返しの中で、小学生からサラリーマンまで生活をしています。
だからどーした?
と思われるかもしれませんが、もう少しだけ。
動物は惰性的
野良猫を見れば一目瞭然ですが、動物って基本的に惰性的です。
猫から見れば、
あいつら、にゃんであんなに忙しく働いてんだにゃん?
という感じでしょう。
そりゃあ毎日忙しく働くサラリーマンだって、
毎日必ず1万円のお小遣いが貰えるなら、
家でダラダラTVを見たり、ゲームをする人が殆どでしょう。
ニンゲンがその辺の動物よりも忙しいのは、
忙しく働かないと生きていけない社会(ベーシックインカムが支給されない)に生きているからです。
特に日本で住む人は、海外から「エコノミックアニマル」と揶揄されるくらい、モーレツに働いてしまう傾向があります。
動物は年を取ると、行動が鈍くなる
これはもう説明するまでもない事ですが、動物は年を取ると、行動が鈍くなります。
身体機能が衰えるから、当然です。
そうすると、今まで以上に惰性的になり、新しい出会いや発見を求めようとする運動の機会が減ります。
動物の特性
以上の事をまとめると、
- 動物は基本的に惰性的
- 動物は加齢に伴い、惰性が強化される
- 動物は基本的に同じ行動パターンを繰り返す
これが「動物」という枠の中で見た時の人間です。
仕事もしないで毎日ダラダラしている人を見て、
あの人は道楽者だ!
なんて非難する人もいますが、人間は基本的に楽をしたがる生き物です。
- 今までと同じことを繰り返していたい。
- 新しい行動や方法は試したくない。
- 外に出るのは面倒だ。
- 出来れば安全な場所でずっとぬくぬくしていたい。
それが動物としての、人間の基本的なスタンスだと思います。
そこでようやく、「選挙の話」です。
「若い=変化」のイメージ
私は今、「選挙のキャッチフレーズ」的なモノを考えています。
若い力で五島を変えていきましょう!
なんていう、ありきたりな掛け声は、基本的に「若い人」にしか響かないし、ピンとこない気がします。
それに、動物としての人間の惰性を考慮すれば、
別に無理して変わらなくてもいーし。
と言われた時に、反論ができません。
そこでどういう発想の転換が必要か。
本日、冨江のブルーラインをスーツで8キロ散歩しながら思いついたのは、
頑張るから応援してください!
っていうシンプルなメッセージです。
変化があるとかないとかは抜きにして、ただそれだけ。
結局、大多数の有権者の素直な気持ちとしては、
応援したいか否か?
というシンプルなモノだったりします。
もちろんそうではなく、政策や政党・肩書き・地縁との人間関係・利害関係を重視する人もいるでしょう。
そういう意味では、私は地元出身でもないし、資金力もないので、
純粋に応援したくなる、スポーツマン的な存在
を目指した方が良い気がしました。
真面目な政策の話ばかりをするのではなく、夕焼けマラソンとか椿マラソンとか、その辺りで注目されるように、努力する路線も良いかと。