NHKの番組
朝の情報番組で
という番組が放送されていました。この番組を見て思ったのは、
(情報に疎い人は、こうやって騙されるんだなー)
ということです。関連記事はこちら
https://nakanishidaisuke.com/2017/06/04/joujaku/
太陽光パネルと蓄電池は、決して安くはない買物です。
しかし番組では、
- 太陽光を利用すれば、停電のときでも安心!
- 太陽光を利用すれば、売電で収入が得られてお得!
- 再生エネは「クリーンエネルギー」です!
というような紹介がされていました。一方で、デメリットとしては
- 電気代が高くなっています
- トラブル相次ぐメガソーラー
という部分が紹介されていました。
偏向報道のNHK
そもそも、番組のタイトルが「知ればお得!」ってどうなんでしょう?
これが中立的な情報なのでしょうか?私から見れば、
太陽光パネルのメーカーに対する利益誘導
のようにしか見えません。或いは、
再生可能エネルギーの比率を高めたい政府の思惑
を反映した番組のように見えました。
そもそも、再生可能エネルギーについては、ゲストも含めて殆ど無知のように見えました(そう振舞っているだけ?)。
それなのに、タイトルの段階で「お得」と誘導するのは、いかがなものなのでしょうか。中立的な報道機関としては、
「再生可能エネルギーの現状」
くらい、中立的・客観的であることを強調する必要があるでしょう。実際、太陽光パネルの普及制度(FIT)は既に曲がり角を迎え、ソーラーパネルは不良債権になりつつあります。
10年前と比べると、買取価格は急激に下がり、今後も以前のようには収益が見込めません。
https://nakanishidaisuke.com/2018/09/10/solor-power/
消費者がこの番組だけを見て乗せられて、
(我が家も万が一のために、太陽光を導入しようかな?)
と思わせれば、パネルメーカーはウハウハです。
「上手い話には裏がある」といいますが、結局国民は、未だにマスメディアの情報操作によって、誘導させられているのでしょう。
私が日本の再生可能エネルギーを巡る制度を見て感じるのは、
- 「エコ」という大義名分を掲げるパネルメーカーが利益を狙い
- 国の制度に働きかけて経済原理にそぐわない制度を作らせ
- マスメディアを利用して太陽光発電を普及させる一方
- 一般の国民にはそのしわ寄せ負担をさせている
という状態です。確かに自然災害は増え続け、環境問題は深刻の度合いを増しています。
昨今の台風や大雨を見るにつれて、それは実感として分かります。
しかしながら、「エコ」で「クリーン」な電源とされる再生可能エネルギーについては、
- ベースロード電源に成りえないこと
- ドイツの事例からも、CO2削減には寄与しないこと
- 国民の生活に対する負担(電気料金)を増やすこと
といった点をブラックボックスにして、神聖化している状態です。