そもそもどうしてニュージーランドに行くかについて書きたいと思う。
私は一人旅が好きで、会社の休みを利用して国内や海外を旅している。
2016年3月、長崎の五島列島の一つである福江島を訪れた際に、私は自然の美しさと、島全体の雰囲気に強く心を惹かれた。
そこで私は会社を辞めることを即断し、海外の人向けに宿泊施設(ゲストハウス的なもの)を作ろうと思ったのである。
実際その島は、素晴らしい観光資源を豊富に持ちながら、外国人向けという点では、あまり整備されていないように感じられた。
早速会社の上司に辞めることを告げると、彼は驚いた表情でこう言った。
「え?事業計画書とか作ったの?マーケティングはしたの?www」
そんなことは一切何もしていなかった私は、
「大丈夫です。きっとうまくいきますので」
と根拠もない返答をした。しかし実際のところ、私の決断はあまりにも時期尚早であるということはわかっていた。
- 初期投資はいくらかかるのか??
- 良い物件はあるのか??
- そもそも海外の人は、長崎の離島に来るのか??
- 1人だけでやっていけるのか??
その他、数えたらきりがないほどの未確定要素があって、数多くの準備が必要である。
しかし何はともあれ、やってみないとわからないではないか。
私はそう思って会社を辞める決断をした。まあ見切り発車という感じである。民泊の流行や、オリンピックを見据えたインバウンド需要の拡大という、楽観的な見通しのせいもあったからかもしれない。
宿泊施設という考えはあるものの、その具体的なイメージはまだ固まっていない。
単なるホテルは既に存在するし、安いゲストハウスも存在する。民泊も勃興する中で、新しい宿泊形態は可能だろうか。
会社を辞めてから2ヶ月ほど、完全に自由な身(ニート)になった。その間に出来るだけ国内の色々な場所に回って、自分の開業するイメージを固めておきたいと思い、旅に出た。
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また、宿泊施設を開きたいと思う一方で、
日本じゃない場所で生活したい
という思いもあった。そこで「海外での情報収集」をすれば一石二鳥であると思い、海外に行くことにした。
海外からの留学生が多く、尚且つ自然が豊かな所(←大事な条件)という場所を調べ、ニュージーランドにした。
そして2016年の9月から1年間、お金の許す限り現地での生活を楽しみ、宿泊施設を開く上で有益な情報を仕入れたいと思う。