風通しと腐敗の論理

  • 2018年4月13日
  • 2018年4月13日
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安倍政権もそろそろ末期?

あちらこちらで不祥事が摘発されている安倍政権。

そろそろ潮時というか、節目なのかもしれませんね。

ただ、これから先に重要な舵取りを担える候補がいないことが、今の政局にとっての問題点ですね。

さて本日は、以前から私が考えている、「腐敗の仕組み」を紹介したいと思います。

同じ場所に留まると、モノは腐る

小学生でも分かることですが、りんごやみかんを同じ場所に何日も放置しておくと、腐ってしまいますよね。

リンゴにはりんごの食べ時、ミカンにはみかんの食べ時があるからです。それは食べ物だけではなく、人間も同じです。

同じ立場、同じ役職にずっと留まっていると、横領や不祥事が横行することは、歴史の事実が示している通りです。

広く言えば、生き物が一つの場所に留まることは、不自然なことです。それは次第に腐敗していくからです。

組織の人も、動物も、新陳代謝を行うことによって生きています。その新陳代謝が途絶えた瞬間、少しずつ外側から蝕まれていきます。

食物でいえば細菌に、人間でいえば権力のおこぼれを狙う輩に、という感じで。

腐敗を防ぐためには?

食べ物でいえば、在庫管理の問題と同じです。

何日も使われない食べものは、捨てるか飼料にするしかありません。つまりは「入れ替え」です。

お金も同じですが、ずっと使われないまま、永遠に価値を保存することはできません。

組織で言えば、周期的に権力のトップを担う人間を変える仕組みを作ることが肝心でしょう。

自民党総裁の任期は4年と決まっているそうですが、その「周期の長さ」が今の時代のスパンに合っているかを検証することではないでしょうか。

社会の変化がこれだけ激しい時代にあって、4年と言うのはもう途方もない長さだと私は思います。

しかしこの、「トップを周期的に変える」仕組みと逆行しているのが今の中国で、名目上は永久的にトップがトップで存在し続ける仕組みになりつつあります。

それはつまり、必然的に政権が腐敗していくことを意味しています。

中国の権力恒久化と情報の拡散

既に腐敗だらけだという指摘もされていますが、今後はさらに腐敗が横行する社会になっていき、一方で拡散する情報は、抑えようがありません。

広がり続ける情報と権力の常態化。

この現象がもたらすものは、中国の空洞化である気がします。

多くの人が、多くのツールを使って、中国という国がどうしようもなく腐敗していく事実を目の当たりにするからです。

人間はこの先間違いなく、土地に対する依存度が少なくなっていきますので、誰も好んで臭い場所には居たくないと思います。

社会を見限って亡命、という流れは、今のシリアや中東の国々でも散見されます。