地方創生
最近は政治や芸能のスキャンダルだらけで、あんまり聞かなくなりましたね、「地方創生」。
私も地方に移住してはや15ヶ月が経とうとしておりまして、最近は結構きてます。
飽きが。
梅雨も来てますね。
住めば都。喉もと過ぎれば暑さ忘れる。って感じで、人間は同じ環境にすぐに慣れてしまうんですね。
高い空を見上げていると、
アジアにフラッと旅行でも行きたいなー
と思いながら、梅雨どきに旅行に行く計画を立てたりしてます。
旅行は「癒し」から「体験」へ
社会人を辞めて島に移住してから、「旅行」の位置づけ変わってきました。
社会人の頃は、基本的に「生活」が疲れるものでした。
日々少しずつダメージを蓄積させて、それを「休み」にザーッと回復させて、また「生活=日常」に戻っていく感じです。
ドラクエで言えば、「旅行=宿屋」って感じです。
ところが島に移住してきてからは、「生活」そのものが疲れません。仕事と趣味の垣根が曖昧になり、最近は飲みに行くのが一番の仕事だったりします(人脈が増え、新鮮な情報が手に入る)。
そうなってくると、「旅行」に求めるものは、仕事から隔離された「癒し」ではなく、仕事に良い刺激を与える「体験」になってきます。
ですので、「旅行」も社会人が憧れるような沖縄的な「癒し」ではなくて、もっと人里離れた、限界集落に行ってみたいな、と思ったりもします(五島にも沢山ありますが)。
内向きな政治の風潮
日本の地方は、どこも崖っぷちです。
高齢化&財政悪化という危機を背負いながら、どこの市町村の職員さんも、それなりに頑張っているのだと思います。
だけどそもそも、市長とか知事とか、トップの号令がすごく大事だと思うんですよね。
それで、よく選挙や公約で耳にするのが、
○○市のために頑張ります!
地元のために取り組みます!
と言う言葉です。
トランプさんのアメリカファースト、小池さんの都民ファーストに倣う形で、政治の世界では、「内向き」が蔓延しています。
「地方のために」はジリ貧
で、結局それぞれの地方が少ない予算とアイデアを競って、現在の枠組みで競争をしていても、全体としてみればジリ貧だと思うんですよね。
観光振興や物産振興は、結局パイの奪い合いになるためです。
何が言いたいのかと言うと、「地方」に対する貢献ではなく、「世界」に対する貢献を謳ったほうが、中長期的に見て生存確率が高いということです。具体的に言えば、
「世界の国々」が今後直面するであろう問題を解決できる地域を目指します!
というような発想こそが、大事です。そうすれば、世界中から資金、ヒト、情報が集まるのは間違いありません。
特に大事なのは、医療・介護分野でいかに財政支出を抑えたサービス提供が実現可能か?
という視点です。これこそまさに、日本の地方が先駆けて解決案を提案すべき分野です。